「ブラックニッカ」といえば、ニッカウヰスキーの定番ウイスキー。そんなブラックニッカから、11月21日に「ブラックニッカ アロマティック」が登場します。普段なかなかウイスキーを飲む機会がない人にこそ飲んでみてほしいこのお酒。これまでのウイスキーとはどこが違うのか、試飲レポを含めて紹介したいと思います。
ブラックニッカの売り上げは絶好調!
ブラックニッカとえいば、これまでは「ブラックニッカ クリア」「ブラックニッカ リッチブレンド」「ブラックニッカ ディープブレンド」の3種類を展開してきました。それ以外にも、3月には「ブラックニッカ ブレンダーズスピリット」、5月には「ブラックニッカ クロスオーバー」という数量限定品を発売し、さまざまな消費者のニーズに合わせたウイスキーを生み出しています。
ブラックニッカブランド全体の販売数量としては、前年比115%と好調に推移しており、業務用の樽詰めハイボールに至っては前年比139%と大きく売上を伸ばしています。
今作は20〜30代の男性がターゲット
11月21日から発売される「ブラックニッカ アロマティック」のメインターゲットは、ウイスキーを飲み始める20~30代の男性。パーティーが増える年末に向け、飲酒の機会が増えるこの季節こそが、ウイスキー市場における大きな山場なのだそうです。そんなパーティーシーンで飲まれるために発売されるのが、こちらのお酒。希望小売価格は2000円(税別・700ml)で、これなら気軽に自宅で楽しめそうですね。
ブラックニッカ アロマティックの最大の特徴は、華やかな香りと甘い味わい。だからこそ、ウイスキー初心者にとっても飲みやすく仕上がっているそうです。たしかに、普段お酒をよく飲む筆者でも、ウイスキーの香りや強いアルコールにはやや抵抗を感じてしまうので、ハイボールを頼むのが関の山。今回の試飲には少しドキドキしていました。
ブラックニッカ アロマティックは、「宮城峡モルト」「カフェグレーン」「カフェモルト」の3つが重要なポイントとなっています。ウイスキーは、発芽させた大麦を主原料とする「モルトウイスキー」と、大麦意外の穀物から作られた「グレーンウイスキー」が核。一方で「シングルモルト」は、“1か所の蒸溜所で作ったモルトウイスキーだけを混ぜたもの”のことで、それに対して「ブレンデッドウイスキー」は、“複数のシングルモルトにグレーンウイスキーを加えて味を調和させたもの”のことを指します。
ブラックニッカ アロマティックは、後者の「ブレンデッドウイスキー」で、主軸となるモルトに「宮城峡モルト」を使用。宮城峡モルトのなかでもりんごやバナナ、オレンジなどの果実を思わせる華やかな香りや、スイートな味わいが際立つ原酒を採用しています。また、このモルトには樽香も少し感じられるそう。そして、「カフェグレーン」は宮城峡モルトの味わいに伸びを引き出し、「カフェモルト」は口に含んだときのふくよかさを醸す役割を果たしています。
3種類の飲み方で香りや味わいに大きな違い
今回の催しで試飲したのは、ストレート、ハイボール、ロックの3種類。まずはストレートで、香りをしっかり確認してみました。
たしかに、アルコールの匂いというよりは蜂蜜のような甘い香りがして、樽のスモーキーさも少し感じられます。味についても、やわらかな甘さが感じられ、鼻からすうっと抜けていく軽快さがあります。余韻に関しては、少しビターな感じと甘さが残って、これはちびちび飲みたくなる!
一方のロックは、氷が溶けていることで徐々に味わいに変化が見られるのが面白く、ハイボールにしたときには甘さだけではなく味わいもキリッと引き締まり、全体的に品の良さが感じられます。これまで飲んできたハイボールとはまったく違うので、ハイボールがこんなにおいしく飲めることに少し驚きました。
今回の試飲のように、香りをしっかり楽しんでみたい人は、12月5日から発売される「ブラックニッカ リッチブレンド 香りに出逢うグラスセット」(希望小売価格2300円)がおすすめ。このグラスはアサヒビール・容器包装研究所とニッカウヰスキー・ブレンダ―室が共同開発した“ウイスキーの香りを楽しむ最適な形状”になっているんです。
ぜひ、年末にかけての家飲みはブラックニッカ リッチブレンドで! 年の瀬の家飲みをちょっとリッチな時間にしてみてはいかがでしょうか。なお、ブラックニッカの新商品は、毎回早い段階で品切れとなってしまうので、判断はお早めに!
【URL】
ブラックニッカ アロマティック http://www.nikka.com/products/blended/aromatic/