家電
2018/4/10 20:38

コーヒーメーカーは、これでいい! 41才独身宅にカプセル式「ネスプレッソ」がやってきた

41才、独身の筆者はコーヒーが大好き。豆から淹れたコーヒーのあのアロマ(芳香)、たまらないですよね。だからこそ、よりよい味わいを求める気持ちはインフレしがち。自宅コーヒーもその例外ではなく、もっと手軽に、もっと美味しいコーヒーを楽しむ方法はないものか……と常に探している状態です。そんな折、GetNavi編集部を訪問してくださったのが、カプセルコーヒーおよびその専用コーヒーメーカーを扱う「Nespresso(ネスプレッソ)」さんです。

↑編集部にお持ち頂いたネスプレッソのカプセル。まるでコーヒーの宝石箱です

 

コーヒーメーカーと6種類のカプセルコーヒーを自宅で試すことに

春の数量限定コーヒーをPRする目的で、わざわざマシンをお持ち頂き、その場で私たちにコーヒーを淹れてくださいました。そのおいしさに触れ、もっと本機のことを知りたい、いや、もうすでに欲しい……と思い始めていた筆者。GetNavi webでのレビューを打診してみたところ、あっさりOKを頂戴し、めでたく自宅で使わせて頂くことになりました!

そして、とある土曜日、自宅にネプレッソのマシン「エッセンサ ミニ ピュアホワイトC」(直販価格1万1880円)が到着。マシンといっても大げさなモノではなく、本体は約2.3㎏と軽量かつ幅8.4cmと薄いので、男性ならば片手で持ててしまうサイズです。移動はラクですし、コンパクトなのでちょっとしたスペースにも置けそうですね。

 

さて、これからどんなカプセルを買おうかな……と思っていたら、なんとメーカーさんのご厚意で、6種類ものカプセルが同梱されていました。これはありがたい!

↑10個のカプセルが入ったセットが6種類も送られてきました! 上から「アルペジオ」「フォルティシオ・ルンゴ」(各810円)、「ブケーラ・ルンゴ」「インドリヤ」(各864円)、「ロブスタ・ウガンダ」「アラビカ・エチオピア」(各940円)

 

各カプセルコーヒーを解説するパンフレットも同封されており、そこには、広報ご担当のYさんの手書きのメッセージが添えられていました。「ぜひ小林様におすすめしたいコーヒーをチョイスさせて頂きました! (中略)どうぞ至福のひとときを…」。おお、私のような中年の田舎者に何とご丁寧な……。そしてこのあと、筆者は本当に「至福のひととき」を味わうことになるのです。

 

使い方はカプセルを本体にセットしてボタンを押すだけ

では、早速エスプレッソを淹れていきましょう。まずは、冒頭で少し触れた春限定のコーヒー、「ロブスタ・ウガンダ」と「アラビカ・エチオピア」から試してみます。

↑こちらがカプセル。中には極細挽きコーヒーが入っています。左のゴールドのカプセルが春限定の「アラビカ・エチオピア」。右のグリーンのカプセルが同じく春限定の「ロブスタ・ウガンダ」です。どちらも直販価格は1本(カプセル10個入り)で940円。直販サイトでは、5本単位から注文できます

 

マシンの構造は極めて単純で、使い方も超カンタン。本体後部のタンクに水を入れ、コーヒー豆が入ったカプセルを本体の穴にセットしてレバーを倒し、ボタンを押すだけ。

↑カプセルを本体の穴にすっぽり入れて、レバーを手前にガチャンと倒せばセット完了

 

↑抽出の際は、約40mℓの小カップボタン(左)と約110mℓの大カップボタン(右)を選択します

 

スイッチを押すと、ブブブブブ…とマシンが振動し、10秒ほどで抽出が完了。最初に抽出したときは、その量の少なさに衝撃を受けます。小カップを選択すると、ほとんどおちょこ1杯分(約40mℓ)。大カップを選択しても、通常のコーヒーよりやや少ないくらいです(約110mℓ)。とはいえ、これこそがエスプレッソ。マシンで加圧しながら急速に抽出することで、雑味を出さず、旨みとコクだけを引き出すのが特徴。反対に、抽出量を多くしてしまうと、よけいな雑味が出てしまうそうです。

もうひとつ、エスプレッソならではの魅力が、コーヒー表面を覆うきめ細かな泡、「クレマ」です。メーカーさんによると、このクレマがうまく出ていないと、本場・イタリアでは「こんなのはエスプレッソじゃない!」と怒る方もいるのだとか。それほど重要なこのクレマ、見たところ本機では十分に出ているようです。

 

自宅で飲んだコーヒーのなかでは間違いなく最高の味

ではまず、「ロブスタ・ウガンダ」の感想から。こちらは爽やかで力強い苦味、ウッディな香り、少しピリッとしたあと味……。なるほど、パンフには「ココアのような香り」とありますが、確かにココアっぽい風味もあります。抹茶を思わせる印象もあるので、和菓子に合うかもしれませんね。

 

苦味とコクが際立つ「ロブスタ・ウガンダ」に対し、「アラビカ・エチオピア」は、フルーティで軽快な印象。紅茶のような芳香が感じられて酸味は少なく、キレがいいです。大カップ(110mℓ)で抽出すると、香りが立って飲みやすくなるイメージ。さっぱり飲みたいときには最高ですね。そして、エスプレッソの象徴、クレマも最高です。シルキーな口当たり、独特な甘さがなんともいえない快感で、その下に隠れたボディを鮮やかに引き立ててくれました。

