チョコレートにワッフル、フライドポテトと、おいしい食べ物が多いイメージのベルギー。ドリンクでもビールが多種多様なことで知られており、日本でもベルギービールレストランやベルギービールのフェスがたくさんあります。そこで、ベルギー出身のカッハロフさんに現地のビール事情を尋ねてみました。
アクバー・カッハロフさん
デ・パンネ出身。ステーキとフライドポテトのセットが好物。
ベルギーでは「ジュピラー」というビールが有名!
日本でベルギービールというと「ヒューガルデンホワイト」が有名ですが、カッハロフさんはもっと日常的なビールが現地にはあるといいます。その名も「ジュピラー」。
「日本ではヒューガルデンホワイトの人気が高いみたいだね。ベルギーでも確かによく飲まれているけど、もっと安くて手ごろなのがジュピラーなんだよ。学生の多くはジュピラーを飲んでいるんじゃないかな」(カッハロフさん)
調べてみると、確かにものすごく有名。その証拠に、ベルギーのサッカーリーグ名はこのブランドがネーミングライツ契約をしており、「ジュピラー・プロ・リーグ」と呼ばれています。
ビールを飲まないワインやカクテル派のベルギー人も
つぎに、カッハロフさんに一番好きな銘柄を聞いたところ、「ブルージュ・トリプル」という日本でも買えるビールでした。これはアルコール度数が8.7%と高く、ゴクゴク飲むというよりはワインのように少しずつ嗜むタイプです。このように、ベルギービールの魅力のひとつに多彩な味わいがありますが、ということは各人に好きなビールがあって、それを飲み続けるということでしょうか?
「ケースバイケースだね。僕はホームパーティのときはずっとビールだけど、店ではワインも飲むよ。ベルギーにはビールが嫌いという人もいて、そのためにワインやカクテルも用意されているんだ」(カッハロフさん)
ビール大国とはいっても、さすがに全員がビール好きということはないようです。とはいえ、ベルギーにはビアカフェやバーがたくさんあり、そこでつまみながらさまざまなお酒を楽しむのが一般的だとか。なお裏ワザとして、大学のキャンパス内にあるバーでは生ビールが安く飲めるそうで、それを目がけて行く強者もいるそうです。日本ではあまり考えられませんが、ベルギーならではといえる風潮かもしれませんね。
※この企画は、外国人留学生へのリサーチから得た知見をもとに、海外向けに日本企業のブランディングや商品PRのサポートを行う「LIFE PEPPER」とのコラボによるものです。