ソニーグループのソニーサーモテクノロジーは、ウェアラブルサーモデバイスの最新ハイエンドモデル「REON POCKET PRO(レオンポケット プロ)」を2025年5月20日(火)より発売します。価格はオープン価格。

記事のポイント
ハンディファンなどと異なり、体表面を直接冷却・温熱することで快適な温度管理が行えるのが特徴。夏は冷却、冬は温熱など季節を問わず使用できます。最新モデルでは、よりパワフルに長時間使えるように進化しており、1日中使うことも可能です。
本製品は、首元に装着して体表面を直接冷却・温熱することで、季節を問わず快適な温度環境を提供する「REON POCKET」シリーズの最新機種。従来モデルから基本性能を大幅に向上させるとともに、スマート機能や静音性、装着感も進化させており、ビジネスパーソンをはじめ、より多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となりそうです。

DUALサーモモジュール搭載で性能が向上
「REON POCKET PRO」の最大の特徴は、シリーズで初めて搭載された「DUALサーモモジュール」です。これにより、冷温部の面積が従来モデル「RNP-5」と比較して約2倍(※1)に拡大。より広範囲を効率的に冷却・温熱できるようになりました。
※1 冷温部の面積を比較した場合。

さらに、新開発の放熱ファンと専用の放熱機構、そしてバッテリー容量の増加により、冷却性能を示す吸熱量は従来比最大約2倍(※2)、COOLレベル1での駆動時間は最大約2倍(※3)となる約34時間(※4)を実現しています。これにより、長時間の外出や作業でもバッテリー残量を気にすることなく、パワフルな冷却・温熱効果を持続的に得られるようになりました。
※2 充電池駆動した際における最大冷却レベルでの動作開始60分の平均吸熱量を比較した場合。使用状況、環境により変動します。
※3 COOLレベル1での充電池駆動した際における駆動時間を比較した場合。使用状況、環境により変動します。
※4 連続使用する場合、COOLモードは15時間で一時停止します。初期設定状態で、30℃の室内環境にて安静状態で使用したときの目安です。使用状況、環境によって持続時間は異なります。
スマート機能がさらに進化
「REON POCKET PRO」は、スマート機能も大幅に進化しています。新たに本体装着を検知するセンサー類が追加され、ユーザーの装着・脱着動作をより正確にセンシング。冷温部の状態と合わせて、冷却・温熱を自動で開始・停止する「AUTO START/STOP」機能の精度が向上しました。
また、本体に搭載された複数のセンサーと独自のアルゴリズムにより、ユーザーの行動や周囲の温湿度を推定し、状況に応じて自動で冷却レベルを調整する「SMART COOLモード」も進化。パワフルな冷却を最長で約15時間(※5)持続させることが可能になり、一日中快適な温度環境をサポートします。
※5 初期設定状態で、30℃の室内環境にて安静状態で使用したときの目安です。使用状況、環境によって持続時間は異なります。
静音性と操作性を両立
ビジネスシーンでの利用を考慮し、本機は静音性も追求されています。内部の放熱構造を新設計することで、動作音は従来モデル「RNP-5」と比較して約50%(※6)低減。オフィスや静かな場所でも周囲を気にせず使用できます。
※6 従来モデルRNP-5と同社測定法での騒音値を比較した場合。使用状況、環境により変動します。
本体デザインも洗練され、服装に馴染みやすいライトグレーを採用。小型化を追求しつつ、側面には操作ボタンを搭載しており、スマートフォンを取り出せない場面でもCOOL/WARMモードの切り替えやレベル調整といった基本操作が可能です。

装着感の面では、増大した冷温部が身体に沿うようカーブさせた新デザインを採用。ネックバンドは中心部のワイヤーフレームを囲むメカニカルフレキシブルチューブの径を大きくすることで柔軟性が向上し、首元への追従性が高まっています。バンド先端部には柔らかいシリコン製のバンドサポーターも搭載され、長時間の使用でも快適な装着感を提供します。
「REON POCKET PRO」の発売に合わせ、専用設計のケース「REON POCKET専用ケース(RNPC-P1)」(オープン価格)も2025年5月20日に発売されます。このケースは、「REON POCKET PRO」はもちろん、従来モデルの収納にも対応。軽量ながらクッション性に優れ、本体やエアフローパーツ、USBケーブルなどのアクセサリーを衝撃から保護しながらまとめて収納できます。

ソニーサーモテクノロジー
『REON POCKET PRO(レオンポケット プロ)』
2025年5月20日発売
実売価格:オープン価格