↑注ぐ様子がわかるよう、透明なグラスに抽出してみました。上部のきめ細かい泡が「クレマ」、中間部分の濃い茶色の部分が「ボディ」、最下層の真っ黒な部分を「ハート」と呼ぶそうです。その美しさには思わずうっとり……

 

…と、いろいろと言いましたが、おいしいコーヒーって、本当にいいものですね……。口にすると、思わずほぉっとため息が出て、リラックスの世界へ一瞬でトリップするのがわかります。間違いなく、いままで自宅で飲んだコーヒーのなかで、ぶっちぎりで最高の味でした。この味がこれからしばらく楽しめると思うと、「うれしい」以外の言葉が浮かびません。

「今日はどれにしようか」と選ぶ楽しみもある

こうして、自分史上初、「エスプレッソのある生活」が始まりました。本機が来て良かったのは、休日の楽しみが増えたこと。明るい日差しのなか、録画の「ワールドプロレスリング」を眺めつつ、ビターチョコレートとともにエスプレッソを楽しむ……なんと豊かな時間なのでしょう。コーヒーを抽出するときに漂う香りもまた極上。なんだか年収がひとケタアップしたような錯覚を覚えます。ネスプレッソといえば、ジョージ・クルーニーのセレブっぽいCMが有名ですが、上流階級ってこんな感じなのかなあ…と想像しました。

↑カプセルは好みの器やカゴに入れておくのもオススメ。選びやすいしカワイイです。別売でオシャレなディスペンサーやボックスも用意しています

 

各カプセルの味を把握したいま、色とりどりのカプセルのなかから、「今日はどれにしようか……」と選ぶのも楽しみのひとつ。…限定コーヒーを除けば、一番のお気に入りは、極上のアロマが楽しめる「アルペジオ」。だが、ときには「フォルテシオ・ルンゴ」でガツンといくか、「ブケーラ・ルンゴ」で酸味と香りを楽しむのもいい……。いや待てよ、ビターチョコにあわせて「インドリヤ」の複雑なコクを味わうのはどうだろう…? ちょっと前まで、まともにエスプレッソを知らなかった筆者がいま、その違いを楽しんでいる……なんと畏(おそ)れ多いことでしょう。

↑ちなみに、毎日のメンテナンスは超簡単。カプセルをセットせずに湯通しして、タンク(写真)を洗うだけ。また、6か月に1度、湯通しと同じような要領で湯垢洗浄を行えばOKです

 

↑使用後のカプセルはこのように下に落ちます。6個たまったら捨てればOK

 

極上の芳香とクレマが朝の気分を変えてくれる

朝、出掛けのエスプレッソというのも始めました。朝は時間が限られているということもあって、少しグラニュー糖を入れて飲みやすくしてみます。こちらは、そのまま飲むときに比べて、カラメルのようなあま香ばしい風味になり、また違った印象に。出勤前の少々緊張している時間、滑らかなエスプレッソを口にすると、ふっと気持ちがラクになり、前向きになれる気がします。

それにしても、この芳香とクレマ、一瞬でリラックスを生み出す力が驚異的。その意味で、緊張を強いられがちなオフィスに置いても良さそうです。コーヒーブレイクにもいいですが、会議やブレストの場にこんな美味しいエスプレッソがあったなら、良い刺激となって新たなアイデアが生まれるかも。来客に出しても喜んでもらえそうですね。

 

今回の体験で「欲しいものリスト」に「ネスプレッソ」が加わった

あとは、1杯75.6円~という価格をどう見るか。ドリップバッグコーヒーが1杯20~30円程度であることを考えると、安いとはいえません。ただ、あれだけの力強い風味と香り、極上のクレマが自宅で簡単に楽しめて、豊富なバリエーションから味を選べること(レギュラーのコーヒーは24種類を用意)を考えるといかがでしょう。淹れたときに漂う香りも含め、豊かな時間や空間を得るためと考えれば、決して高くはないはずです。

 

一方、本体は今回の「エッセンサ ミニ ピュアホワイトC」が約1万2000円と、思ったより安いのが魅力です。メーカーさんによると、本機と上位機種では付加機能(ミルクフォームを作る機能など)が違うだけで、味は変わらないとのこと。初期費用と設置スペースを抑えつつ、シンプルにカプセルの違いを楽しむなら、これで十分といえるでしょう。

 

…というわけで今回の「ネスプレッソ」体験により、筆者の「欲しいものリスト」にまたひとつ、新たなアイテムが加わりました。繰り返しますが、なんといっても、あの鮮烈な風味とクレマが毎日楽しめる魅力は大きい……それに、筆者にとってエスプレッソを楽しむ時間は、すでに大切な時間になっているのです。さて、みなさんは「エスプレッソのある生活」と「ない生活」、どちらを選びますか?

【製品情報】

ネスプレッソ

エッセンサ ミニ ピュアホワイトC

実売価格1万1880円

●サイズ/質量:W8.4×D33×H20.4cm/約2.3㎏●ポンプ最大圧力:19気圧●水タンク容量:約0.6L●使用済みカプセル回収コンテナ:6

 

協力:楽天市場

 

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