2019年は(インターネットとの)「つながる家電」に注目です。すでに幅広い製品をIoT化しているシャープに加え、日立も「今後、全製品をコネクテッド対応する」と発表。なかでも本誌が注目しているのは、「つながる洗濯機」。洗剤の自動投入機能や、天気に応じて最適なコースをアドバイスする機能などを各社が実装し始めました。以下では、その注目モデルをチェックしていきましょう!
【その1】天気情報や洗濯履歴に応じた洗濯方法をAIがアドバイス!
シャープ
プラズマクラスター洗濯乾燥機 ES-W111
実売価格36万5040円
AIoTクラウドサービス「COCORO WASH」と連携。業界で初めて、天気情報・季節・洗濯履歴に応じた適切なコースを本体やスマートスピーカーの音声、スマホアプリで提案します。乾燥フィルターの自動掃除機能も便利です。【スマホ操作:対応】【スマートスピーカー:対応】【液体洗剤・柔軟剤自動投入:非対応】【独自機能:超音波ウォッシャー】
【その2】洗剤や柔軟剤の銘柄に合わせて洗剤量を計算して自動投入!
パナソニック
ななめドラム洗濯乾燥機
NA-VX9900
実売価格36万4110円
液体洗剤と柔軟剤の銘柄をスマホで登録すると、銘柄ごとの特性や洗濯物の量やコースに合わせて適量を投入。スマホアプリを使い、帰宅時間に洗濯乾燥が終了するよう設定・変更もできます。「ナノイーX」で遠隔操作待機中の衣類のニオイ発生を抑えることも可能です。【スマホ操作:対応】【スマートスピーカー:非対応】【液体洗剤・柔軟剤自動投入:対応】【独自機能:ナノイーX】
【その3】汚れや洗濯状況に合わせて洗い方と時間を判断
日立
ヒートリサイクル
風アイロン ビッグドラム
BD-NX120C
実売価格38万2770円
AIが洗い方や洗濯時間を自ら判断。布動きを見て洗浄効果が最大になるよう回転数を制御したり、すすぎ具合に合わせてすすぎ時間を短縮したりしてくれます。専用アプリがカットソー、トレーナー、ニットなど衣類ごとのおすすめ運転コースを提案。【スマホ操作:対応】【スマートスピーカー:非対応】【液体洗剤・柔軟剤自動投入:対応】【独自機能:AIお洗濯】
【その4】アプリでダウンロードした多彩なコースで洗濯できる!
LGエレクトロニクス
LG SIGNATURE DUALWash
実売価格49万4640円
洗濯11㎏(乾燥6㎏)のメイン洗濯機の下に、2㎏のミニ洗濯機を装備。メイン洗濯機の操作を専用アプリで行え、出先から洗濯開始ができます。本体に搭載していない33種類の洗濯コースを、スマホからお好みでダウンロードして操作することも可能です。【スマホ操作:対応】【スマートスピーカー:非対応】【液体洗剤・柔軟剤自動投入:対応】【独自機能:スチーム】
【その5】自社の液体洗剤やカプセルで衣類を理想の洗い上がりに
ミーレ
洗濯乾燥機
WTZH 130 WPM
実売価格58万3200円
液体洗剤自動投入システムTwinDosが、2種の自社製液体洗剤(別売)を組み合わせることでベストな洗浄性能を実現。「ウールケア」「スポーツウェア」といった純正カプセル式洗剤を使えるのも特徴です。【スマホ操作:対応】【スマートスピーカー:非対応】【液体洗:剤自動投入・自社製品対応】【独自機能:TwinDos】
●専用コンテナ(別売)により市販洗剤・柔軟剤の自動投入にも対応
ちなみに…ミーレのドイツ製品はさらに先進的!!
洗剤が少なくなるとメールで通知→同社の液体洗剤をネット注文
海外では家電のIoT化は一般的で、「コネクテッド」という概念もすでに実用化されています。ドイツの家電大手ミーレの洗濯機は、自動投入カートリッジ内の専用洗剤が少なくなると、スマホやタブレットにメールで通知。そのまま同社洗剤のネット注文ができます。ただし、同機能は日本仕様では未対応なので、今後の対応に期待!