家電
2017/2/28 15:00

煙もくもくの部屋もこんなにスッキリ! 北欧発「家電っぽくない」空気清浄機の強大なパワーに驚いた

スウェーデンの「ブルーエア」といえば、空気清浄機の専門メーカー。空気清浄機「だけ」を開発しているだけあり、空気清浄能力の高さは折り紙付き。また、スウェーデンらしい、シンプルでスタイリッシュなデザインも「家電っぽくない」と人気です。

 

ただし、そのパワーとデザイン性の高さから、お値段は少々高め。たとえば、定番の「ブルーエアクラシックシリーズ」は、適用床面積が25畳タイプの一番小さなモデルでも、税抜で7万円です。しかし、そんなブルーエアが、昨年カジュアルモデル「Blue by Blueairシリーズ」を発売。こちらは、なんと適応床面積が47畳もあるにもかかわらず、直販価格で税抜5万4500円とかなりリーズナブルです(ダストフィルター搭載モデルのBlue by Blueair Blue Pure 221 Particleの場合。以下、Particle)。

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↑コロンと丸みを帯びたシンプルデザインが目を引くBlue by Blueairシリーズ。本体サイズはW33×D33×H51.6cm

 

↑本体サイズは少々大き目だが、本体デザインがシンプルで家電ぽくないため、圧迫感はあまりありません。また適応床面積が47畳(Particleフィルターモデル)と広めのリビングにも十分なパワー
↑本体サイズは少々大きめですが、デザインがシンプルなので、圧迫感はあまりありません。またParticleは適応床面積が47畳で広めのリビングにも十分なパワー

 

驚くほどシンプルな構造ながら圧倒的な大風量

一般的な空気清浄機は、省スペース性を重視した直方体の形状をしています。一方、Blue by Blueairは、角柱状のモダンなデザインを採用。一般的な空気清浄機と比較すると設置スペースは大きくなりますが、そのぶん直径30cmという巨大なファンを搭載しているのが特徴で、なんといっても空気を吸い込むパワーが圧倒的です。

 

しかも、Blue by Blueairはフィルターが360°全体をカバーする形状。本体下部全面が吸引口となるので、全方向から部屋の空気を吸い込めます。このため、一般的な「正面からのみ吸気する」空気清浄機よりも効率的に部屋の空気を取り込めます。

 

本体は上下2つのパーツに分割可能。下部はフィルターが入るメッシュ状の金属バスケットとなっており、上部にはプロペラファンを搭載しています。このファンで、空気を本体下部から吸い込むことで、部屋の空気がフィルターを通ってキレイになるという仕組みです。

↑本体上部を外したところ。下部バスケットにはフィルターが入る。また、上部パーツには直径約30cmの大きなプロペラファンが内蔵されている
↑本体上部を外したところ。下部バスケットにはフィルターがあり、上部パーツには直径約30cmの大きなプロペラファンが内蔵されています

 

↑操作は正面にあるロゴに触れるだけ。ON/OFFのほか、風量を3段階切り替えられる。現在の風量は、ボタン側面のLEDで一目でわかる
↑操作は正面にあるボタンに触れるだけ。ON/OFFのほか、風量を3段階で切り替えられます。現在の風量は、ボタン側面のLEDで一目瞭然

 

ちなみに、同シリーズには「Blue by Blueair Blue Pure 221 Particle and Carbon」(以下、Particle and Carbon)という脱臭機能を搭載したモデルもあります(直販価格 税抜5万8500円)。ただし、両モデルとも本体は同じ製品で、セットするフィルターが異なっているだけ。今回はスタンダードなParticleを中心にレビューしていきましょう。

↑左がParticleフィルターで、右が脱臭もできるParticle and Carbonフィルター。Particle and Carbonは内側に約1.2kgの活性炭が含まれており、臭いをパワフルに除去します。Blue by Blueairには、どちらのフィルターも搭載可能です
↑左がParticleフィルターで、右が脱臭もできるParticle and Carbonフィルター。Particle and Carbonは内側に約1.2kgの活性炭が含まれており、臭いをパワフルに除去します。Blue by Blueairには、どちらのフィルターも搭載可能で、必要に応じて使い分けられます

 

濃いスモークを焚いた6畳部屋はたった7分でキレイに!

