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2020/4/14 19:30

ムササビ、ゴリラ、カッパと緩すぎる名前なのに、有能すぎる洗車グッズで愛車をピッカピカにしてみた

YouTubeをザッピングしているとたまに、関連動画や「あなたにおすすめ」で唐突に何の脈絡もない動画がレコメンドされたりしませんか? 今回、紹介する「ProStaff(プロスタッフ)」のアイテムもまさに、YouTubeをダラ観しているときに出合った、しかも「コレはいい!」と感動した商品です。

 

動画自体は芸人のジャルジャルが同ブランドの商品を題材にしたネタを披露するというもので、ジャルジャルらしさが全開。シュールな展開に「ニヤッ」とさせられます。

で、気になったのはネタに出てくる商品、ムササビクロス。1リットルも水を吸うとか、洗車の後にガッと拭けるとか、「自分で洗車派」の人には何やら気になるキーワードが盛りだくさんではないですか!

 

というわけで「ムササビクロス」、略して「ムサクロ」を試してみた

「ムササビクロス」は、プロスタッフからリリースされている洗車用品「アニマルシリーズ」で、注目を集めているアイテム。本商品は洗車後にボディに残る水滴をスピーディに拭き上げられるのが特徴です。突然の雨や花粉でボディが汚れることも多い季節ですから、洗車の際に重宝することが予想されます。

↑スピーディな拭き上げと、たっぷりの吸水力で大人気の「速吸水 ムササビクロス」。大判サイズなので作業効率もバツグン♪ 実売価格1080円(税込)

 

実際に洗車後に、パッケージから商品を取り出した瞬間……ムササビクロスという商品名が理解できました。ちょっぴり高級感のあるフワフワのポリエステルナイロンを使ったクロスは、毛足の長いフェイクファー(人工毛皮)のよう。色合いもムササビを連想させてくれるライトブラウンです。

↑毛足の長い(約7mm)マイクロファイバーを採用。柔らかい繊維が汚れを包み込み、拭き上げ作業時に発生するボディへのダメージを軽減。コーティング施工車にもおすすめです

 

広げて見ると750×400mmという大きめサイズで、裏地の四隅に三角形のポケットが縫製されています。そのポケットに左右の手を入れてクロスを広げてみると……その姿はまさにムササビのよう(笑)。

↑ムササビのように広げて使うことで効率良くボディの水滴を拭き取ることができます

 

最初は「商品をムササビに寄せた面白グッズ」と思ったのですが、実際に使ってみると目からウロコ。ポケットに手を入れることでクロスの表面をしっかりと広げることができ、ボディ表面に付着した水滴を軽く拭き取れました。その吸水力はすさまじく、撫でるようにクロスを動かすとグングンと水滴を吸い込んでくれます。

↑横幅750mmのワイドなクロスを広げて使えば、広い表面積のSUVでもスムーズに拭き上げることが可能。50代の筆者にとっては拭き上げ回数が少ないのは体力的に大きなメリットになります

 

説明書によると吸水量は約1リットル。作業後にクロスを絞ってみるとドバドバと水が溢れ出てくることに驚愕。しかし、これだけの水分を含みながらも保水性に優れているため、作業中にダラダラと水が逆戻りすることがなく、作業がはかどりました。

↑吸水力が高く何度も絞らずに続けて作業できるので効率的。しかし、水分を含み過ぎると絞るのに少しばかりの力が必要になります

 

三角形のポケット効果はクロスを広げるだけではなく、ウインドウバイザーやフォグランプ、ドアミラーの隙間部分をスムーズに拭き取るのにも効果絶大。細かな凸凹も指先を動かすことでクロスを密着でき、水滴をしっかりとキャッチしてくれるのです。あえて問題点を挙げるとすれば保水力がすご過ぎてパンパンになったクロスを絞るのが面倒なこと。しかし、説明書を見るとクロスの半分ずつを絞ることを推奨していたので、説明書通りに絞ってみたら問題は解決。

 

ほかのアニマルシリーズも使ってみた

今回のムササビクロス以外にも、プロスタッフではアニマルシリーズとして動物の名前を持つ商品がラインナップされています。その名も「ゴリラの手」「カッパの足」。まぁ、カッパが動物なのか……ということは大人なので触れずにおきますが、こちらも見る感じからして頼りになりそうなアイテム。

