アタックZEROのすごさを実感
ここで、「バイオIOS」の汚れ落ち性能の高さを実感できる実験を行いました。2つのビーカーに水を入れ、一方に従来の洗剤、もう一方にはアタックZEROを1滴入れます。その中に、着色した油に浸した生地片を入れ、軽く振ります。
すると、従来の洗剤を入れたビーカーでは、徐々に油が生地から分離していく様子が見てとれましたが、アタックZEROを入れたビーカーでは、あっという間に油が水中に分散してしまいました。そのスピードに思わず驚きの声が上がったほど。まるで手品のような光景です。
また、アタックZEROは生地に残留しにくく、すすぎ性能が高いのも特徴。メーカーの方によれば、「すすぎナシでもOKと言いたいくらい洗剤残りしにくいのですが、やはり気にされる方も多いので、すすぎ1回を推奨しています」とのこと。
実際に、洗濯液を含ませ一度脱水したタオルを、水を入れた桶の中ですすいでみたところ、従来の洗剤に比べて圧倒的に洗剤残りが少ないことが見てとれました。
正直、筆者はこれまでの「すすぎ1回OK」をうたった洗剤には疑念を抱いていたのですが、アタックZEROなら本当にすすぎ1回でもいいかも……と思えました。すすぎが1回で済めば、洗濯にかかる時間は減り、時短につながります。忙しい現代人にとってはうれしい性能ですね。
ドラム式洗濯機の悩みを解決する専用タイプ
続いて、2つめの革新であるドラム式専用タイプについて見ていきましょう。ドラム式洗濯機は、回転するドラムによって上から下へ衣類をたたきつけることによって汚れを落とし、従来の縦型式と比較して節水性能に優れていることが特徴です。
しかし、たっぷりの水の中で洗う縦型洗濯機に比べ、泥汚れやスス汚れなど細かい粒子状の汚れが残りやすく、それらが蓄積することで衣類やタオルなどに黒ずみが発生しやすいというデメリットがあります。ドラム式特有の黒ずみ汚れを解決するため、アタックZEROのドラム式専用タイプでは、細かい粒子汚れをキャッチして分散させる「節水対応ポリマー」をリッチに配合。少ない水でも粒子汚れを効果的に除去します。
ここでその効果を体感する実験を行いました。泥汚れを再現した水溶液にアタックZERO ドラム式専用タイプと従来の洗剤を溶かし、白い生地片を入れて30秒ほどかき混ぜます。その後に生地片を引き上げると、従来品と比べてアタックZEROの方が泥による汚染が少ないことが確認できました。
アタックZERO ドラム式専用タイプは、ドラム式洗濯機ならではの悩みに対応したものではありますが、縦型式洗濯機で使ってもOK。特に、泥で汚れやすいお子さんの衣類や作業着などの洗濯にも向いていると思います。ただし、ひどい汚れの場合は、洗濯機に入れる前に予洗いすることを忘れずに。
洗濯に悩むすべての人に試してほしい次世代洗剤
実験で実証されたように、アタックZEROの汚れを落とす性能はかなりのものだと感じました。これまでの洗剤では落とし切れていなかった汚れも、アタックZEROで繰り返し洗うだけで徐々に落とすことができ、黄ばんでしまった衣類も当初のような白さが甦ることを実感できるとのこと。
最後に洗剤マニアとして気になる点をメーカーの方に聞いてみました。筆者は漂白剤配合の液体洗剤「ウルトラアタックNeo W抗菌」を愛用しており、その抗菌性能の高さが気に入っているのですが、アタックZEROはどうなのでしょうか。
答えてくれた担当の方によると、「アタックZEROは抗菌成分を配合している洗剤と異なり、直接菌に働きかける作用はないので、たとえば濡れたまま放置した雑巾のようなニオイや、洗濯層のカビくさいニオイを防ぐ性能はありません。ただし、雑菌のエサになる皮脂や油汚れをしっかり除去するので、結果的にニオイの原因となる菌の繁殖を抑制し、生乾き臭などのイヤなニオイの発生を抑える“においゼロ”を実現しています」とのこと。アタックZEROで洗うだけでも部屋干しのイヤなニオイの発生を抑えることができそうですが、より強力な除菌・抗菌効果を求める方は、「ワイドハイター」などの漂白剤の併用がオススメです。
今回の体験会では、花王が本気で売り出そうとする次世代の洗剤「アタックZERO」のポテンシャルの高さを実感することができました。洗濯に関するお悩みを抱えている方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。