ハロウィンが終われば、あっという間にクリスマスがやってきます。新型コロナウイルスの影響が続く今年のクリスマスは、イベントやレストランに出掛けるよりも、自宅でのんびりと過ごす予定の人が多くなりそうです。
そこで今回は、クリスマスの雰囲気を家で簡単に、リーズナブルに楽しめる手作りのデコレーションアイテムを紹介しましょう。ルームスタイリストやDIY工作アドバイザーなど、多方面で活躍しているelie.さんに、作り方を教えていただきました。
[目次]
1. 空き瓶で作れる「クリスマスボトルライト」
2. 折り紙で作る「テトラパックライト」
3. 壁を飾る「アドベントカレンダー」
1. 空き瓶でもOK! 詰め込むだけでできる「クリスマスボトルライト」
ボトル型の容器に、まつぼっくりやクリスマスのデコレーションパーツ、LEDのジュエリーライトなどを詰め込むだけで作れるおしゃれなジャーライト。100円ショップのアイテムで作成可能です。詰め込むだけなので、最短5分ほどで完成します。
「食べ終わったジャムの瓶や、近くで拾ってきた木の実などを使えば、よりリーズナブルに作れます。また、夏には貝殻を入れ込むなど、中身を入れ替えるだけで1年中楽しめるので、是非1つ作ってみてください」(elie.さん、以下同)
【材料】
・PETジャーボトル
・LEDジュエリーライト
・お好みのデコレーションアイテム(数種)
【作り方】
1.デコレーションアイテムを敷き詰める
お好みのアイテムをボトルの中に入れ込んでいきます。赤や銀などクリスマスカラーのアイテムをアクセントに入れ込むと、よりクリスマス仕様に。「コツは、同じアイテムが固まらないようにランダムに入れ込むこと。ある程度入れたら、外側から見え方を確認しつつ位置を整えてください」
2. LEDジュエリーライトを仕込む
「半分くらい材料を詰め込んだら、LEDジュエリーライトをボトルの外周に沿うように入れ込んでください。白熱電球等の、熱を持つものは危ないので絶対に入れないでくださいね」
3. ボトル上部まで敷き詰める
「あとは残りの材料で、ボトルを埋めていくだけです。どんな風に入れ込んでもかわいいと思いますが、時々ボトルをぐるっと回してバランスを確認するといいですよ。最後に調整して完成です!」
elie.さんはさっそく、ラックやキッチンカウンターの上などに置いて楽しんでいるそう。プラスチック製のボトルであれば、落としても割れる心配はありません。
部屋のどこに置いてもかわいいアクセントに。おしゃれにクリスマス気分が味わえそうですね!
2つめは、折り紙で作る「テトラパックライト」です。
2. 折り紙で簡単クリスマスイルミネーション「テトラパックライト」
三角形がかわいく光るイルミネーションアイテム。こちらも全て100円ショップで購入できる商品で作成できます。
「難しそうな三角形も実はとっても簡単に作れますので、お子さんと一緒に是非チャレンジしてみてください!」
【材料】
・お好みの折り紙(数枚)
※折り紙1枚でライト2つ分のテトラパックが作れます
・LEDライト
・セロハンテープ
・ハサミ
【作り方】
1.折り紙に折り目をつけて半分に切る
「まずは折り紙に折り目をつけて、半分に切ります。これをLEDライトの分だけ用意してください。どんな折り紙でも大丈夫。お好みの素材や柄のものを使ってくださいね。同じ色で統一しても、1つ1つ変えてみてもかわいいと思います」
2. 輪っかを作る
「半分に切れたら両端をテープで止めて、輪っかを作ります。ピッタリくらいで貼るのがキレイですが、重なってしまっても大丈夫ですよ」
3. 輪っかの片方を閉じる
「輪っかの片方だけを閉じるように折り込み、テープでとめます。より手軽なホッチキスを使うのもオススメです」もっと簡単に作りたいときは、市販の長型封筒を使うのも手なのだとか。封筒の上半分を切れば、この写真のような形が出来上がるので、作業時間が短縮できますよ!
