ワールド
2023/7/5 17:30

4.86→2.32。日本と世界で「出生率」が70年間で激減

7月4日、日本で18歳以下の子どもがいる世帯の数が2022年に初めて1000万を下回ったことが、厚生労働省の調査で分かりました。1000万世帯を切ったのは調査が始まった1986年以来、初めてのこと。2022年には新生児の数も1899年以降、初めて80万人未満となっています。海外はどうでしょうか?

 

【出生率のグラフ】

↑日本だけでなく世界中で低下

 

世界を見渡せば、出生率は下がる一方です。Our World in Dataのデータ(上記)によれば、女性一人当たりの子どもの数は、世界平均が2.32人(2021年)。1950年の4.86人から半減しています。日本の場合は3.66人から1.3人に減少。人口が急増している他のアジア諸国やアフリカでさえ、出生率は低下しています。

 

世界的な出生率低下の3大要因とされているのは、女性のエンパワーメント(教育や社会進出など)、小児死亡率の低下、子育てにかかる費用の増加です。

 

【出典】
Max Roser (2014) – “Fertility Rate”. Published online at OurWorldInData.org. Retrieved from: ‘https://ourworldindata.org/fertility-rate‘ [Online Resource]