日によっては汗ばむほどの陽気、でもエアコンをつけるほどではない5月は、扇風機の販売が伸びる時期です。激安品が売れる一方で、数年前からDCモーターを搭載した高級扇風機も人気になっており、これらの高級扇風機には価格が高いだけの理由があります。シャープがこのほど発売したプラズマクラスター扇風機は、その「理由」が明確なモデルです。
トリプル・ネイチャーウイングによって風量アップ
4月18日に発売したDCモーター搭載ハイポジション・リビングファン「PJ-J3DG」の最大の特徴は、蝶の羽根の仕組みを応用したトリプル・ネイチャーウイングによる、身体にやさしい風です。
2012年に初搭載したネイチャーウイングは2016年にハイブリッド・ネイチャーウイングに進化。3代目となる今回のトリプル・ネイチャーウイングは、アサギマダラ蝶にならった羽根の「くびれとうねり」+アゲハ蝶にならった羽根の「尾状突起」を応用したことに加え、新たにアサギマダラ蝶とアゲハ蝶の「翅脈(しみゃく:羽根の筋)」を応用した筋を羽根の胴体部分に刻んだものです。これにより、消費電力やなめらかな風はそのままに、約5%ほど風量がアップしました。
もともと、シャープのネイチャーウイングは、「うねり」によって内側から外側まで風速の偏りが抑えられ、「くびれ」が圧力変動を小さくするため、ムラがなくなめらかな優しい風を作り出す能力を持っています。今回、トリプル・ネイチャーウイングで風量がアップしたことで、風量ボタンを上げることなく、離れた場所にもやさしい風を届けることが可能になりました。