ラジカセに向かって、10歳のこどもが「Hey Google」と呼びかけた……。数十年前には当たり前にあったテクノロジーを見て、現代の子どもはどう対応するのか? そんなテーマで作られた動画が公開されました。
この動画を撮影したのは、ロンドンの学習センター。10歳の子どもたちを集めて、今日ではほとんど目にすることのない4つのデバイスを見せて、一体それが何なのか、どうやって使うのかを考えてもらいました。
フロッピーディスク
「コンピュータに入れると、何かが映るもの」と、ほぼ的確に答えた子がいましたが、手のひらサイズの薄い形から「計算機?」と推測した子もいました。
ラジカセ
カセットテープを入れて音楽を再生するラジカセ。1970年代と1980年代初期には、カセットプレーヤーとラジオしか付いていませんでしたが、その後カセットプレーヤーからCDプレーヤーに姿を変えていきました。それにしても、スマホで音楽が聴ける現代からすると、とても大きなモノと感じられるかもしれません。ラジカセに向かって「Hey Google、音楽をかけて」と呼びかけた女の子がいたのは、笑ってしまう一コマです。
カセットテープ
ラジカセからカセットテープを取り出して見せると、「バッテリー」と勘違いした子もいました。確かに、黒くて四角い形から、バッテリーのように見えなくもありません。
オーバーヘッドプロジェクター
10歳の子どもたちにとって、何をするものなのか答えを見つけるのが一番難しかったのが、オーバーヘッドプロジェクターでした。あらかじめ文字を書いた専用のシートをのせ、上から光を当てると、壁面などに拡大して投影できるもの。かつて学校の授業でおなじみのものでした。
子どもたちは、あちこち触ったりのぞき込んだりしたものの、どうやって使うのか推察するのは難しかったよう。使い方の原理を説明した後、「何年前に使われていたものだと思う?」と聞くと「100年前」と答えた子もいました。
技術の進歩と、世代間のギャップを教えてくれるこの動画。身近に若い世代の子どもがいたら、昔の物を見せてみて、反応をうかがってみても面白いかもしれません。
【主な参考記事】
Daily Mail. The everyday 1990s objects children have never heard of: New poll reveals 61% of 10-year-olds don’t know what a floppy disk is – so, how many items do YOU remember?. August 28 2024