手軽に楽しめる入門用として最適なトイドローンが、じわじわとその数を増やしていってます。その中でも直近でひときわ注目を集めたのが、Ryze Techがドローン大手であるDJIと共同開発した、超小型ドローン「Tello」です。早々にその実機が手に入ったので、実力を検証してみたいと思います。Telloは質量が約80gと、航空法適用外の200g未満を遥かに下回る超軽量ボディが特徴です。実売価格は1万2800円。
航空法適用外となると、飛行禁止区域でも申請なしで飛行させることができるので、飛ばせる範囲が一気に広がります。もちろん、人混みや空港の近くなどでは飛ばせませんが、それでも規制適用のドローンに比べれば、飛ばす場所を厳選しなくても、ドローンを使った楽しみが広がります。
ただ軽いだけのトイドローンであれば、他にもたくさん発売していますが、Telloの特徴として、空中で操作していない時に安定してその場に居続けられること、つまりホバリングがあげられます。Telloは2つのビジョンセンサーと気圧センサーを搭載しているため、安定して空中でホバリングすることができるのです。ドローンの良さのひとつは、操縦している時に操作を誤ってしまっても、指を話せばその場に居続けるという安心感ですが、トイドローンのサイズ感で実現しているのはすごい。