ヤンマーの創業100周年を記念して2013年にオープンした「ヤンマーミュージアム」。年間10万人以上が訪れる人気施設が、この秋リニューアルする!ということで、「ヤンマーミュージアム」リニューアルオープン プレス発表会・内覧会に潜入してきました。思わず子どもたち以上に夢中になってしまった様子をレポートします!
ヤンマーといえば、世界で初めてディーゼルエンジンの小型化に成功したことで知られています。創業者である山岡孫吉の”決して諦めないチャレンジ精神”、いわばヤンマーのDNAを、日本の未来を背負う子どもたちに学んでほしい!という願いのもと、ヤンマーミュージアムがこの度大幅リニューアルしました。
コンセプトは、「やってみよう!わくわく未来チャレンジ」。大地をテーマにした「LANDエリア」、都市がテーマの「CITYエリア」、そして海をテーマにした「SEAエリア」の3つのゾーンを中心に、見て・触れて・体験しながら学べるコンテンツがいっぱいです。
ヤンマーカードにポイントを加算していこう!
入館する際にもらえるのが、ヤンマーカード。
チャレンジ前にこのカードのQRコードを読ませることで、各アトラクションやゲームで獲得したポイントが記録されていきます。
そのままでも使えますが、館内の機械でニックネームを登録できます。今回は「GetNavi」と登録してみました。
ヤンマー創業者のチャレンジ精神がまるわかり!「わくわくチャレンジシアター」
まずは「わくわくチャレンジシアター」で、ヤンマーの創業者・山岡孫吉の生い立ちから会社設立、小型ディーゼルエンジン開発に至るまでのストーリーを鑑賞します。
いかなる挫折にも負けず、チャレンジし続ける精神に感動! そして、物語が終わると…
スクリーンが左右に開き、広々としたチャレンジエリアが登場。粋な演出に、テンションが一気に上がります! まずは、大地をテーマにした「LANDエリア」からチャレンジしていきます。
【大地をテーマにした“LANDエリア”で遊び倒す!】
体全体でエンジンの仕組みが理解できる「リズムエンジン」
ヤンマーといえば、ディーゼルエンジン。トラクターや船などいろいろなフィールドで活躍する身近な存在ながらも、どのように動くかまでは知らないという子どもたちは多いのでは。そこで、楽しくエンジンの仕組みを理解してもらうためのコンテンツが「リズムエンジン」です。
画面に出てくる矢印にあわせて体を動かすと、空気が入り、圧縮され、燃焼して、爆発して…最新のデジタル技術で、リズムに合わせてエンジンの仕組みが覚えられます。想像以上に体全体を使うから、いい運動になりました…。
小さな子どもも前方の足型にあわせて立てば、大人と同じように体験できますよ。
トラクターって便利だ!「たがやせ!フィールド」
トラクターのありがたみがよーくわかるのが、「たがやせ!フィールド」。クワを振りかざし、リズムに合わせて畑を耕していきます。
タイミングが合えばポイントが加算されていき、ある点数以上になると、トラクターが登場してガガガーっと一気に耕してくれます。「トラクターってすごい!めっちゃ便利!」と実感できるコンテンツです。
振り下ろすタイミングを誤ると、石に当たって手がジーン…。
館内中央に展示されているコンセプトトラクター「YT01」もお見逃しなく。
【海をテーマにした“SEAエリア”で遊び倒す!】
自分だけの魚を育てる!「マイフィッシュ マイオーシャン」
お次は、「SEAエリア」へ。ヤンマーは養殖の技術も提供しているということで、魚に餌をあげて大きく育てる体験ができる「マイフィッシュ マイオーシャン」。人と自然が共生するサステナブル漁業体験がテーマです。
好きな魚をマイフィッシュに選んだら、ゲームスタート。
マイクに向かって「あつまれ~!」と声をかけると、魚たちが集まってきてエサを食べ、大きくなっていきます。サメとタコを怒らせないように注意して!
最後は、リールをまいてマイフィッシュを収穫。うまく捕獲できるかな?
風を感じながら波に乗る!「ウェイクサーフィンボートレース」
ヤンマーのマリン事業でつくられているプレジャーボートを操縦して、ヤン坊とマー坊をうまく波に乗せて楽しむコンテンツが「ウェイクサーフィンボートレース」。
速度を一定に保ちながらレバーを操作し、ポイントリングを通過していきます。風や振動も感じられて、臨場感バツグン。高得点が取れると、ヤン坊マー坊がありえないトリックを見せてくれちゃう!?
展示されているオリジナルプレジャーボートもカッコいい!
