乗り物
2019/10/4 17:30

年間10万人が訪れる「ヤンマーミュージアム」が大規模リニューアル!子ども以上に本気になって遊べる施設だった

ヤンマーの創業100周年を記念して2013年にオープンした「ヤンマーミュージアム」。年間10万人以上が訪れる人気施設が、この秋リニューアルする!ということで、「ヤンマーミュージアム」リニューアルオープン プレス発表会・内覧会に潜入してきました。思わず子どもたち以上に夢中になってしまった様子をレポートします!

ヤンマーといえば、世界で初めてディーゼルエンジンの小型化に成功したことで知られています。創業者である山岡孫吉の”決して諦めないチャレンジ精神”、いわばヤンマーのDNAを、日本の未来を背負う子どもたちに学んでほしい!という願いのもと、ヤンマーミュージアムがこの度大幅リニューアルしました。

 

コンセプトは、「やってみよう!わくわく未来チャレンジ」。大地をテーマにした「LANDエリア」、都市がテーマの「CITYエリア」、そして海をテーマにした「SEAエリア」の3つのゾーンを中心に、見て・触れて・体験しながら学べるコンテンツがいっぱいです。

ヤンマーカードにポイントを加算していこう!

入館する際にもらえるのが、ヤンマーカード。

チャレンジ前にこのカードのQRコードを読ませることで、各アトラクションやゲームで獲得したポイントが記録されていきます。

そのままでも使えますが、館内の機械でニックネームを登録できます。今回は「GetNavi」と登録してみました。

 

ヤンマー創業者のチャレンジ精神がまるわかり!「わくわくチャレンジシアター」

まずは「わくわくチャレンジシアター」で、ヤンマーの創業者・山岡孫吉の生い立ちから会社設立、小型ディーゼルエンジン開発に至るまでのストーリーを鑑賞します。

いかなる挫折にも負けず、チャレンジし続ける精神に感動! そして、物語が終わると…

スクリーンが左右に開き、広々としたチャレンジエリアが登場。粋な演出に、テンションが一気に上がります! まずは、大地をテーマにした「LANDエリア」からチャレンジしていきます。

 

【大地をテーマにした“LANDエリア”で遊び倒す!】

体全体でエンジンの仕組みが理解できる「リズムエンジン」

ヤンマーといえば、ディーゼルエンジン。トラクターや船などいろいろなフィールドで活躍する身近な存在ながらも、どのように動くかまでは知らないという子どもたちは多いのでは。そこで、楽しくエンジンの仕組みを理解してもらうためのコンテンツが「リズムエンジン」です。

画面に出てくる矢印にあわせて体を動かすと、空気が入り、圧縮され、燃焼して、爆発して…最新のデジタル技術で、リズムに合わせてエンジンの仕組みが覚えられます。想像以上に体全体を使うから、いい運動になりました…。

小さな子どもも前方の足型にあわせて立てば、大人と同じように体験できますよ。

 

トラクターって便利だ!「たがやせ!フィールド」

トラクターのありがたみがよーくわかるのが、「たがやせ!フィールド」。クワを振りかざし、リズムに合わせて畑を耕していきます。

タイミングが合えばポイントが加算されていき、ある点数以上になると、トラクターが登場してガガガーっと一気に耕してくれます。「トラクターってすごい!めっちゃ便利!」と実感できるコンテンツです。

振り下ろすタイミングを誤ると、石に当たって手がジーン…。

館内中央に展示されているコンセプトトラクター「YT01」もお見逃しなく。

 

【海をテーマにした“SEAエリア”で遊び倒す!】

自分だけの魚を育てる!「マイフィッシュ マイオーシャン」

お次は、「SEAエリア」へ。ヤンマーは養殖の技術も提供しているということで、魚に餌をあげて大きく育てる体験ができる「マイフィッシュ マイオーシャン」。人と自然が共生するサステナブル漁業体験がテーマです。

好きな魚をマイフィッシュに選んだら、ゲームスタート。

マイクに向かって「あつまれ~!」と声をかけると、魚たちが集まってきてエサを食べ、大きくなっていきます。サメとタコを怒らせないように注意して!

最後は、リールをまいてマイフィッシュを収穫。うまく捕獲できるかな?

 

風を感じながら波に乗る!「ウェイクサーフィンボートレース」

ヤンマーのマリン事業でつくられているプレジャーボートを操縦して、ヤン坊とマー坊をうまく波に乗せて楽しむコンテンツが「ウェイクサーフィンボートレース」。

速度を一定に保ちながらレバーを操作し、ポイントリングを通過していきます。風や振動も感じられて、臨場感バツグン。高得点が取れると、ヤン坊マー坊がありえないトリックを見せてくれちゃう!?

展示されているオリジナルプレジャーボートもカッコいい!

