ワールド
2025/4/15 18:00

磨き残しゼロ!? 新マウスピース型歯ブラシ「Feno」に一部専門家がビビる

手で行うより効率的に汚れを落とせる電動歯ブラシ。その進化版が、マウスピース型の歯ブラシかもしれません。口にくわえてわずか20秒で歯磨きが完了。しかもスマホのアプリと連動して、口の状態までチェックしてくれるというのです。

↑最新のスマート歯ブラシ「Feno」(画像提供/Feno/YouTube)。

 

米カリフォルニアの口腔外科医、ケニー・ブラウン博士が開発したのが、スマート歯ブラシ「フェノ(Feno)」。マウスピースのように口にくわえて使うタイプで、U字型の上下には約1万8000本もの毛がセットされています。

 

使い方はとても簡単。泡で出てくる歯磨き粉をブラシの両サイドにつけたら、口にくわえてスタートボタンをON。ハンドル部分を持って円を描くように動かして、上下の歯すべてが磨けるようにすると、20秒後には自動的にブラシの振動が止まって、歯磨きが終了。ブラシの振動速度は調整可能で、ブラシのヘッド部分を取り外して水洗いでき、ワイヤレス充電もできます。

 

さらに、フェノが「スマート歯ブラシ」と言われるのは、アプリと連動して、長期的な歯の健康にも役立つように設計されているから。最初にフェノを注文する際、専用アプリを使って口の中の写真を撮影して送信しておきます。すると、口腔に関する2万人ものデータベースを基にAIがそれを分析。複数あるブラシの大きさから、その人にあったサイズが送られます。

 

また、月額9.95ドル(約1400円※)のメンバーになれば、ハンドル部分に埋め込まれたスキャナーで口の中の写真を撮影して、その結果からそれぞれに最適なアドバイスや健康情報が提供されます。

※1ドル=約142円で換算(2025年4月11日現在)

 

気になるフェノの価格は、本体と専用歯磨き粉3本と1か月間のメンバー料金が付いて、299ドル(約4万3000円)。ブラウン博士によると、どちらかというと男性に人気が高いようです。

 

歯の形や歯茎の状態などは、人によってまったく異なるもの。一般的に電動歯ブラシは、手で行う歯磨きよりも効果的と言われていますが、マウスピース型の電動歯ブラシについては、「従来の歯ブラシほど効果的ではないかもしれない」と効果に疑問を示す専門家もいるとか。しかし、AIを活用するなどして、その人の歯に合った型がつくられるなら、その懸念点も払拭されていくのかもしれません。

 

【主な参考記事】

New York Post. Think you know how to brush your teeth? Doctor invents 18,000-bristle smartbrush for ‘overall health’ that works in 20 seconds. April 8 2025

Feno

 

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