保存容器といえば、軽くて割れにくく、安価なプラスチック製のタッパーを使うのが最適解。そう思い込んでいた筆者の暮らしが、プレゼントでもらったHARIOの耐熱ガラス容器によって変わりました。最初は「ガラスって重くて割れやすいし、扱いが面倒なのでは……?」と思っていましたが、プラスチック容器では味わえない使い心地にすっかりハマってしまいました。そしてこれが、ちょっとした「時短」グッズだったんです。
「保存容器」と「器」を兼ねるシンプルなデザイン
HARIO「スタッキング耐熱ガラスコンテナ(6個セット)」
5500円(税込)
筆者は手早くササっとつくる料理が苦手……。そんなわけでシチューやカレーなどの煮込み料理をすることが多く、これまで残ったものはプラスチック容器に保存していました。でもプラスチックのタッパーをそのまま食卓に並べると、あまりおいしそうに見えないのが気がかりでした。
HARIOのガラス容器を使ってみると、あら不思議。そのまま食卓に出しても違和感がありません。シンプルなデザインなので、どんなおうちの食卓にもなじみそう。保存容器なのに、立派に「器」として成立していて、テーブルに並べても手抜き感が出ないのはかなりうれしい……!
料理をお皿に移し替える手間が減って時短になるのもありがたいですね。
オーブン使用もOKで、残り物アレンジがしやすい
電子レンジはもちろん、オーブンにも対応しているため、余った料理の翌日アレンジもしやすくなりました。シチューなどの煮込み料理にマカロニやチーズを加えてグラタン風にするのも、容器を移し替える手間がありません。
洗い物も減って一石二鳥です。
油落ちがよくてにおいが残らないから、時短になる!
また、プラスチック容器を使っているときには、悩みのタネだった油汚れやにおい移り。これもガラス容器を使うことで解決できました。油汚れに強い割高の洗剤を使わなくても、サッと油を洗い落とせるし、容器に食べ物のにおいが残らない! この時短は、筆者にとってちょっとした家事革命でした。こんなところで時短できるなんて……! また、経年劣化による色素沈着や傷みの心配も少ないので、長く愛用できそうです。
気になる欠点は、冷凍保存に制限があること
一方、HARIOを使う上で、ちょっと残念だなと思っているところも……。それは、さらさらした汁物やご飯の冷凍ができないところ。気密性という点ではプラスチック容器に軍配が上がるようです。我が家では、冷凍保存の際はジップ付きビニール袋やラップを活用し、HARIOの容器は主に冷蔵保存用として使っています。
この点については袋やラップの方が洗い物の手間は減るし……と、現状はポジティブに考えるようにしています(笑)。使いやすいデザインと、調理から保存、食卓まで一貫して使える利便性、そして手入れのしやすさを考えると、ガラス耐熱容器とプラスチック容器とを上手に使い分けることで、より快適な食卓が実現できそうです。