痛快なドライブフィールが今回も楽しめる!
MINI=ミニ・クーパーと思われがちですが、実は「クーパー」はMINIのグレードのひとつにすぎません。今回紹介するJCW(ジョン クーパー ワークス)は、クラシックMINIのチューニングを手がけ、1960年代にモータースポーツ界を席巻したジョン・クーパーという人物の名前に由来する、MINIのトップグレード。
今回、2014年モデルチェンジした3代目MINIにも、最新世代のJCWが加わりました。その走行性能は従来のJCW同様、痛快極まりなく、パンチの効いた加速がウリ。“カート感覚”と評されるMINIならではのハンドリングは健在で、走りは刺激的なフィーリングです。反面、普通に走っているときは走り味がやや大人になっており、快適性が向上している点も特筆できます。また、同車は安全装備などのトレンド機能が充実。レーシーなDNAは引き継ぎつつも、最新MINIの魅力も併せ持つ一台でしょう。
レーシーな印象を与える専用のエクステリア群
冷却性向上のため開口部を拡大した専用デザインをまとうルックスは、小さなボディサイズながら迫力抜群。ホイールの隙間からは赤く塗られたブレンボ製ブレーキキャリパーが覗いています。
2L 4気筒直噴ターボはミニ史上最強の出力
従来比で最高出力は約10%向上しつつも、AT 車の燃費は約25%もアップしました。0-100km/h加速は、0.6秒速い6.1秒を誇ります。
エアロダイナミックキットが空気の流れを制御する
リアには大きなスポイラーやディフューザーをインサートしたエプロンを装着。その中心にツインテールパイプがあります。
インテリアも実にレーシング
赤ステッチを配したパドルシフト付ステアリングホイール(AT)を装備。スポーツシートなどの専用装備も充実しています。
MINI
ジョン クーパー ワークス
SPEC【AT】
●全長×全幅×全高:3875×1725×1430mm
●車両重量:1280kg
●総排気量:1998cc
●エンジン形式:直列4気筒DOHC+ターボ
●最高出力:231PS/5200rpm
●最大トルク:32.7kg-m/1250~4800rpm
●JC08 モード燃費:16.6km/L