どれくらい「効率的に空気を吸い込む」のか、我が家の6畳部屋で実験をしてみました。部屋に3m先がほぼ見えない濃度のスモークを焚き、煙が消えるまでの時間を計測します。結果、なんと7分で煙がスッキリと消えました。ちなみに、Particleを使用せずに煙を焚いたところ、煙が消えるまでには約40分ほどかかりました。

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↑6畳の閉め切った部屋でスモークを炊き、最大風量にしたParticleを使用したところ。なんと約7分で煙がほとんど見えなくなりました
↑6畳の閉め切った部屋でスモークを焚き(上画像)、最大風量にしたParticleを使用したところ。なんと約7分で煙がほとんど見えなくなりました(下画像)

 

もう一つ気になるのが「ニオイ」の問題です。ParticleモデルはParticle and Carbonフィルター搭載モデルと違って脱臭機能はありません。ですが「汚れ」をキレイにできるなら、ニオイも軽減されるはず。そこで、吸気口にタバコの煙を吸わせてニオイの濃度を計測しました。なお、違いをわかりやすくするため、まずはフィルターをセットしていない状態でニオイを計測。つぎに、Particleフィルターをセットした状態で計測します。結果は、フィルターなしだと100以上あった臭気がParticleフィルターを入れたとたんに28まで低下。脱臭機能を搭載していないフィルターにもかかわらず、脱臭の能力もかなり優秀だというのがはっきりわかりました。

↑脱臭機能を搭載していないParticleモデルでも、フィルターを通すと、たばこの臭いが激変しました
↑脱臭機能を搭載していないParticleモデルでも、フィルターを通すと、たばこの臭いが激変しました

 

部屋の温度を均一にするサーキュレーターとしても使える!

ブルーエアによると、Blue by Blueairが素早く空間を清浄化できる理由は、「気流の循環」がポイントとのとこと。本体下面から部屋の空気を取り込み、キレイになった空気を勢いよく上方に吹き付けることで、キレイな空気が天井まで届きます。この空気が天井や壁を伝って部屋全体を循環するため、常に部屋の空気が「循環」するのだとか。このため、汚れた空気が部屋の一部に留まることがなく、効率よく空気を清浄化できるわけですね。

 

このように、Blue by Blueairは「部屋中の空気をかき混ぜる」ことができるため、サーキュレーターとしても利用できます。空気は温かくなると上に移動し、冷たいと下に溜まります。このため、暖房時は足元が温まりにくく、冷房時は足だけが冷えやすいのです。こういった部屋の空気を循環させて、冷暖房などの「温度ムラ」を減らすのがサーキュレーターです。試しに、3時間ほど27℃設定で運転したエアコンの下にParticleをセットしてみました。Particleセット前まではエアコンから一番遠いエリアの床面は20℃しかありませんでしたが、なんと3分半ほどで25度まで温度が上昇しました。これなら冷暖房の使用時も快適に過ごせて、省エネにも役立ちそうです。

↑6畳部屋に設置したエアコンから、一番遠い床の上に温度計を設置しました。赤い線はParticleを起動した時間。約3分で温度が5度も上昇した
↑6畳部屋に設置したエアコンから、一番遠い床の上に温度計を設置。約3分で温度が5度も上昇しました

 

↑本機から一番遠い位置の天井に薄い布を張り付けたところ。四角い布が風の力でヒラヒラと舞っているのがわかります
↑本機から一番遠い位置の天井に薄い布を張り付けたところ。四角い布が風の力でヒラヒラと舞っているのがわかります