 

【都市をテーマにした“CITYエリア”で遊び倒す!】

高さ6mのボルダリングに挑戦!「サステナブルエナジークライミング」

続いては、「CITYエリア」へ。体を動かすことがエネルギーに変換されるということを実感できるコンテンツが「サステナブルエナジークライミング」。壁を登っていき、一番上のボタンをタッチすると、街に明かりが灯ります。

小学生以上(16kg以上140kg以下)なら、ハーネスをつけて高さ約6mの壁にのぼる「トップロープ」にチャレンジできます。ただし運動靴の着用が必須、筆者のようにヒールで来ちゃったママは体験できませんのでお気をつけて。動きやすい服装とスニーカーで行くことをおすすめします。

そこまで高いのはちょっと…という人は、隣の「ボルダリング」へ。こちらは靴を脱ぎ、靴下でチャレンジするアトラクションです。素足で来た人は、入り口のミュージアムショップで靴下を購入できますよ。

 

本物のパワーショベルを操作できる!「ざくざく!パワーショベルチャレンジ」

本物の建設機械を操作体験できるのが「ざくざく!パワーショベルチャレンジ」。色とりどりのボールを、ショベルカーを操作してすくい上げていきます。

工事をしているビルの外では、ボルダリングにチャレンジしている子どもたちの姿が…。ちょっとユニークな空間で、不思議な一体感が味わえます。

 

チビッコも思いきり遊べる!「キッズエナジーアスレチック」

小さな子どもも思う存分楽しめるのが「キッズエナジーアスレチック」。

未就学児用のアドベンチャーゾーンと、小学生以上中学生以下向けのチャレンジゾーンの2種類あり、それぞれ迷路のようなアスレチックに挑戦です。裸足はNGなので、靴下をお忘れなく。

 

【“その他のコンテンツ”でも遊び倒す!】

プロのパスを受けてシュート!「フットボールチャレンジ」

ヤンマーがセレッソ大阪のスポンサーをしていることから誕生したアトラクション「フットボールチャレンジ」。滋賀県出身であり、元セレッソ大阪の乾貴士選手からパスを受け、シュート体験ができます。

画面に乾選手が登場、華麗なボールさばきからのパス! ゴール目指してボールをキックし、見事シュートがキマるとポイントGet!

チャンスは2回。2本とも200ポイントにシュートできたので、暫定1位になったよー!

セレッソ大阪のグッズや選手たちのサインも展示してあるので、サッカー好きは大興奮しちゃうかも!

 

ほかにも魅力的なコンテンツがいっぱい!

このほかにも、さまざまなジャンルのクイズに答える「チャレンジ+」や「南極ディスカバリー」など、楽しいコンテンツがいっぱいです。

2階の「マイアース」に行くと、その日のチャレンジを振り返ることができます。

館内の大画面に自分の得点と順位が表示される、うれしいサプライズも! なお、ポイントは一年間有効。自分の頑張りが可視化できるので、達成感がありますね。

 

【癒しの場や食でも、楽しめる要素が盛りだくさん!】

ちょっと疲れたら2階の「ヤンマーテラス」でひとやすみ

チャレンジ続きでちょっと疲れたら、2階の「ヤンマーテラス」へ。生態系がわかる「屋根の上のビオトープ」でひとやすみできます。

なんと、足湯(おにやんまの湯)も! ヤンマーの技術で、発電時の熱を使って温泉がわかせるというシステムです。

屋上にある「おにやんまの見晴台」からは、長浜市が一望できます。

 

おいしいおにぎりを頬張ろう!「Premium Marche BIWAKO」

お腹が空いたら、入り口横にあるレストラン「Premium Marche BIWAKO」へ。精米から炊飯、調理までを目の前で体験できます。

メインはおにぎり、サイドメニューには鶏のからあげやだし巻き卵、お味噌汁、カレーなど、どれも体と心に染み入るおいしさです。

 

おしゃれなデザインのグッズも見逃せない!「ヤンマーミュージアムショップ」

たくさん遊んで大満喫! 最後に「ヤンマーミュージアムショップ」で、自分使いにもお土産にもピッタリのグッズをチェックしましょ。

ロゴもトラクターやボートのイラストも、とにかくおしゃれで可愛すぎる! トートバッグにリングノート、ボールペン、さらにはマグカップやハンドタオル、マグネットなど種類も豊富です。

 

一日中家族で大満喫できる文句なしの施設なのに、入館料はとってもリーズナブルでママもうれしい! 最新のテクノロジーが学べて、大人も子どもも夢中になって楽しめる「ヤンマーミュージアム」は10月5日オープンです。「事前予約優先制」なので、遊びに行く日が決まったら、web予約をお忘れなく!

 

■ヤンマーミュージアム

住所:滋賀県長浜市三和町6-50

アクセス:JR北陸本線長浜駅より徒歩10分、タクシーで5分(約1km)

入館料:一般600円/小・中学生300円/未就学児 無料

営業時間:10時~18時(入館受付:9時45分~17時)

定休日:月曜日 ※月曜日が祝日の場合は翌平日

 

【フォトギャラリー(GetNavi webにてご覧になれます)】