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2017/6/15 19:00

ランナーに最適なアクションカムの使い方とは? ソニー「HDR-AS300R」を使って中村 優が「撮るラン」に挑戦!

「中村 優の走って試して優言実行」 第2回 ソニー アクションカム HDR-AS300R【前編】

 

仕事でもプライベートでもランニングを楽しんでいる私は、「苦しい」「しんどい」という負のイメージが先行しがちな“走る”ことについて、「走っているとこんなに楽しい瞬間があるよ!」というのを伝えられたらいいなと考えています。

 

#ラフランスマラソン なーう! #天童#山形

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そんな考えからSNSでもランニング関連の投稿を多くしていて、「写真では伝わりづらい躍動感や空気感を動画で伝えたい!」と動画をアップすることも少なくありません。しかし、実際にアップするのはスマホで走りながら撮影したブレブレの動画ばかり……。本当は「もっとクオリティの高い、なんだかイイ感じの動画を撮ってSNSにアップしたい!」というのが本音です。

 

しかしいまの世の中には、そんなわたしのニーズにぴったりな商品だってあります。それが手ブレの強さに定評がある「ソニー アクションカム HDR-AS300R」。インスタグラムをはじめとしたSNSの普及により、売り上げが急速に伸びているウェアラブルカメラです。

 

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ちなみに、「ウェアラブル(Wearable)=装着できる」という意味。小型で軽量&手が空く→スポーツしながら手軽に自分目線の動画を撮影できる→さらにスマホとの連動も楽! ということで、「走るの楽しい~!」って瞬間をインスタグラムにアップしたい私のような人にぴったり! (同じように考えている人は、他にもたくさんいると信じています……)

 

ということで今回は、ソニーのアクションカムを走って試して優言実行~!!!

 

タイプによって選べる3つのラインナップ

ソニーのアクションカムシリーズには、空間光学ブレ補正で圧倒的にブレに強いオールマイティモデル「HDR-AS300R」(実売価格:4万3070円)、「HDR-AS300R」の性能に加えて4K撮影の機能がプラスされたフラグシップモデル「FDR-X3000R」(実売価格:5万650円)、軽くてバッテリーの持ちがいいベーシックモデル軽くてバッテリーの持ちがいいベーシックモデル「HDR-AS50R」(実売価格:2万6400円)の3つのラインナップがあります。ランニングという視点で考えると……

 

●空間光学ブレ補正は必要不可欠!

●4K撮影はバッテリーの持ち時間が短くなるので必要なし

●悪天候の中でも使える本体防滴と、走行記録は欲しい!

 

以上の理由から、今回はオールマイティモデル「HDR-AS300R」を使ってみます!

↑「HDR-AS300R」本体とライブビューリモコン
↑「HDR-AS300R」本体とライブビューリモコン

 

本製品ですが、販売しているのはライブビューリモコンとのセットか本体単品のどちらかで、ライブビューリモコンのみの販売はしていないそう。本体にはモニターがないので、ライブビューリモコンはあった方が断然便利! 本体よりこのリモコンで操作するほうが簡単で、特にランニング中は余計な労力やストレスをかかえないためにも、操作性が高い方を選んだほうがベターです。

 

アクセサリーも充実したラインナップ

ソニーのアクションカムは、様々なスポーツやアウトドアシーンでも使えるよう、アクセサリーのラインナップが充実。今回は、走りながらの撮影に向いてそうなアクセサリーを3つ選んでみました!

 

その1)バックパックマウント

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まずは、バックパックのショルダーストラップ部分に装着できる「バックパックマウント」。一番のメリットは、ズバリ両手が空くところです。走るうえで重要な腕ふりに影響しないのはとても大事で、重みや違和感もほとんど感じません。ただ、バックパックマウントをショルダーストラップに装着するのは少し複雑で難しかったかな。そもそもバックパックを背負わなければならないという点では、使う人を選ぶかも!?

 

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撮った映像を確認してみたところ、付け方が良くなかったのか映像が左右方向に揺れが出てしまいました。また、「HDR-AS300R」の本体自体は固定されているので、撮りたいものに寄って動画を撮るとき、その都度外さなくてはいけないのは気になりました。マラソン大会のエイドで美味しそうなものが出てきたら、それに寄ってとりたいからなー(笑)。

 

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なお、バックパックマウントを使う際には、ライブビューリモコンは腕時計型のバンドに装着します。この腕時計型のバンドですが、少しバンド自体が硬かったので、もう少しフィット感が良くなるといいなぁ! 実際に使ってみたところ、バックパックマウントに関してはバックパックに着けることと映像の揺れを考慮すると、ランニングよりも登山に向いてるんじゃないかな、と思いました!

 

その2)シューティンググリップ

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つづいては、手持ちで使う「シューティンググリップ」。結論からいうと、グリップが非常に良く、安定感のある映像が撮れました。縦揺れも横揺れも少ないのも◎! 撮りたいものにアクションカムを向けて撮れるし、ライブビューリモコンとアクションカムを自分向きにセッティングすると自撮りも上手にできますよ!

 

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ただし、片手がふさがってしまうので、撮影しているときは腕が振れず走りに影響が出てるのが難点。少しかさばるので、撮影しないときは収納にも困るかも……。長時間の撮影には腕が疲れそうだけど、短い時間で良い画を撮りたい人にはオススメです!

 

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さらにこのシューティンググリップ、地面に置けば三脚にもなっちゃうんです! この写真は一人だけど(笑)、マラソンを走ってゴール後に仲間と集合してイェーイ! って記念撮影もできますね。

 

その3)フィンガーグリップ

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最後に紹介するのは、あまり見たことがないタイプのアクセサリー「フィンガーグリップ」。「HDR-AS300R」本体への装着はとても簡単で、フィンガーグリップの丸い穴に人差し指を通して、中指と親指で支えるようにして持ちます。装着後もコンパクトなので、ポーチなどへの収納も可能です。

 

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気になる点としては、シューティンググリップと同じく腕振りに少し影響が出そうなところ。ですが、フィンガーグリップは全体がコンパクトで軽量なので、長めの撮影でもそこまで疲れずに使えます。撮らないときは手に持ったまま走っても、それほどストレスにならない点も優秀です。

 

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ちなみに、このフィンガーグリップ。丸い穴の部分にカラビナを通して、バックパックなどにぶら下げることもできます。走るとアクションカム自体が揺れますが、ビジュアル的にはGood! アウトドア好きの方にもオススメできそう!

 

自撮りしながらライブビューリモコンで動画を確認することはできないけど、広角なので自分にレンズを向けて撮れば、だいたいはしっかり写っていました。撮影した動画は、水平方向のひねりが多少出てしまうものの、酔ってしまうほど見づらい映像ではなく、慣れれば安定した映像がしっかり撮れるようになります!

 

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以上、3つのアクセサリーを使って走ってみた結果、ランニングしながらの撮影にもっとも向いてるのは、軽くて扱いやすい「フィンガーグリップ」という結論に至りました(中村調べ)! ほかにもアクセサリー類は豊富で、帽子に付けるタイプや、自転車やメットに加え、サーフィンやクルマ用のアタッチメントなど、たくさんの種類がありますよ!

後編に続く

 

【URL】

ソニー アクションカム http://www.sony.jp/actioncam/

中村 優オフィシャルホームページ http://www.nakamura-yu.com/