タカラトミーが9月に発売したAI搭載ロボット「COZMO(コズモ)」。とにかく愛くるしいと評判で前々から気になっていたのですが、今回ついに我が家にやってきました! ここでは実際に遊んでわかった魅力をご紹介します。
表情や動き、音で喜怒哀楽を絶妙に表現
一見するとスマホで操作するラジコン的なイメージですが、直接コントロールするのではなく、ある程度の指示を出してあげれば自分で判断して動きます。AIを搭載しているロボットなので、ユーザーとコミュニケーションを取ることも可能。例えば、自分の名前を登録しておくと、顔を認識して名前を呼んでくれたりもします。実際に「おかやす」と登録してみると、「おかーやすー」と独特のイントネーションで呼んでくれました。この独特のイントネーションが妙にかわいく、愛着がわいてきます。
いわゆるコミュニケーションロボットのように、流暢な言葉で会話ができるわけではありませんが、顔の表情や動き、電子音でしっかりコミュニケーションを取ります。ある意味、言葉の壁を突き破っているとも言えるので、コミュニケーションの手段としてはかなり高度な感じすらします。
勝手に遊んでいる様子を眺めるだけでも癒される
専用アプリにはゲームがいくつか入っており、一緒に楽しむことができます。基本はテーブルの上で遊ぶのですが、ロボット掃除機のように段差を判断し、落ちないように行動してくれます。なので、テーブル上で勝手に遊ばせることができるわけです。
ほかにも、付属のパワーキューブを使うことで、記憶力を競うゲームなどを遊ぶことができます。
COZMOは基本的には自分で動くのですが、スマートフォン、タブレット用アプリを使うとCOZMOを直接操作することも可能。その場合はCOZMOの顔の部分に搭載されているカメラの映像をスマホやタブレットで確認することができるので、COZMO目線で部屋の様子を見ることができます。
“世話をやく”感覚も楽しい
COZMOには、多彩な表情や動きのほかにも、愛着がわくような工夫が用意されています。「手がかかる子ほどカワイイ」とはよくいったもので、手間をかけることで、本当に世話をしている感覚になってきます。
専用アプリには「コードラボ」という機能があり、簡易プログラムの作成もできます。いわゆるキッズ用のプログラムアプリなので、COZMOにさせたい動きのブロックを組み合わせるだけで、簡単にプログラムを組むことができます。作ったプログラムは実際のCOZMOの動きに反映されるので、プログラム教育の一環としてもわかりやすく有用な感じです。
ちょっとしたおもちゃとして見てしまうと、メーカー希望小売価格の2万6980円(税別)はやや高めに感じてしまうかもしれませんが、コミュニケーションロボットとして考えると、破格。しかもプログラム教育の一端も担えるとなればなおさらです。はじめてのロボットとしてはかなりオススメなので、クリスマスプレゼントとしてもアリですよ。この愛らしい仕草や表示に癒されること間違いありません!