冬の大敵といえば結露。朝起きてみると窓が水でビシャビシャで床にも垂れている……。そんな経験はありませんか? 結露を放っておくとフローリングにしみができたり、カーテンがカビてしまったりと悪いことづくめ。
結露を完璧に封じるには二重サッシやペアガラスが一番だそうですが、それには5~10万円の大きな費用がかかります。そこで完璧とは行きませんが、100均のアイテムを使って結露対策をしてみませんか?
その1) 窓に貼るエアクッション
梱包材としてもおなじみのエアクッション(いわゆるプチプチ)ですが、100均には梱包材以外に、窓に貼る用の大きめサイズのエアクッションも売られています。サイズは無地のシンプルなものなら約90×90cmで、一般的な「腰窓」(壁の中程にある窓)ガラス1枚分です。
さすがにホームセンターで売られている断熱のエアクッションよりは薄いですが、これを両面テープなどで窓ガラス全面に貼ると、結露対策としてはかなり有効。うちでも100均のものを貼っていますが、断熱効果はそこそこなものの結露の量が抑えられ、水が床に滴らなくなりました。腰窓なら200円、床まである大きな窓でも400円で済む、コスパのいい結露対策。ただし、欠点は見映えの悪さでしょうか。大事なお客さんが来るときなどは、いったん剥がすか迷うところです。
2)結露吸水テープ
吸水性のある素材をガラス窓の下部分に貼り、水滴が床に落ちるのを防ぐアイテムも100均に並んでいます。ネコちゃん柄や花柄、シロクマ柄などお洒落で可愛いデザインの吸水テープも多く、窓ガラスをデコる感覚で楽しく貼れます。
柄付きのテープの多くはポリエステルの不織布が素材で、吸収力はそこそこ。本格的に結露がひどいという場合は、高分子吸収体を採用した吸水力の強いテープも売られています。
また、意外と盲点になりやすいサッシの枠部分の結露用テープもキャンドゥに並んでいました。アルミのサッシは冷えて結露がすごいので、貼っておくと効果的です。吸水テープでは窓全体の結露は防げませんが、貼るのが手軽で窓ガラスの美観も損ねにくいのが特徴です。
3)結露取りワイパー
結露を完全に防ぐのはやはり難しいので、朝、こまめに水滴を拭くというのも大切です。100均には窓の水滴を取るワイパーも揃っています。まずワイパーで結露の水をあらかた取り、その後、布などで拭くとカラッと湿り気が取れます。
結露取りワイパーは窓に付いた水をかきとって持ち手部分に溜められるタイプが便利! 持ち手を取り外すだけでサッと水が捨てられます。結露がひどい場合や、窓が何枚もある場合は、持ち手の部分に空のペットボトルがつけられる商品もオススメ。ワイパーをスーッと滑らせると水がグングン取れるので、毎朝ちょっとした感動があります。「こんなに空気中に水分ってあるんだ!」と驚くこと請け合いです。