もーまたダイエット? とお思いのあなたっ! 今度こそ、やせられます! しかも、超健康的に、無理なく。なぜなら、この世には「やせ菌」が存在することが証明されたからー!
『腸内フローラ』という言葉を聞いたことがありますか? 2013年に科学雑誌「サイエンス」で、「太っている、やせている体質の違いは『腸内フローラ』にある」というワシントン大学のジェフリー・ゴードン氏の研究結果が発表されたのです。みなさん、もう悩むことはありません。今日からお腹の中で「やせ菌」を育てていきましょう!
■「やせ菌」度チェック!
まずは、あなたのカラダに「やせ菌」がいるかをチェックしましょう。以下の中で、いくつ「YES」がありますか?
・便秘気味(毎日または、2日に1回お通じがない)
・お通じにいつも時間がかかる
・食事の時間が不規則
・ふだんから野菜をあまり食べていない
・海藻やきのこなど、最近食べていないと思う
・ヨーグルトやみそ、納豆など発酵食品を食べる機会が少ない
・脂っこいものが好き
・食事は単品ですませることが多い。野菜などの副菜はあまり作らない
・顔に吹き出物ができやすい
・年齢より老けてみられることが多い
(『新発見!「やせ菌」スープダイエット』より引用)
いかがでしたか? 上記の中でYESの数が多かった人は「やせ菌」が少なめ。「あぁ~じゃあ私はもうやせられないんだ」と諦めないでください! なぜなら、「やせ菌」は増やせるのですっ!
■どうやったら「やせ菌」は増えるの?
日本人が1日に摂取するべきと言われている食物繊維の摂取量をご存じでしょうか? 成人男性は20グラム、成人女性で18グラムが推奨されているのですが、どの世代(10~70代)も摂取量が足りていないことが分かっています。
約20グラムの食物繊維は、なんとキャベツまるごと1個分! 正直、そんな量のキャベツなんて食べられないですよね…(笑)。でも「やせ菌」を増やすためには、この「食物繊維」が必要不可欠なのです。ある実験で、食物繊維が豊富な「らっきょう」を1週間食べ続けてもらった所、腸内細菌の割合が変わり、“腸内フローラ”が活性化したという結果も出ているそうです。これは…食べるしかない!
■水溶性食物繊維で「やせ菌」ゴー!
「食物繊維」と一言で言っても、水に溶けにくい「不溶性食物繊維」と、水に溶けやすい「水溶性食物繊維」があるのはご存じでしたか? 特に「やせ菌」を増やしてくれるのが「水溶性食物繊維」。代表的なものは以下の10個と言われています。
・ごぼう
・大麦
・きのこ
・オクラ
・海藻
・らっきょう
・モロヘイヤ
・やまいも
・アボカド
・納豆
(『新発見!「やせ菌」スープダイエット』より引用)
そして、これらと一緒に食べると良いのがヨーグルト! 水溶性食物繊維で腸内環境が整えられていると、ヨーグルトの菌が生きたまま活動してくれるため、よりよい腸内環境が生み出されるのです。
『新発見!「やせ菌」スープダイエット』(木村郁夫・著/主婦の友社・刊)には、これら水溶性食物繊維を美味しく摂取できるレシピが満載。毎日の食生活を改善したい、やせたいけど何をどうしたら…、運動は暑いし夏場はちょっと、なんて方にオススメです。夏のうちに腸内環境を整えて、スポーツの秋に備えちゃいましょう。(文:つるたちかこ)
【参考文献】
新発見!「やせ菌」スープダイエット
著者:木村郁夫
出版社:主婦の友社
腸内フローラは、1000種類以上、100兆個にも及ぶ菌で構成され、腸内フローラといわれます。この腸内細菌からつくられる物質が、全身の健康に大きく関わっています。最新の腸内細菌研究からわかった、あなたのおなかにいる「やせ菌」の増やし方を紹介!「やせ菌」があれば、太らないばかりか、美肌、便秘やストレス解消、病気予防、免疫力アップに!特に、水溶性食物繊維がたっぷりのスープやおかずを食べれば、おなかの「やせ菌」を増やすことができるのです。