41才、独身の筆者はコーヒーが大好き。豆から淹れたコーヒーのあのアロマ(芳香)、たまらないですよね。だからこそ、よりよい味わいを求める気持ちはインフレしがち。自宅コーヒーもその例外ではなく、もっと手軽に、もっと美味しいコーヒーを楽しむ方法はないものか……と常に探している状態です。そんな折、GetNavi編集部を訪問してくださったのが、カプセルコーヒーおよびその専用コーヒーメーカーを扱う「Nespresso(ネスプレッソ)」さんです。
コーヒーメーカーと6種類のカプセルコーヒーを自宅で試すことに
春の数量限定コーヒーをPRする目的で、わざわざマシンをお持ち頂き、その場で私たちにコーヒーを淹れてくださいました。そのおいしさに触れ、もっと本機のことを知りたい、いや、もうすでに欲しい……と思い始めていた筆者。GetNavi webでのレビューを打診してみたところ、あっさりOKを頂戴し、めでたく自宅で使わせて頂くことになりました!
そして、とある土曜日、自宅にネプレッソのマシン「エッセンサ ミニ ピュアホワイトC」(直販価格1万1880円)が到着。マシンといっても大げさなモノではなく、本体は約2.3㎏と軽量かつ幅8.4cmと薄いので、男性ならば片手で持ててしまうサイズです。移動はラクですし、コンパクトなのでちょっとしたスペースにも置けそうですね。
さて、これからどんなカプセルを買おうかな……と思っていたら、なんとメーカーさんのご厚意で、6種類ものカプセルが同梱されていました。これはありがたい!
各カプセルコーヒーを解説するパンフレットも同封されており、そこには、広報ご担当のYさんの手書きのメッセージが添えられていました。「ぜひ小林様におすすめしたいコーヒーをチョイスさせて頂きました! (中略)どうぞ至福のひとときを…」。おお、私のような中年の田舎者に何とご丁寧な……。そしてこのあと、筆者は本当に「至福のひととき」を味わうことになるのです。
使い方はカプセルを本体にセットしてボタンを押すだけ
では、早速エスプレッソを淹れていきましょう。まずは、冒頭で少し触れた春限定のコーヒー、「ロブスタ・ウガンダ」と「アラビカ・エチオピア」から試してみます。
マシンの構造は極めて単純で、使い方も超カンタン。本体後部のタンクに水を入れ、コーヒー豆が入ったカプセルを本体の穴にセットしてレバーを倒し、ボタンを押すだけ。
スイッチを押すと、ブブブブブ…とマシンが振動し、10秒ほどで抽出が完了。最初に抽出したときは、その量の少なさに衝撃を受けます。小カップを選択すると、ほとんどおちょこ1杯分(約40mℓ)。大カップを選択しても、通常のコーヒーよりやや少ないくらいです(約110mℓ)。とはいえ、これこそがエスプレッソ。マシンで加圧しながら急速に抽出することで、雑味を出さず、旨みとコクだけを引き出すのが特徴。反対に、抽出量を多くしてしまうと、よけいな雑味が出てしまうそうです。
もうひとつ、エスプレッソならではの魅力が、コーヒー表面を覆うきめ細かな泡、「クレマ」です。メーカーさんによると、このクレマがうまく出ていないと、本場・イタリアでは「こんなのはエスプレッソじゃない!」と怒る方もいるのだとか。それほど重要なこのクレマ、見たところ本機では十分に出ているようです。
自宅で飲んだコーヒーのなかでは間違いなく最高の味
ではまず、「ロブスタ・ウガンダ」の感想から。こちらは爽やかで力強い苦味、ウッディな香り、少しピリッとしたあと味……。なるほど、パンフには「ココアのような香り」とありますが、確かにココアっぽい風味もあります。抹茶を思わせる印象もあるので、和菓子に合うかもしれませんね。
苦味とコクが際立つ「ロブスタ・ウガンダ」に対し、「アラビカ・エチオピア」は、フルーティで軽快な印象。紅茶のような芳香が感じられて酸味は少なく、キレがいいです。大カップ(110mℓ)で抽出すると、香りが立って飲みやすくなるイメージ。さっぱり飲みたいときには最高ですね。そして、エスプレッソの象徴、クレマも最高です。シルキーな口当たり、独特な甘さがなんともいえない快感で、その下に隠れたボディを鮮やかに引き立ててくれました。
…と、いろいろと言いましたが、おいしいコーヒーって、本当にいいものですね……。口にすると、思わずほぉっとため息が出て、リラックスの世界へ一瞬でトリップするのがわかります。間違いなく、いままで自宅で飲んだコーヒーのなかで、ぶっちぎりで最高の味でした。この味がこれからしばらく楽しめると思うと、「うれしい」以外の言葉が浮かびません。