今年10月、消費税が8%から10%に増税となります。もちろん高価格な製品ほど増税の影響は大きいが、必ずしも“駆け込み買い”が得とは限りません。本特集では、増税前に狙い目のカテゴリを抽出し、そのなかからプロがベストバイ製品をセレクト。“買うべきモノ”をしっかりと見極めて、増税前後の「勝ち組」になりましょう!
ハイエンド機は5G待ち! ミドル機なら即買いOK
2018年には10万円を超える機種が続々と登場したAndroidスマホ。2019年もハイエンド市場はさらなる進化が予想されます。今年登場するAndroidスマホのフラグシップモデルのなかには、クアルコムが提供する5G対応チップセット「Snapdragon 855」を搭載するものが現れるでしょう。これによりAI処理の高速化や、ディスプレイ上での指紋認証など、最先端の性能が期待されています。こうした高価なハイエンド機は、増税前におトクに買うという選択肢もあるものの、せっかく高価な端末を手に入れるのであれば、やはり進化を待ってからにしたいところです。
逆に、増税前の購入として狙い目となるのは、ミドルレンジモデルのスマホ。これらの場合、スペックや性能にハイエンドモデルのような革新的な変化は期待できないため、後継機の登場を待つメリットがさほど大きくないといえます。コスパ重視派であれば、増税前に納得できる端末を選び、購入しておくのがオススメです。
【コレが買うべき理由】
変化の少ないミッドレンジモデルはすぐ買っても後悔ナシ
ミッドレンジモデルの場合、後継機を待ってもそれほど大きな変化は期待できません。そのぶん、現行機を買っても後悔することは少ない。
生活に欠かせないアイテムだからこそ、おトクなタイミングで買っておきたい
生活必需品だからこそ、不調が出てからの買い換えはリスク大。いま使っているスマホが不満なら、余裕をもって増税前に購入するのが賢明です。
【ココをCHECK】
1 カメラ
端末ごとの違いが出やすい箇所。ミッドレンジ機でも高画質な撮影ができる機種が増えているので、画素数やカメラの数、カメラアプリの機能は要確認です。
2 バッテリー
毎日の使い勝手に直結するのがバッテリーまわりのスペックや機能。バッテリー容量と連続通話時間、急速充電に対応しているかどうかをチェック。
3 セキュリティ
生体認証を使ったロック解除が主流に。指紋認証・顔認証の両方に対応したものと、一方だけのものに分かれます。両対応は使い分けができて便利です。
4 便利機能
長く使うなら防水・防塵仕様が安心。ショートカットでの機能呼び出しなど、「小さいけれど便利」な機能の充実度も快適さを左右するので見ておきたい。
【その1】 背面・前面とも1600万画素の高画質カメラと有機ELディスプレイを搭載
ドコモ/サムスン
Galaxy Feel2
実売価格4万2120円
5.6インチ有機ELディスプレイ搭載。先代のGalaxy Feelと比較してCPUで30%、GPUで270%高速化したという処理能力で、ゲームや動画視聴も快適。外部ストレージは、最大512GBまでのmicroSDに対応します。防水・防塵設計で、おサイフケータイも利用可能。
SPEC●ディスプレイ:約5.6インチ●プロセッサー:Exynos 7885●メモリ:4GB●バッテリー:3000mAh●OS:Android 8.1●画面解像度:720×1480ドット●ストレージ:32GB●防水/防塵:IPX5/IPX8/IP6X●サイズ/質量:約W70×H149×D8.4mm/約168g
【カメラ:評価A+】
背面カメラと同等に前面カメラも高画質
背面・前面カメラ共に約16MPと高画質。背景をぼかして撮影する「自撮りフォーカス」や暗い場所で撮影できる「夜景」などのモードも重宝します。
【充電:評価A+】
大容量バッテリー搭載で長時間の使用も安心
急速充電に対応した3000mAh大容量バッテリーの搭載が◎。「端末のメンテナンス」では、消費量の大きいアプリを自動検出して動作を最適化できます。
【セキュリティ:評価A+】
指紋&顔の2種類の生体認証に対応
指紋認証に加えて、顔認証にも対応と充実。前面カメラを見るだけで、すばやいロック解除が可能です。指紋センサーは、端末背面の上側に搭載します。
【便利機能:評価A】
不意の画面オフを防ぐ「スマートステイ」搭載
画面を見ている間は点灯し続ける「スマートステイ」が地味に便利。指紋センサーを上下にスワイプすることで、通知パネルを開閉できる機能もイイ。
サムスンならコチラもオススメ
Galaxy S9
実売価格9万5040円(au)
背面1200万画素、前面800万画素のカメラを搭載し、IP68の防水・防塵に対応。顔認証と虹彩認証を組み合わせた技術で、暗い場所でもスムーズにロック解除できます。ドコモおよびauから販売。
※ドコモの分離プラン「docomo with」には非対応