【ド腐れ文具野郎 古川 耕 の文房具でモテるための100の方法】
No.87
リコー「RICOH Handy Printer」
オープン価格(実勢5万3000円前後)
底部に備えたガイドローラーに沿って本体を左から右にスライドさせるだけで、アプリ(iOS、Android、Windows)で入力したテキストを印刷できる白黒プリンター。顔料黒インクを使用し、カートリッジ1個で、A4用紙5%分の原稿の場合、約320枚印字できます。
片手で印字できるハンディプリンターで独創的にモテる
発表と同時にSNSでも大きな話題となったリコーの新製品。片手で楽につかめる大きさで、文字やイラスト、写真やQRコード類を手軽に白黒プリントできる。しかも印刷可能な対象は紙・ダンボール・ラベル・布・木材など幅広い。
使い方は簡単。専用アプリに文字をポチポチ打ち込み、本体のスイッチを押して紙の上でゆっくり滑らせると……出た!文字! 端正なフォントできれいに印字されている。こみ上げる驚嘆と感動! と共に、さざ波のように押し寄せてくる疑問……。「これ、一体何に使えばいいんだ?」
まず思いつくのは、資料やダンボールのラベリング、大量の宛名書き、値札作成あたりでしょうか。公式HPでも製造業や小売業、物流業へのアピールがなされており、確かに仕事でテプラを使っている人なら一度は試してみる価値ありです。
それに比べて家庭ユースとなると、これがなかなか思い浮かばない。例えば年賀状とか保育園用オムツの名前書きとか……? 我ながら発想が貧弱で情けない。が、大丈夫。この手の画期的なツールは、独創的なユーザーが育ててくれる。むしろ従来のハンディプリンターより格段に実用的だからこそ生まれた悩みをひとまず祝いたい。あとは出でよ! 独創的な使い途。
「ド腐れ文具野郎 古川 耕 の文房具でモテるための100の方法」バックナンバー
https://getnavi.jp/author/koh-furukawa/