4. もう片方の入り口を垂直になるように折り込む
「もう一方の輪っかの入り口を、先ほど折ったところと垂直になるように折ります。ここをテープやホッチキスでとめれば、テトラパックが出来上がります。ここにLEDライトを挟み込みますので、まだ閉じないでくださいね!」
5.LEDライトを挟み込む
「折り込んだところを一度開いて、LEDライトを挟み込みます」
「LEDライトを挟み込んだまま、テープやホッチキスでふたを閉じてください。これをLEDの個数分作れば完成です! LEDライトは固定せず、軽く挟み込むだけでOKですよ」
LEDのスイッチをオンにすれば、ころんとした三角形がとってもかわいいライトが完成! 棚の上に飾るだけで、ちょっとした間接照明としてお部屋を優しく照らします。
「クリスマスが近づくと、クリスマスデザインの折り紙やラッピングペーパーが登場するので、よりクリスマスの雰囲気が演出できますよ。また、このテトラパックはラッピングとして使うのもオススメです。クリスマスのお菓子や小物を入れて、プレゼントしてみてはいかがでしょうか?」
最後は、同じく折り紙を使い、壁にかわいい仕掛けを施したクリスマスツリーを飾ります。
3. 壁にクリスマスツリーが出現⁉ 折り紙で作る「アドベントカレンダー」
12月1日からクリスマスまでの日にちをカウントダウンしながら、毎日1つずつお菓子やちょっとしたギフトを受け取るアドベントカレンダー。欧米では定番のクリスマスアイテムとして、多くの家庭で飾られているそうです。
今回は、そんなアドベントカレンダーを、折り紙と麻ひもを使って手作りしてみましょう!
【材料】
・お好みの折り紙(13枚程度)
・木製のピンチ(24~25個)
・麻ひも
・セロハンテープ
・ハサミ
・中身のお菓子
【作り方】
1.テトラパックを作りお菓子を仕込む
「先ほどの『テトラパックライト』と同じ要領で、テトラパックを24~25個作ります。今回は、1つ1つにお菓子を入れ込んでから封をしてくださいね」市販のアドベントカレンダーは24日までのものが多いですが、クリスマス当日の25日まで楽しめるものもあるそう。また、elie.さんのおうちでは、どれから開封してもいいようにと、あえて日付を書いていないのだとか。個数や日付の書き込みは、お好みでどうぞ!
2.出来上がったテトラパックをテーブルに並べる
「個数分出来上がったら、上から2個、4個、5個、6個、8個(25個の場合)と、ツリーの形になるようにテーブルに並べていきます。折り紙を何色か使っている場合は、互い違いに配置するなど、ここで色のバランスを見ながらレイアウトしてみてくださいね」
3.麻ひもをそれぞれの段の長さに切る
「並べたテトラパックにちょうどいい長さで、麻ひもを切っていきます。長さもお好みでOKです。ツリーを大きめに見せたいのであれば長め、コンパクトにしたい方は短めに、飾りたい場所に合わせて調整してください。また、紐の端っこを輪っかにしておけば、フックや画びょうで簡単に壁にとめられます」
4.木製ピンチを使って麻ひもにテトラパックを取り付ける
「麻ひもにテトラパックをつけていきましょう。木製ピンチを三角形の頂点を挟むとキレイに飾れますよ」
「あとは、飾りたい壁に下の段から張り込んでいきましょう。壁に穴を開けられない方は、マスキングテープなどの跡が残らないテープを使うといいですよ。壁に飾る場所がない人は、ツリーにお菓子入りのテトラパックをつけてみてはいかがでしょうか。とってもかわいいと思います」
最後にトップスターを取り付ければ完成です! トップスターも折り紙で作れる方法があるので、気になった方は調べてみてください。もちろん市販のものでもOKです。
壁のデコレーションとしても、ツリーの代わりとしてもとってもおしゃれ。写真映えもするので、SNSで注目の的になるかもしれませんね!
作る過程も、大切な人と過ごす大切な時間
作るのも、飾るのも簡単なクリスマスデコレーションアイテム。「ハンドメイドのいいところは、飾るだけじゃなく、作っている過程も楽しめるところだと思います。今年のクリスマスはおうちでまったり過ごしながら、お子さんや大切な人と一緒に手作りクリスマスを楽しんでほしいですね」
【プロフィール】
ルームスタイリスト・DIY工作アドバイザー / elie.
ルームスタイリスト、インテリアデザイナー、DIY工作アドバイザー、住宅収納スペシャリスト等の資格を持ち、多方面で活躍している2児の母。雑誌やTVなど、メディアにも多数出演している。ナチュラルテイストで統一された自宅のインテリアや、100均リメイク、簡単なDIYなどの情報を、ブログ・インスタグラムで紹介している。
Instagram https://www.instagram.com/elie.snowdiva/
ブログ https://snowdiva-elie.blog.jp/