「入門モデルなのにハイエンド機と性能がほぼ変わらない!」「憧れのブランドがこんな手ごろな価格で手に入るなんて!」そんなうれしい驚きのある製品が、オールジャンルで勢ぞろい。今回は最高クラスの安全性能と高度な対話システムを搭載した、メルセデス・ベンツのエントリークラスをご紹介!
【この人に聞きました!】
モータージャーナリスト 岡本幸一郎さん
専門誌の編集者を経てフリーに。スーパーカーから軽自動車まで、あらゆるクルマを愛します。日本COTY選考委員。
旗艦Sクラスと同等の安全運転支援システムを搭載するエントリークラス
メルセデス・ベンツ
Aクラス
328万円〜
対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載。空調のコントロールや飲食店の検索、気象情報の取得などが自然な会話で行えます。エントリークラスながら、旗艦モデルのSクラスと同等の最新安全運転支援システムを装備。
クルマとの対話システム「MBUX」は他車の音声認識とモノが違います
やはり、目玉は「MBUX」。他車にも似た音声認識サービスはあるものの、モノが違います。例えば「寒いね」と話せば暖房を起動するなど、“行間”を読んで最適なアクションをしてくれるのです。この快適さは群を抜いています。
従来車は側面をルーフにかけて絞り込むスポーティなフォルムでしたが、新型ではその絞り込みが緩やかに。スタイリッシュさを損なうことなく室内空間が拡大しました。また、ハッチゲートを開けるとテールランプがボディ側に取り残され、開口部がいびつで荷物の積み下ろしがやりづらかった点も改良。新型では、テールランプを分割したことで開口部が広くフラットになり、格段に使いやすくなりました。
同じCセグメントのライバル車となるBMW 1シリーズやMINI クロスオーバーと異なり、4気筒エンジンを採用するのも個人的には好印象。静かで振動が小さく、上質な乗り心地です。絶対的ブランドの陰に、細やかな気配りが感じられる快作です。
岡本さんのイチオシ仕様はコレ!
A180 Style
369万円
◎AMGライン
25万5000円
◎レーダーセーフティパッケージ
24万5000円
◎ナビゲーションパッケージ
18万4000円
合計
437万4000円
シートヒーターをはじめ、価格差のわりに標準装備が充実するStyleをセレクト。安全性能に関わる「レーダーセーフティ〜」と使い勝手を高める「ナビゲーション〜」はマストです。AMGラインはデザインの好みによりますが、リセールバリューが高くなるのでオススメ。
【比べてみました】
輸入Cセグメント人気モデル
メルセデス・ベンツ A180 | BMW 118i | MINI クロスオーバー ONE | |
価格 | 328万円〜 | 320万円〜 | 345万円〜 |
全長×全幅×全高 | 4420×1800×1420㎜ | 4340×1765×1440㎜ | 4315×1820×1595㎜ |
パワーユニット | 1331cc直列4気筒DOHC+ターボ | 1498cc直列3気筒DOHC | 1499cc直列3気筒ツインパワー+ターボ |
トランク容量 | 370〜1210ℓ | 360〜1200ℓ | 450〜1390ℓ |
カタログ燃費 | 15.0㎞/ℓ | 18.1㎞/ℓ | 14.2㎞/ℓ |