エスニック料理のなかでも人気が高いタイ料理。夏の暑気払いにもぴったりですが、ビールとのペアリングを楽しめるお店はそこまで多くありません。しかし、東急プラザ銀座の「センディーテラス」は”タイ・ビアホール”という打ち出しになっていて、ビールを満喫できる味付けやメニュー構成になっているのが魅力です。なかには、特殊な機器を使った斬新なビールもあるということで、今回は同店の魅力に迫ってみました!
超希少な「ランドルフィルター」を使った生ビールとは?
タイで特に有名なビール銘柄といえば「シンハー」ですが、実はここ、そのシンハー公認。なので、日本のタイ料理店では瓶で提供されることが多いのですが、センディーテラスでは生を味わえるのです。しかも鮮度が抜群で、サーバー洗浄やグラスの状態なども徹底管理。キリっとしたノド越しやシルキーな泡による、ワンランク上のシンハービールが楽しめるのです!
冒頭でお伝えした機器というのは、「ランドルフィルター」という装置のこと。これはホップや果実などのフレーバーをビールに加えるもので、クラフトビール専門店でも見かけることが少ないレアなアイテムです。
同店では入口のカウンターのところに設置。通常のシンハーはもちろん、魅惑の風味が加わった一杯も楽しむことができます。ということで、トムヤムをいただいてみることに。
ビールの爽やかな苦みやキレがありながら、唐辛子のピリっとした辛みが印象的。余韻には、レモングラスやパクチーなどの香りが広がってエキゾチックな爽快感があります。乾杯ビールとしてノドを潤すにはもちろん、食中酒としてタイ料理にも合いそう!
本場そのままの一皿からお洒落な美食がズラリ!
お次はフード。同店はタイ王国発祥の地・イサーンの郷土料理がベースになっていて、辛味の効いた味わいがビールによく合います。なかでも名物は「ガイヤーン」という鶏料理。この一皿をはじめ、一例を紹介していきましょう。
ガイヤーン 2880円(ハーフ1480円)
特製ダレに漬け込んだ丸鶏を弱火でじっくり焼き、肉の中にうまみと香りをしっかりと染み込ませていて絶品です!
スペアリブ 1680円
レモングラスなどのタイハーブを使った、オリジナルのタイ風BBQソースをたっぷり使用。ひと口ほお張るとビールが欲しくなること必至で、もちろんシンハービールとの相性は抜群です!
ソムタム プー 1480円
シャキっとした青パパイヤの上に、ソフトシェルクラブがオン。タイ料理の真骨頂である甘み、辛み、酸味がバランスよくひとつになったクセになる味わいで、ビールが進むサラダです。
自家製サイウアソーセージ 1680円
レモングラス、バイマックル(コブミカンの葉)、バイトーイ(ニオイタコの木)が練り込まれたタイ風のチョリソー。いうまでもなくビールが止まりません!
カオクルックカピ 1280円
タイ風のまぜご飯で、海老の発酵ペーストを中心に味付けされたチャーハンを、豚肉の甘辛煮や野菜などをの具と合わせながら味わう料理です。
ムール貝のレモングラス蒸し 1280円
フランスやベルギーでおなじみのムール貝蒸しですが、タイでは白ワインではなくレモングラスと一緒に蒸すようです。味はアジアンハーブ特有の魅惑的な香りが印象的で、ビールやハイボールなどさっぱりとしたお酒が合います。
10階の高さから銀座の街を眺められる開放感も魅力
ドリンクやフードだけでなく、同店はロケーションも抜群。2016年春にオープンした話題の施設「東急プラザ銀座」の10階にあって、窓側なら銀座の絶景を楽しめるのです。
サービスにも特徴があり、レディボーイのシェフを中心にフレンドリーな接客で楽しませてくれます。明るい雰囲気も加わって、宴会でワイワイと盛り上がりたいならもってこいといえるでしょう。
夏の宴会にはビアガーデンというのがおなじみですが、よりリゾート感あふれるタイ料理でビールと一緒に楽しむならセンディーテラスが絶対にオススメ! また今回は触れていませんが、昼はビュッフェランチが1480円から用意され、メイン1品に加えてガイヤーンを含む食べ放題が超おトクに楽しめます。曜日にかかわらず実施されているので、ぜひ活用を!
【SHOP DATA】
SENGDEE TERRACE(センディーテラス)
住所:東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座10F
アクセス:東京メトロ銀座線ほか「銀座駅」C2・C3出口直結
営業時間:11:00~23:00(L.O.22:00)
定休日:なし