ロシアワールドカップで初のベスト8進出は叶わなかったものの、大きな感動を与えてくれたサッカー日本代表。ベルギー戦終了後、選手たちがSNS上に発表したコメントには、彼らの偽りのない心情を読み取ることができる。勝負を終えた代表戦士たちが自ら発信したコメントをまとめた。
川島永嗣
グループリーグのコロンビア戦とセネガル戦でのプレーがきっかけで一部から批判の声もあがったが、守護神として決勝トーナメントを含む全試合でゴールマウスを守り続けた。
原口元気
決勝トーナメントのベルギー戦で先制点を決め、日本代表を応援する全ての人に希望を与えてくれた。
昌子源
ベルギー戦でのアディショナルタイム、最後まで諦めずに足を伸ばしてボールを止めようとしていた姿が印象的だった。
酒井宏樹
偉大な先輩に少しでも近づけるよう4年間頑張ってきました。こんな未熟な自分にこの大事なポジションを与え続けてくれた2人の監督、代表チームには本当に感謝しています。ありがとうございました!
Merci pour tous les messages après le match?
c'était une belle compétition? pic.twitter.com/EHdsbL9TqX— Hiroki.Sakai 酒井宏樹 (@hi04ro30ki) July 3, 2018
前回大会のブラジルでは日本代表に選ばれながら出場機会がなかったが、今大会ではグループリーグからベルギー戦まで全試合に出場した。
酒井高徳
ポーランド戦では持ち前の日本人離れしたフィジカルで守備を支え、惜しいシュートも放った。
槙野智章
ポーランド戦では敵エースのレヴァンドフスキのマークを担う。その長めのコメントからは、サッカーへの熱き想いを感じ取ることができる。
乾貴士
セネガル戦では1得点1アシスト。ベルギー戦では原口に続く2点目を挙げる活躍。日本のスタープレーヤーとして、海外メディアにも多数取り上げられた。
長友佑都
ありがとう。
やりきった。
出し切った。
最高に楽しいW杯だった。
こんな下手くそを使ってくれた監督、仲間、いっぱいのエネルギーを送ってくれた皆さんに心から感謝します。 pic.twitter.com/mtae2u7jhY— Yuto Nagatomo | 長友佑都 (@YutoNagatomo5) July 2, 2018
まさに「やり切った」感のある長友のコメントだが、大会中にはトルコのガラタサライへの完全移籍も決まり、チーム合宿に休暇返上での早期合流をも表明。すでに意識は4年後に向かっているようだ。
本田圭佑
Thank you my World Cup and my dream. You raised me up until today.
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) July 3, 2018
結果的に彼のゴールにより日本代表は決勝トーナメントに進めたことになる。ベルギー戦後のコメントで代表引退を示唆した本田。この短い英語のコメントにもそれがうかがえる。
長谷部誠
2010年から代表チームでキャプテンを担ってきた長谷部は、今大会をもって日本代表引退を表明した。現役は続行するようなので、今後もクラブチームで彼の雄姿を見ることはできそうだ。
選手たちのコメントからは、彼らにとって今回のワールドカップが非常に充実したものとなったことがうかがえる。だからこその結果であり、それを実現したスタッフも含めて評価されるべきことだろう。
日本代表選手たちはロシアの地を後にし、それぞれの所属するチームに帰還する。各チームの選手としての日常に戻る前に、まずはゆっくりと休んでほしい。