昨年の3月に発売され、何かと話題になった「レモンジーナ」。今回、はちみつを加えて「ハニーレモンジーナ」としてリニューアルするとのこと。商品を入手致しましたので、早速その味を試してみました!
ただの「はちみつレモン」ではないか? という疑問も
サントリーの「レモンジーナ」は、オレンジ味の炭酸飲料「オランジーナ」の兄弟ドリンクです。2015年の3月31日に発売され、予想以上の売れ行きで翌4月1日には出荷を休止。“話題を狙った品切れ戦略だ”というウワサの種になったほか、商品自体も「土の味がする」と大いに話題になりました。
そんな「レモンジーナ」が、はちみつを加えた「ハニーレモンジーナ」として刷新され、5月24日(火)から順次、全国発売されます。この「ハニーレモンジーナ」、フランスで親しまれている、手作りレモンのはちみつ漬けにヒントを得て開発されたもの。資料によると、「本格的な果実感はそのままに、欧州で親しまれる華やかさが特長のはちみつの香りと、日本人になじみのある甘くやさしいはちみつの香りを組み合わせました」とのこと。
さて、実際はどんな味なのでしょうか? 「土の味」にレモンの風味が加わったのか? あるいは、ただの「はちみつレモン」なのではないか? 様々な疑問が浮かんできます。前作のレモンジーナとの比較も合わせて早速味見してみました。
はちみつの風味と果汁感が強い!
大きな特徴としては、「はちみつの甘さが強い」「果汁感が強い」「微炭酸」の3つ。封を開けたときからはちみつの甘い香りが漂い、飲んでみてもはっきりとはちみつの風味が感じられます。
また、本品では含有果汁10%未満ながら、本物の果汁に見られる複雑な酸味があり、炭酸飲料にありがちな平板な印象がありません。スクイーザーでグレープフルーツを搾ったときに感じるような皮の苦味もあるため、より果汁感が増しています。炭酸は微炭酸で、のどへの刺激はかなり少なめ。
爽やかな飲み口のレモンジーナと比較してみると、かなり「手作り感」がアップしている印象です。たとえるなら、「田舎のおばあちゃんが作った味」でしょうか。遠い昔に飲んだ「はちみつレモン」の記憶をたどってみると、それよりも味はだいぶ濃いめであり、「ただのはちみつレモンじゃないか」との批判は、当てはまらないことになります。
二日酔いや疲れたときに身体が欲する味
以上の特徴から、どんなときに飲むのがいいか個人的に考えたところ、「二日酔い」という結論に達しました。たとえば風邪のときに飲みたいような、体が弱ったときに効く味という気がしたのです。実際、はちみつの果糖は二日酔いの原因となる有害物質、アセトアルデヒドの分解を促進するほか、レモン果汁のビタミンCはアルコール代謝を促進させるといいます。この「ハニーレモンジーナ」こそ、まさに二日酔いの特効薬といえるのではないでしょうか。あくまで個人的な感想ですが。
また、弊誌女子編集部員によると「疲れたときに飲みたい味」とのこと。たしかに猛暑の休日の昼下がり、買い物などから疲れて帰ってきたとき、真っ先に飲みたい味です。毎日飲むわけではないけれど、疲れているとき、二日酔いのとき、または手作り感に触れてほっとしたいとき、ふと思い出し、「あ、アレ飲みたい!」となる。「ハニーレモンジーナ」は、そんな飲み物ではないでしょうか。
ハニーレモンジーナ
1.2ℓペットボトル 希望小売価格:320円+税
420mℓペットボトル 希望小売価格:140円+税
サントリー http://www.suntory.co.jp/
オランジーナ http://orangina.jp
ハニーレモンジーナ ニュースリリース http://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF0415.html