雑貨・日用品
2021/1/28 18:15

日用品から家まで必要なモノを必要な分だけ!「無印良品 東京有明」でしか体験できない5つのこと

2020年12月3日、「無印良品 東京有明」がショッピングシティ有明ガーデンのモール&スパ1〜3階にオープンしました。1980年のブランド誕生から40年を経た無印良品は、「アンチゴージャス、アンチチープ」をコンセプトにした宿泊施設「MUJI HOTEL」を銀座にオープンするなど、近年、さまざまな新しいサービスを展開しています。

 

無印良品といえば、シンプルなデザインの文房具や自然素材を使った衣類、化学調味料不使用の食品などのイメージが強いはず。ところが、東京有明店ではこれらの商品が手に入るだけではありません。無印良品が新店舗で行う、まったく新しい取り組みとその魅力を紹介しましょう。

 

雑貨から家まで! 暮らしの全部が買える「百八貨店」

総面積は1400坪。関東最大の売場面積を誇るこの店舗に、無印良品のほぼすべての商品が揃う

 

東京有明店のコンセプトは、「空間を売る」。居室だけでなく街全体を「自分の住まう空間」として捉え、「暮らしのサポート」「家づくり」「街づくり」をテーマにおいた8つの商品・サービスを新たに展開しています。商品の売買を目的とした一般的な店とは異なり、各々が抱える暮らしの悩みに合った商品やサポートの提案が受けられるのが最大の特徴です。

「百八貨店」の名前は伊達ではなく、なんと家まで購入できてしまう

 

「百貨店を超える“百八貨店”として、永く地域の方々の暮らしに役立つ存在になりたい」と語るのは、東京有明店の店長・松橋衆さんです。無印良品の目標は「感じ良い暮らしと社会」の実現。そのために、道の駅型の店舗「里のMUJI みんなみの里」や武蔵野美術大学との共創実験で生まれた「MUJIcom」などを筆頭にそれぞれの店舗がその地域の活性化に取り組む個店経営を推進してきました。そんな「地域密着型」の考えが東京有明店にも見事に受け継がれています。

 

東京有明店は、食とグリーンを展開する食品フロア、住まいに関するあらゆるサービスが受けられる住空間フロア、衣料品などの生活の基本が揃う衣類雑貨フロアといった3つのフロアで構成。コロナ禍でのオープンということで、セルフレジの使用を7割に引き上げる、非接触でも楽しめるキッズスペースを用意するなど、感染症対策も万全です。

 

1. 一人ひとりが抱える“暮らしの悩み”相談に乗ってくれる

「くらしのなんでも相談所」での相談は基本的に無料。提案された商品やサポートを購入する段階になってはじめて料金が発生する

 

東京有明店の一番の魅力は、2階の住居空間フロアに設置されている「くらしのなんでも相談所」。このカウンターでは、忙しい共働き・子育て世帯や、自分だけで生活を充実させるのが難しい高齢者世帯、快適な空間づくりに悩む人など、あらゆる困りごとに対応する商品やサービスが取り揃えられています。これらのサービスはすべて、近隣住民から寄せられた「実際に感じている暮らしの悩み」に基づいて開発されたもの。地域に寄り添い、「お客さんの生活に巻き込まれる」ことを目指す東京有明店らしい取り組みですね。

 

「くらしなんでも相談所」で受けられるサービスの代表が、「お片付けサポート」です。必要以上の物を持たず、暮らしをシンプルに整えるために、専門スタッフが自宅を訪問。暮らしに本当に必要な持ち物を整理し、部屋の収納の改善方法を提案してくれます。その過程で出た不用品を回収して必要としている人に譲ったり、補修やアップサイクル後に再販する「不用品回収」サポートも充実。まさに痒いところに手が届くサービスといえるでしょう。

「掃除」サービスも「お片付けサポート」に付随して受けられる。専門資格を取得したスタッフが掃除の手伝いやアドバイスを行ってくれる

 

そのほか、クラウドストレージサービス「minikura」と連携して、月額275円で段ボール1箱単位から不要なものを一時的に預かってもらえる「預かり」サービスも用意。家の外まで活用できる空間を広げ、現代の生活様式にあった収納方法を提案してくれます。

2階の出入口付近には、購入した商品を預けておける「商品受け取りロッカー」が置かれている

 

「くらしなんでも相談所」では、インテリアに関するサービスも扱われています。ライフスタイルや部屋の間取りに合わせ、家具選びやオーダー家具、照明計画まであらゆる相談を無料で行えます。Zoomを使用したオンラインでの相談もできるので、お店に行く時間が取れない人でも安心。東京有明店限定の家具・インテリアアイテムも提案してもらえます。

 

併設の「MUJI BOOKS」では、「防災」や「地域」など暮らしにまつわる20のキーワードに合わせた本が取り揃えられています。ここで行われている新しい取り組みが、廃棄されて古紙になるはずだった本や、捨てられるはずだったCDの低価格での販売です。もちろん、どちらもまだまだ使用でき、CDは店内で試聴してからの購入が可能。

無印良品は古本の買取を行う「バリューブックス」の「捨てたくない本プロジェクト」に賛同。古典文学やアートブック、クラシック音楽のCDなどが並ぶ

 

2. 末永く満足して暮らせる住空間を、自分の手で!

リフォーム相談を取り扱うコーナーでは、売り場面積の広さを活かして壁材や床材、アクセサリーのサンプルが豊富に用意されている

 

同フロアでは、部分リフォームや全面リノベーションに関するサービスも展開されています。たとえば、「リフォームカウンター」では、リビングやキッチンなど家の部分的なリフォームの相談のほか、ドアノブやタオルかけなど内装を編集できる暮らしのパーツの購入も行えます。細部にまで理想の詰まった住まいを実現できますね。

隣接のコーナーでは、DIYのセミナーやワークショップなどを開催。DIY経験豊富なスタッフが塗装の塗り方や左官の方法をレクチャーしてくれる

 

もうひとつの見どころが、東京有明店でしか見られない「MUJI INFILL 0(インフィル・ゼロ)」の原寸大モデルルーム。MUJI INFILL 0とは、中古マンションの一室空間から内部をすべて撤去し、自分らしく暮らすためのすっぴんの住空間を再構築するフルリノベーションサービス。ライフスタイルの変化や家族の成長に合わせて家具などで空間を仕切り、自由に変化させられます。

リノベーションで見過ごされがちな断熱性能の改善にも力を入れ、部屋の機能性向上を図る

 

リノベーションのモデルルーム自体は青山店にもあるのですが、マンションを想定した部屋まるごとの様子がわかるのは東京有明店だけ。リフォーム後の完成形を具体的にイメージできるだけでなく、ゆるく仕切られた空間での暮らしを疑似体験できます。

 

1階では、植物や花の販売も行われている

 

サボテンの仲間「ユーフォルビア」や吊り植物「コウモリラン」はここでしか買えない限定商品

 

食にも、新しい取り組みがいっぱい。3つ目に紹介するのは、食材が壁一面に並び、必要なものを必要な分だけ購入できる計り売りの売り場です。

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