↑見た目の印象はまさにゴリラの手。マイクロファイバーを素材に使用し、汚れ落としが簡単にできる5本指タイプの「ボディー用グローブ ゴリラの手」。実売価格880円(税込)

 

↑優れた防水性能で洗車時の靴濡れを防止。スニーカーや靴の上から簡単装着できるファスナー開閉式のオーバーブーツ「携帯用長ぐつ カッパの足」。実売価格1180円(税込)

 

まずゴリラの手ですが、ボディ専用の洗車グローブとして開発されたもので、毛足の長いモップ状の「ツイスト面」と「クロス面」が表裏一体になっています。5本指のグローブ形状なのでボディ面の凸凹に沿って快適に洗車することができ、表側のツイスト面は油汚れや水アカの除去に効果を発揮。裏のクロス面は虫や鳥のフンなどのしつこい汚れに向いています。

↑ゴリラの手とは別に薄手の保護手袋が付属。カーシャンプーやクリーナーで手荒れが気になる女性ユーザーにも優しい心使い。左右どちらの手でも使える5本指設計です

 

実際に試してみると、ルーフやバンパー部の隙間などの汚れを落としてくれて、素材に使われているマイクロファイバーがイイ仕事をしてくれます。エンブレムの中にコッテリと溜まった汚れもしっかりと掻き出し、想像していた以上にキレイになりました。5本指のグローブは素手感覚で使えるので、雑巾やスポンジよりも作業効率が良いのも大きな魅力。

↑ルーフレールやドアミラーなどの凹凸部分は素手感覚で洗車ができます。洗い残しがないので洗車効率もアップ。バイザーの裏側や給油口もしっかりと洗うことができました

 

水アカや汚れが溜まったエンブレムのビフォー&アフター(※ツイスト面を使用)。蓄積していた汚れを掻き出してくれました。作業後はエッジ部分だけでなく文字の内側までピカピカに!

Before

After

 

続いて「カッパの足」。これはアウトドアやロードバイクで使用する「オーバーブーツ」的なアイテム。スニーカーや靴の上から被せる半透明の携帯長靴として開発され、両足の内側に大きく開閉できるファスナーが装着されているので脱着も楽ちんです。付属のゴムひもにはコードストッパーが付いているので「キュッ」と締め上げることでブーツがバタつくことなく快適に作業できました。

↑装着した状態で高圧のスチーム洗車を実施。ブーツの履き口部分がゴム状になっているので、内側が濡れることはありませんでした

 

ソール部分には滑り止めが付いているので、洗車場の濡れたコンクリート路面でも高いグリップ力を発揮。トランクに入れておけば急な雨や雪、泥地でも活躍してくれることでしょう。素材が薄いこともあり折り畳んでしまえばコンパクトに収納できるので、自転車やバイクの雨対策グッズとしても実力を発揮してくれそうです。

↑洗車後の足元。カッパの足で守られた部分が濡れることはなかったので、洗車のマストアイテムでしょう!

 

ムササビ、ゴリラ、カッパのアニマルシリーズは、シュールなネーミングとは裏腹にその実力は超ハイレベル。面倒くさい洗車も快適になり、楽しくなる洗車アイテムでした。そうなると次にどんな動物で勝負を仕掛けて来るのかが気になるところ。現在筆者の頭の中では“カンガルーの袋バケツ”、“ナマコのスポンジ”、“ラクダのコブ踏み台”……なんて商品が市販されたらと妄想が暴走中です。

↑動物を使ったネーミングが印象的なプロスタッフのアニマルシリーズ。洗車グッズとしての性能と共に“使う楽しさ”を与えてくれる新たな商品戦略が光りますね! アニマルシリーズを使い、休日に親子で洗車するのもいいかもしれません

 

■速吸水 ムササビクロス(洗車後の拭き上げに最適な超便利クロス)
商品はこちら: https://prostaff-jp.com/products/p161/
購入はこちら: https://item.rakuten.co.jp/prostaff-shop/p161/

■ボディー用グローブ ゴリラの手(2WAY仕様の洗車用マイクロファイバーグローブ)
商品はこちら: https://prostaff-jp.com/products/p130/
購入はこちら: https://item.rakuten.co.jp/prostaff-shop/p130/

■携帯用長ぐつ カッパの足(洗車時や雨の日に靴の上から履ける携帯用長靴)
商品はこちら: https://prostaff-jp.com/products/p142/
購入はこちら: https://item.rakuten.co.jp/prostaff-shop/p142/

 

撮影/中田 悟

 

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