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2016/4/28 7:00

iPhone SEを買うか迷っている人におくる10大項目検証

iPhone SEの発売から約1か月が経ち、買い換えた人もチラホラ見かけるようになってきました。GetNavi webでは、iPhone SEの実力をより具体的に把握するため、iPhone選びに重要な10項目について、現行の人気モデルiPhone6sとの違いを検証。iPhone 6sとiPhone SEのどちらが自分に合っているのか、迷っている人はぜひ参考にして下さい。

 

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↑左からiPhone 6s Plus、6s、5s、SE

1.静止画撮影

iPhone 6sと同じ1200万画素
カメラの画素数が高いほど、撮影したデータを大きく表示・印刷させる際に画質が荒れません。iPhone SEの背面カメラはiPhone 6sなどと同じで1200万画素。撮影した写真の一部を拡大してみても、同等に精細なのがわかります。また、一部で不評だったiPhone 6sのレンズ部の出っ張りも、iPhone SEでは解消されています。

↑撮影画像の比較
↑撮影画像の比較

 

2. 3D Touch

3D Touchには非対応
「3D Touch」は、ディスプレイをぐっと押し込むことでホーム画面からアプリの機能を直接ショートカット操作できる機能。例えば「カレンダー」なら、すぐにイベントを追加することが可能となります。現状iPhone 6s、6s Plusのみに搭載されており、SEは残念ながら対応していません。

↑3D Touchに対応している機種は、画面をグッと押せばアプリを直接操作できます
↑3D Touchに対応している機種は、画面をグッと押せばアプリを直接操作できます

 

3.スピーカー

音量は十分でもややこもる印象
内蔵スピーカーはどちらも端末右下に位置。スピーカーの穴はiPhone 6sが1列なのに対し、SEでは5sと同じ2列。どちらも音量が大きく、イヤホンなしでも動画視聴などを楽しめます。同一の楽曲を流したところ、SEのほうがやや音がこもる印象で、6sのほうが若干クリアに聴こえました。

↑スピーカー部の比較
↑スピーカー部の比較

 

4.コスパ

6sより約3万1000円安い
iPhone SEの最大の魅力は、やはり価格が安いこと。Apple Storeが販売するSIMフリーモデルの一括価格を比較した場合、iPhone 6sよりおよそ3万1000円も安くなります。背面カメラとCPUの差はないので、コストパフォーマンスを追求する人ならば、検討の余地は大いにあるでしょう。

↑SIMフリーモデルの価格(税抜)
↑SIMフリーモデルの価格(税抜)

5.セルフィー

インカメラの画素数は大差アリ
スペックの数値として差があるのは、インカメラの画素数です。iPhone 6sが500万画素であるのに対し、iPhone SEは120万画素。撮影したPCの大画面に表示させる場合には、やや差が感じられますが、スマホのディスプレイ上で視認する程度なら120万画素でも十分でしょう。

 

6.スタミナ

ネット利用は6sよりも3時間長い
iPhone SEは、iPhone 6sと同じチップセット「64ビットアーキテクチャ搭載A9チップ」と「組み込み型M9モーションコプロセッサ」を搭載し、省電力性能が高くなっています。また、iPhone 6sよりも液晶サイズが一回り小さいので、ウェブ閲覧などで画面表示による電力消費が抑えられています。

↑スタミナ比較
↑スタミナ比較

 

7.ビデオ撮影

どちらも4K撮影可能
iPhone SEと6sは、どちらも4K画質の動画を撮影できます。確認のため、両端末で撮影した4K動画を同じ4K対応ディスプレイに表示して比べてみましたが、精細さに差はありませんでした。ちなみに、iPhone 6s Plusは光学式手ブレ補正機能に対応しており、この2機種よりもブレの少ない動画が撮れます。

 

8.ディスプレイ画質

6sと同じ326ppi
ディスプレイの画素数を比較すると、iPhone6sが1334×750ドットなのに対し、iPhone SEは1136×640ドットとなっています。しかし、画面サイズの差があるので、画素密度を比べるとどちらも326ppiで同等です。実際に画像を表示して並べてみても画質には差は感じられませんでした。大画面で動画などを視聴したい人は、5.5型の6s Plusも要検討です。

 

9.通信方式

MIMO方式のWi-Fiは非対応
国内で販売されるiPhone SEのモデルは「A1723」。米国版の「A1662」と異なり、TD-LTEにも対応します。iPhone 6sと比べると、キャリアアグリゲーションや、MIMO対応の高速Wi-Fiが非対応な点が異なっていますが、最先端の通信速度を体感したい人以外は、特に問題ありません。

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10.サイズ感

画面左上に親指が届く
両機種を並べてみた場合、最も大きな違いはやはりサイズ。iPhone6sを片手で持つと、親指で画面左上のアイコンをタップするのは大変ですが、SEでは画面上の全てのアイコンにラクに指が届きます。ボディの厚みは6sより0.5㎜厚いのですが、幅・高さはSEのほうがひと回り小さく、携帯性は同等でしょう。

↑片手で持った場合の比較
↑片手で持った場合の比較

 

以上、10大項目を検証した結果、両機種の大きな違いは、「3D Touchの有無」と「インカメラの画素数」、そして「サイズ感」と「価格」という結果になりました。この4点を念頭におけば、自ずと自分に合った機種が見えてくると思います。iPhone 6sとiPhone SEで迷っている人は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

【URL】
アップル http://www.apple.com/jp‎
iPhone SE製品情報ページ http://www.apple.com/jp/iphone-se/