レクサスのクロスオーバーSUVに位置する、「RX」の新型が発表されました。日本での発売は8月下旬を予定しています。どんな変更点があったのか、探ってみたいと思います。
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そもそも初代が登場したのは、1998年3月。発売直後から北米市場で爆発的な人気モデルとなり、その後5年間の販売台数は約37万台にも上りました。今回の新型は、2015年に発表された4代目のマイナーチェンジモデルとなり、エクステリアに関しては、フロント・リヤとキャラクターラインの繋がりを良くすることで勢いのあるサイドビューとしています。さらにL字モチーフのブロックメッシュパターンを採用したスピンドルグリルなど、レクサスデザインの記号性を強調しています。“version L”では、バンパー下部をバンパーガード形状にして力強さを表現、“F SPORT”ではリップスポイラー形状にして軽快さを演出。シャシーの構造変更により、ボディ剛性をアップしているのも特徴です。
【フォトギャラリー】※GetNavi web本サイトで見られます
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ちなみにこちらは、現行型のRX350L。上の写真のマイナーチェンジ後(8月発売予定)と比べてみると、フロントマスクの違いは一目瞭然です。ヘッドライトがやや大きく、グリルのメッシュは横フィンタイプ。フォグランプはヘッドライトすぐ下にレイアウトされています。マイナーチェンジ後のRXは、より洗練されスタイリッシュなデザインとなっていますね。
続いてヘッドランプにクローズアップ。ハイビームの照射エリアを制御する「AHS(アダプティブハイビームシステム)」をさらに進化させた、新装備のブレードスキャン式のAHSでは、LEDを光源に使ってハイビームの光を高速回転する2個のブレードミラーに照射します。ハイビームが照らす範囲に先行車両や対向車がいる場合、ブレードミラーの回転とLEDの照射を連動させ、光を当てたくない範囲を絞り込み無点灯にできます。
室内の変わった点といえば、ナビのタッチディスプレイ化やUSBソケットの増設、スマートフォン収納箇所の追加など。特にわかりやすいのが、センターコンソールに新設された横長のタッチディスプレイ。これは「Apple CarPlay」や「Android Auto」といったスマホ連携機能を備えています。さらに電動格納式の3列目シートは、従来からあるポジションに加え、足下空間とラゲージスペースを重視し、シーンに合わせて操作可能。3列シート車の2列目シートにキャプテンシート(左右独立していて、それぞれに肘掛けが付いたゆったり座れる椅子)の設定を追加することで、ゆったりとした快適な室内空間を実現しています。
安全性能は単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、昼間の自転車運転手や夜間の歩行者も検知可能になった「プリクラッシュセーフティ」を装備。さらに、自動車専用道路等において設定した車速内で前走車との距離を一定になるよう加減速制御する「レーダークルーズコントロール」および、同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する高度運転支援機能「レーントレーシングアシスト」など搭載。
以上が主なマイナーチェンジといった変更内容ですが、新型RXのボディサイズや価格帯などの発表はまだなので、続報を待ちたいところです。
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