もうそろそろ6月も終わり。7月に入れば、お盆休みも見えてきます。すでに旅行の予定を入れている人も多いのではないでしょうか。ここでは、飛行機に乗る際に悩まされる「脚のむくみ」に効くツボ押しを旅好きのライター・山本美和さんが紹介。飛行機旅行の時は、ぜひ実践してみてください。
飛行機の中で気になるのが、脚のむくみ。ほぼ同じ姿勢で座り続けていると、飛行機を降りたときには脚がパンパンに張って、歩くのがおっくうになるほど重く感じることがあります。
飛行中、たびたび席を立ちながら脚を動かせればいいですが、窓際の席になるとなかなかそうはいきません。隣の席の方に声をかけるのも気が引けて、結局、極力席を立たないようにしてしまいます。だから、飛行機に乗るときには、シートに座ったまま使えるむくみ解消グッズは必需品なのです。
そのグッズがゴルフボールと指圧棒。ゴルフボールはもちろん、指圧棒もほとんどが小さめなので、ハンドバッグに入れてどこに持ち運ぶにも便利です。
使い方もいたって簡単! 飛行が安定してきたら、ゴルフボールを足の裏でコロコロ。少し体重を乗せながら、足の裏をまんべんなく転がすだけ。本を読みながら、窓の外を眺めながら、足裏でゴルフボールをコロコロ転がしているだけで、体がポカポカしてきます。気が向いたら転がすようにするだけで、簡易的なマッサージになるのです。
ゴルフボールを使えるのは足裏だけではありません。ボールを片方のお尻の下に置いて、そこに体重をかけながらボールを転がしてお尻のマッサージ。座りっぱなしで疲れたお尻のこりをとりながら、腰痛予防にも。また、ゴルフボールを手で握っているだけで、ストレス解消にもなるし、手のひらがほぐれて疲れが癒えてきます。
これだけは物足りない! もっと強い刺激が欲しい!という人には、指圧棒がオススメ。私は日本の健康雑貨店で購入しましたが、台湾の雑貨屋店で、さまざまな形や大きさの指圧棒を発見! 自分へのお土産としてマッサージ大国・台湾でお気に入りの指圧棒を見つけて、帰りの飛行機で活用するのもいいかもしれません。
私が持っているこの指圧棒は、ただの棒のように見えて、実に優秀。細いほうでは押したいツボをピンポイントで刺激でき、丸いほうでは手や足全体を刺激でき、自分の好みによって刺激を使い分けることができます。
フライト中の疲れを癒やすなら、手の甲の、親指と人さし指の骨が重なっているところから少し人さし指寄りの合谷(ごうこく)というツボを指圧棒で5秒かけてゆっくりプッシュ。ここは万能ツボとも呼ばれ、同じ姿勢で疲れた腰や肩の血流をアップできます。
そして手のひらの中央のくぼんだあたりにあるツボ労宮(ろうきゅう)も同じようにプッシュ。ここは心と体の疲れや緊張をとるツボ。押しているうちに気分がリラックスしてきます。
また、隣が知人で足を持ち上げられるなら、足の甲の指と指の間を指圧棒でさするのもオススメ。ここは下半身のリンパの流れを促進するポイントなので、指圧棒で刺激するとス~ッと脚が軽くなるのが分かります。
ゴルフボールも指圧棒もバッグにおさまる小さなグッズですが、その疲れ取り解消パワーは結構あなどれません。ぜひ、次の旅行にはゴルフボールと指圧棒をバッグに忍ばせてみては。
文/山本美和さん…旅好きライター。ダイエット、ヘルスケアの記事を数多く執筆。
協力:フィッテ編集部