いま、クルマメーカーは自動ブレーキなどの先進安全技術機能と並んで「駐車サポート機能」を大きく謳っています。では、そのリアルな実用性はどうなのか? 今後の展望ともにレポートしていきます。
駐車サポートシステムは自動運転への布石
最近、各社が宣伝を活発に行っている自動駐車支援機能ですが、実際、その進歩は目覚ましいものです。例えば、トヨタの「インテリジェントパーキングアシスト2」は世界最高峰の精度を誇り、クルマ業界をリード。一方、諸外国を含む他メーカーも技術力を向上させ、数多くの市販モデルが採用しています。
まだ日本では市販化はされていませんが、BMWの7シリーズでは駐車位置を入力すれば、クルマに乗っていなくても自動駐車できるシステムも開発されています。各クルマメーカーは、進化の先に「自動運転」を見据え、自動ブレーキシステムやステアリング制御技術をリンクさせることで、完全なる自動運転を目指している最中。駐車サポートスシテムは、近い未来に訪れる自動運転への布石なのです。
【日産 エクストレイルの場合】
的確なハンドル操作で一発駐車を実現!
日産の「インテリジェントパーキングアシスト」は、アラウンドビューモニターとカメラが連動。駐車枠を設定するとハンドルを自動操作して、白線中央に停めてくれます。
【トヨタ アルファードの場合】
複数回の切り返しも余裕
世界で最も優れた「インテリジェントパーキングアシスト2」。白線を認識し、狭い駐車場でも切り替えを自動的に行います。縦列駐車や縦列出庫にも対応。
【ホンダ オデッセイの場合】
視認性に優れたカメラを搭載
「スマートパーキングアシストシステム」は、視認性に優れたマルチビューカメラで駐車枠を自動認識。切り返しを伴うハンドル操作もアシストしてくれます。
【プジョー 308の場合】
タッチで駐車場所を選ぶ
ドライバーはシフトチェンジとアクセル操作をするだけ。ステアリング操作は自動的に行う「パークアシスト」。駐車パターンはタッチスクリーンで選択できます。
【URL】
日産 http://www.nissan.co.jp/
トヨタ http://toyota.jp/
ホンダ http://www.honda.co.jp/
プジョー http://www.peugeot.co.jp/