基本的に、超ポジティブ思考で毎日楽しく生きている私だが、今朝はどん底まで気持ちが落ちた。
長女の言動にひどく憤慨、怒りが頂点に達し、感情がおさえきれずに号泣してしまったのである。理由は、いま考えればちっぽけなことだ。しかも、相手は小さな子どもである。こんなにイラつくなんて、大人げない。少し時間が過ぎたら、なんだか心にぽっかり穴が空いたように虚しくなり、「なぜあんなに叱ってしまったのだろう」という悲しみが押し寄せてきた。
すると、最近読んだ本の中の言葉がふと頭をよぎった。
人には、喜怒哀楽の感情があると言われています。
その中で、お金持ちでなおかつ幸せで、優秀な経営者が使わない感情があります。
「怒」です。
『99%の人生を決める 1%の運の開き方』(崔燎平・著/内外出版社・刊)の一節だ。
運を引き寄せる感情の秘密
著者の崔さんは、北九州の経営者であり、占い開運アドバイザーとして大変人気を集めている30代の男性。
開運アドバイザーといっても、何かが見える系の人でも、不思議な能力があるわけでもなく、自ら「占い師」と名乗ったこともないそうだ。ただ、これまでに占ってきた5万人のデータやエピソード、そして師と仰ぐおばあちゃん先生からの数々の教えに基づいて、幸せをつかむきっかけを相談者にアドバイスしているのだという。
「怒」からは後悔と破壊しか生まれない。
これは崔さんが師匠から得た教えであり、自身も痛感したことなのだという。
さらに、「哀」も必要ない。これから起こるかもしれない嫌なこと、哀しいことを考えていると、人の感情はマイナスに傾いて運が弱くなってしまう。哀しむのは哀しいことが実際に起ったときだけでいい、と崔さんは述べる。
つまるところ、喜怒哀楽から「怒」と「哀」を取り除いて生きるべき。そう、「喜楽に生きる」ことこそ、自らの運を大きく開いていく秘密なのだという。
この言葉は、まさに今日の私にグサリと突き刺さった。
「運命」は自分で決められるのに、決めていない人が多い
本書では、幸せなお金持ちがやっている習慣を6つ教えてくれている。
自分が今生きている現実は、偶然そうなったのではなく、「なる前からなっていた」のだと崔さんは言う。自分がどうなりたいかをイメージし、そうなるように意識していくことが大切なのだと。
だからこそ、成功した人たちが、その幸せと成功を手に入れる前からしていた習慣を取り入れることで、「自分の人生を幸せなものにしていける」というわけである。
今回は6つの習慣の中から、特に私が「むむ!」と思ったものを3つ紹介しよう。