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2018/10/11 19:30

耳元でブルブル震える臨場感! スカルキャンディの人気ヘッドホン「Crusher」限定モデルの詳細をレポート

ストリート感のあるデザインで若者を中心に人気のオーディオブランド「Skullcandy(スカルキャンディ)」から、“震えるワイヤレスヘッドホン”のプレミアムモデル「Crusher 360」と、意外にもブランド初となるアクティブノイズキャンセリング機能搭載のBluetoothヘッドホン「Venue(ベニュー)」の2機種が11月2日より発売されます。今回は、注目の2機種のそれぞれの特徴をレポートしたいと思います。

↑モデルの吉田 顕栄郎さん(左)と森元流那さん(右)

 

バイブレーションの質を高めた「Crusher 360」

「Crusher 360」は、現在発売中の有線タイプのヘッドホン「Crusher」、Bluetoothワイヤレスヘッドホンの「Crusher Wireless」に続く“震えるヘッドホン”の第3弾。音楽再生用のダイナミック型ドライバーのほかに、入力された低域の信号を検知してバイブレーションを起こすハプティック・センサーを内蔵したことによって、例えば映画やゲームなどを視聴する時に音と振動によるいっそうの没入感が得られるというユニークなヘッドホンです。

↑「Crusher 360」日本は限定2500台の販売になる

 

日本国内では限定2500台のみ販売される貴重な限定モデルで、Crusher Wirelessをベースにハプティック・センサーの強化や本体のマテリアルのブラッシュアップに挑戦しています。価格は3万3800円(税別)。

↑モデルの古川優奈さん

 

BluetoothのオーディオコーデックはaptXとSBCに対応。スマホやタブレット、PCなどにBluetoothでワイヤレス接続するか、または同梱されているケーブルで有線リスニングも楽しむことができます。本体に内蔵するバッテリーによる連続再生時間は約29時間。急速充電機能にも対応。本体をコンパクトに折りたたんで、パッケージに同梱されている専用キャリングケースに入れて旅行先などにも携帯できます。

↑本体はコンパクトに折りたたんで専用キャリングケースに入れて持ち運べます

 

入力された低域の音声信号に反応するセンサーは左右のチャンネルごとに分けた「ステレオ・ハプティック・ベース」をCrusher Wireless以来継続して搭載しました。左右の振動もセパレートしたことで、映画やゲームの映像世界とよりリアルにシンクロするコンテンツ体験が味わえます。さらにハプティック・ドライバーを動かすためのマグネットに液体マグネット(磁性流体)を使い、DSPの処理精度も高めているので、センサーが反応する帯域をCrusher Wirelessより広く20Hzから100Hzまで取ることが可能になっています。実機で体験してみるとバイブレーションの安定感も向上しているように感じました。

↑本体左右に搭載するハプティックセンサーが振動を生み、コンテンツへの没入感を高めてくれます

 

安定したバイブレーション表現については本体のマテリアルに上質なパーツを選んでいることにも影響しているのかもしれません。メモリーフォームのイヤークッションを覆う素材にプロテインレザーを使い、ヘッドバンドのアームにアルミニウムを採用しています。金属パーツはエッジにダイヤモンドカットを施したことで、見た目の質感もCrusher Wirelessと比べて格段に良くなっています。

↑イヤーパッドの外皮にはプロテインレザーを採用しています

 

バイブレーションの強度は本体左側のイヤーカップ表面に搭載する静電式のタッチリモコンで上下操作する方式に変わっています。

↑左イヤーカップの側面がバイブレーションの強弱を調整するリモコンになっています

 

サウンドは中高域の明瞭度や低音のスピード感も重視しているので、従来の元気いっぱいなCrusherのイメージからまた大きく変わって落ち着いた印象を受けました。この1台で音楽に映画、ゲームなど様々なモバイルコンテンツが迫力たっぷりに楽しめる、大人向けのエレガントなデザインのヘッドホンが多彩なスカルキャンディのラインナップに加わりました。

 

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