 

また、個人的に便利に感じたのが部屋干し時の運転です。我が家は家族全員が花粉症のため、衣類は基本的に部屋干しです。このとき、干している衣類の下にBlue by Blueairを置くだけで、風の力で衣類が素早く乾きます。乾くのに時間がかかると「部屋干し臭」に悩まされることがありますが、Blue by Blueairでこの悩みから解放されました。

↑部屋干しした衣類の下に設置すれば、風の力であっという間に乾燥します。部屋干し臭もなくなり、かなり快適です
↑部屋干しした衣類の下に設置すれば、風の力であっという間に乾燥します。部屋干し臭もなくなり、かなり快適です

 

半年に一回のメンテナンスもあっけないほど簡単

「フィルターで汚れをキャッチする」タイプの空気清浄機は、フィルターの汚れも気になります。最近は「プレフィルター以外は、10年間掃除がいらない」といった製品もありますが、ブルーエアのフィルターはすべて定期的な交換が必要です。このため、残念ながらランニングコストがかかる(Particleの場合は交換用フィルターが税抜8000円)というデメリットはあります。

 

ただし、メンテナンスはこの「約半年に一回のフィルター交換」だけ。「本体をあけて」「古いフィルターを取り出し」「新しいフィルターを入れる」と交換方法も驚くほど簡単です。一般的な空気清浄機のように、数週間に一度プレフィルターに掃除機をかけたり、臭いフィルターを洗って干したり、といった複雑で時間のかかる手間はありません。また、フィルターをまったく新しいものと交換することで、汚れの付着したフィルターを使用しなくてよいという安心感もあります。そのメリットを考えると、8000円というコストも十分に納得できるのではないでしょうか。

↑古いフィルター交換は、本体下部のバスケットからフィルター外して捨てるだけ。フィルターは可燃物なので、そのままゴミ箱に捨てられます
↑古いフィルター交換は、本体下部のバスケットからフィルター外して捨てるだけ。フィルターは可燃物なので、そのままゴミ箱に捨てられます。フィルター部は紙のように柔らかいので、カッターでカットして捨てることも可能

 

ちなみに、フィルターが半年という長い期間利用できるのは、目の粗い多層構造になっているからだそう。「目が粗い」と汚れがキャッチできないのでは?  と思う方もいるかと思いますが、実はブルーエアの空気清浄機は、空気中のゴミをマイナス帯電させる機能を搭載。一方、フィルターはプラスに帯電させているため、ゴミは磁石に引き付けられる砂鉄のように、フィルターに勝手に引き寄せられてくっつくのです。この機能のおかげで、空気中の微細な汚れまで除去できるにもかかわらず、フィルターが目詰まりしにくいというメリットがあります。

 

やや大きめでセンサーはないがこれを上回る魅力が満載

確かに、Blue by Blueairの本体サイズは少々大きめ。しかし、置く場所さえ確保できるなら、煙が満たされた6畳間をわずか7分で清浄化する強大なパワーは見逃せません。さらに、脱臭能力が高く、サーキュレーターとしても活躍するため季節を問わずに使える点、北欧メーカーならではの美しいデザインは大きなポイント。まさに、「全部入り」といえる充実ぶりですね。

 

なお、今回レビューしたBlue by Blueairと、同社の他モデルとの最大の差は、センサーの有無。「空気が汚れていると自動的に風量を調整する機能」や「部屋の汚れ具合をスマホに表示する機能」などがあるか、ないかの差なのです。これらの機能はもちろんあるに越したことはありませんが、空気清浄機として不可欠な機能ではありません。特に「ブルーエアは気になっているけど、ちょっと高いんだよな……」と感じていた人は、機能を絞ったBlue by Blueairに目を向けてみてはいかがでしょうか。リーズナブルにそのパワーを体感するなら、これ以上ないモデルといえるでしょう。

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