飲食店のヒットの常套パターンといえば、海外からの上陸や地方からの東京進出。長蛇の列を作ることも必至ですが、一風変わったジャンルや戦略でありながら大ブレイクをするケースもあります。その好例が、今春関西から東京に進出してきた食べ放題の焼肉店「ワンカルビ」。
出店地は東京郊外の小平市。最寄り駅は西武新宿線の「花小金井」と、都心ではありません。とはいえ、その繁盛ぶりはすさまじいものがありました。体験レポートの形で、お店の魅力と人気ぶりとお伝えしたいと思います。
数か月待ちを覚悟してでも予約するべき人気ぶり!
筆者が行ったのは、オープンから2か月以上経った7月上旬。下調べによると「予約していった方がいい」という情報があったため、予約することにしたのですが、本来は5月中旬に行く予定でした。なぜここまで遅くなったかというと、近い日程は埋まっていたからです。場所が場所なので、土日に絞ったからかもしれませんが、2か月ほどかかる人気ぶり。
ちなみに、郊外のロードサイドというだけあって、けっして席数は少なくありません。むしろかなり多く、172席もあるようです。また、特別にオープン記念の割引キャンペーンなどをしているわけでもありません。それでこれだけ混雑するには、相当な実力があるということでしょう。
この日の状況で予約なしの場合、どれ程度待つかをスタッフさんに聞くと「2時間はかかるかもしれません」という答えが。これだけ人気ということは、相応の魅力があるに違いありません。ということで、席に向かいました。