【都市をテーマにした“CITYエリア”で遊び倒す!】
高さ6mのボルダリングに挑戦!「サステナブルエナジークライミング」
続いては、「CITYエリア」へ。体を動かすことがエネルギーに変換されるということを実感できるコンテンツが「サステナブルエナジークライミング」。壁を登っていき、一番上のボタンをタッチすると、街に明かりが灯ります。
小学生以上(16kg以上140kg以下)なら、ハーネスをつけて高さ約6mの壁にのぼる「トップロープ」にチャレンジできます。ただし運動靴の着用が必須、筆者のようにヒールで来ちゃったママは体験できませんのでお気をつけて。動きやすい服装とスニーカーで行くことをおすすめします。
そこまで高いのはちょっと…という人は、隣の「ボルダリング」へ。こちらは靴を脱ぎ、靴下でチャレンジするアトラクションです。素足で来た人は、入り口のミュージアムショップで靴下を購入できますよ。
本物のパワーショベルを操作できる!「ざくざく!パワーショベルチャレンジ」
本物の建設機械を操作体験できるのが「ざくざく!パワーショベルチャレンジ」。色とりどりのボールを、ショベルカーを操作してすくい上げていきます。
工事をしているビルの外では、ボルダリングにチャレンジしている子どもたちの姿が…。ちょっとユニークな空間で、不思議な一体感が味わえます。
チビッコも思いきり遊べる!「キッズエナジーアスレチック」
小さな子どもも思う存分楽しめるのが「キッズエナジーアスレチック」。
未就学児用のアドベンチャーゾーンと、小学生以上中学生以下向けのチャレンジゾーンの2種類あり、それぞれ迷路のようなアスレチックに挑戦です。裸足はNGなので、靴下をお忘れなく。
【“その他のコンテンツ”でも遊び倒す!】
プロのパスを受けてシュート!「フットボールチャレンジ」
ヤンマーがセレッソ大阪のスポンサーをしていることから誕生したアトラクション「フットボールチャレンジ」。滋賀県出身であり、元セレッソ大阪の乾貴士選手からパスを受け、シュート体験ができます。
画面に乾選手が登場、華麗なボールさばきからのパス! ゴール目指してボールをキックし、見事シュートがキマるとポイントGet!
チャンスは2回。2本とも200ポイントにシュートできたので、暫定1位になったよー!
セレッソ大阪のグッズや選手たちのサインも展示してあるので、サッカー好きは大興奮しちゃうかも!
ほかにも魅力的なコンテンツがいっぱい!
このほかにも、さまざまなジャンルのクイズに答える「チャレンジ+」や「南極ディスカバリー」など、楽しいコンテンツがいっぱいです。
2階の「マイアース」に行くと、その日のチャレンジを振り返ることができます。
館内の大画面に自分の得点と順位が表示される、うれしいサプライズも! なお、ポイントは一年間有効。自分の頑張りが可視化できるので、達成感がありますね。
【癒しの場や食でも、楽しめる要素が盛りだくさん!】
ちょっと疲れたら2階の「ヤンマーテラス」でひとやすみ
チャレンジ続きでちょっと疲れたら、2階の「ヤンマーテラス」へ。生態系がわかる「屋根の上のビオトープ」でひとやすみできます。
なんと、足湯(おにやんまの湯)も! ヤンマーの技術で、発電時の熱を使って温泉がわかせるというシステムです。
屋上にある「おにやんまの見晴台」からは、長浜市が一望できます。
おいしいおにぎりを頬張ろう!「Premium Marche BIWAKO」
お腹が空いたら、入り口横にあるレストラン「Premium Marche BIWAKO」へ。精米から炊飯、調理までを目の前で体験できます。
メインはおにぎり、サイドメニューには鶏のからあげやだし巻き卵、お味噌汁、カレーなど、どれも体と心に染み入るおいしさです。
おしゃれなデザインのグッズも見逃せない!「ヤンマーミュージアムショップ」
たくさん遊んで大満喫! 最後に「ヤンマーミュージアムショップ」で、自分使いにもお土産にもピッタリのグッズをチェックしましょ。
ロゴもトラクターやボートのイラストも、とにかくおしゃれで可愛すぎる! トートバッグにリングノート、ボールペン、さらにはマグカップやハンドタオル、マグネットなど種類も豊富です。
一日中家族で大満喫できる文句なしの施設なのに、入館料はとってもリーズナブルでママもうれしい! 最新のテクノロジーが学べて、大人も子どもも夢中になって楽しめる「ヤンマーミュージアム」は10月5日オープンです。「事前予約優先制」なので、遊びに行く日が決まったら、web予約をお忘れなく!
■ヤンマーミュージアム
住所:滋賀県長浜市三和町6-50
アクセス:JR北陸本線長浜駅より徒歩10分、タクシーで5分(約1km)
入館料:一般600円/小・中学生300円/未就学児 無料
営業時間:10時~18時(入館受付:9時45分~17時)
定休日:月曜日 ※月曜日が祝日の場合は翌平日
【フォトギャラリー(GetNavi webにてご覧になれます)】