オーディオ界ではBluetooth対応のワイヤレスイヤホンが花盛りです。3000円前後の価格で、Amazonカスタマーレビューの平均評価が星4つ以上のハイコスパBTイヤホンをセレクト。専門家と編集部員が後編として4機種の実力をチェックします。
前編はコチラ
【81点】18時間の再生に対応するネックバンドタイプ
GRDE.JP
BEST
実売価格2980円
装着時の安定感を高めるネックバンド型を採用したモデル。左右を内側に折りたたんでコンパクトに収納でき、持ち運びにも便利です。ケーブルは伸縮可能で、フィット性抜群。3.5時間の充電で最大約18時間の連続再生に対応します。
【湯浅さんの採点=41点】
スライドスイッチなど操作系統が非常に明快
「スライド式の電源スイッチが使いやすく、操作性が非常に明快。音質は全体的にまろやかで柔らかく、派手さはないものの好印象。低音も変な強調がなく、キレイに鳴ります」
【川内の採点=40点】
薄着ならネックバンドの装着感が気になるかも
「ネックバンド部は硬く、装着時の重みを感じました。Tシャツ1枚で使うときなどは多少気になるかも。イヤホンをユニットから引っ張り出す構造のため、最適な長さにできます」
【63点】柔軟性の高いイヤフックが耳にしっかりフィットする
Esonstyle
Bluetooth V4.1
実売価格2399円
耳の外郭にフィットする柔軟性の高いイヤフックを搭載し、長時間つけても耳が痛くなりにくいヘッドホン。IPX4相当の防滴仕様で、汗や水しぶきを浴びても問題なく使用できます。連続再生は6~8時間で、シリコン製イヤピースを3サイズ同梱。
【湯浅さんの採点=28点】
低音は出るものの音質はこもり気味
「耳かけフックはやや硬いものの、激しい運動をしても外れる心配がありません。低音はしっかり出るものの、全体に音がこもっているせいで割れてしまう印象です」
【川内の採点=35点】
収納ケースなどの付属品が充実する
「イヤフックのホールド感は抜群で、スポーツ時の使用に最適。3種のシリコンイヤピースや、小さくまとめて持ち出せる収納ケースなど、付属品が充実しているのも良いですね」
【69点】スポーツ時にもズレにくいヘッドセットタイプ
Orinsong
Bluetooth 4.1 ワイヤレスイヤホン
実売価格2999円
バンドを後頭部で固定するヘッドセットタイプ。柔軟なイヤフックと装着感の高いイヤチップの採用で、運動時もズレにくいのが特徴です。高音質コーデックのapt-Xに対応し、響きの良い重低音を実現。2時間の充電で最大5時間の連続再生に対応しまう。
【湯浅さんの採点=35点】
ネックバンドはユーザーを選ぶ形状
「解像感は高いが、ややトゲトゲしさも感じました。ネックバンドの立体構造が首にフィットしない人は違和感が付きまとうので注意。電話機能は、ミュートや着信拒否など多機能です」
【川内の採点=34点】
カラリと乾いた音はジャンルを選ばない
「電源/再生ボタンがハウジング側面にあるため、操作するたびに耳穴に押し込まれるのが少し気になりました。カラリと乾いたサウンドは、どんな音楽にも合いそうです」
【85点】多彩なパーツで装着感を追求できる超軽量モデル
QCY
QY19
実売価格2990円
質量12.7gの超軽量モデル。高音質コーデックapt-Xに対応し、音楽を美しく忠実に再生する。イヤフックを3種、イヤピースは密閉型を2種と半密閉型を3種同梱するのも特徴だ。1~2時間の充電で、最大約5時間の連続再生に対応。
【湯浅さんの採点=42点】
解像感の高さとクリアなサウンドが◎
「細部まで描写する解像感の高さと、こもらないクリアなサウンドは◎。低音は抑えめながら、キレイな輪郭で鳴らせます。手探りでのボタン操作は、慣れるまで時間がかかりそう」
【湯浅さんの採点=43点】
バランスの良い音で聴き心地がバツグン
「低域から高域までバランスの良い音質で、聴き心地はバツグン。8モデル中唯一、音声ガイドが日本語(ただしイントネーションは微妙)なのが親切です。装着感も上々でした」
最高点を叩きだしたのは前編で公開したMpow MP-BH053AB。実売価格2000円ながら非常に優れた音質と使い勝手が評価された形です。ウェブ上で話題になったQY19が2位。いずれも2クラス以上も上の品質を備えた、コスパに優れる逸品。イヤホンを探している人はぜひ参考にしてみてください。