【レビュー】ハーゲンダッツ史上初の塩アイスは「お水が欲しくなる」「高級プリン」の味！

6月7日、ハーゲンダッツは初めて塩を入れたミニカップアイス、「ソルティバニラ＆キャラメル」を期間限定で発売しました。価格は294円です。ハーゲンダッツの初物と聞いて、気にならないわけがない！　というわけで、早速、コンビニで購入して食べてみました。

ホームページを見ると、「優しい甘さのくちどけに、キリッと塩味のアクセント。バニラアイスクリームにロレーヌ岩塩をほんのりきかせ、ビターキャラメルソースの苦味で後味を引き締めました。濃厚ながらもすっきりとした味わいに仕上げた、夏においしい！　ハーゲンダッツです」とのこと。

イヤなしつこさがなくカラメルのほろ苦さが絶妙！

ひとくち食べてみた結論は、かなりウマイ！　高級アイスらしく、バニラの生地がきめ細かく、舌触りは絹のようです。その味わいはしっかり卵の風味がしながら、イヤな乳臭さなどは一切ありません。

当初は、キャラメルがべたべた甘ったるかったらイヤだなあ、と思っていたのですが、キャラメルの存在感もまた絶妙。後味にふわっ、ふわっと不規則に入り込んできて、そのほろ苦さが鼻から抜ける感触が、実に心地良いのです。

食べている途中、これ何かの味に似ている、と頭をひねっていたのですが、食べ進むうちに思い当たりました。プリンです。卵の風味がする滑らかな生地に、カラメルの甘苦さが溶け合うあの味。それも、ちっちゃなビン入りの高級プリンの味です。

最後に、肝心の塩味について。塩味といっても、申し訳程度でしょ？　と思っていたら、甘かったです。アイスだけに。塩の量はなかなかのものらしく、食べ終わってからお水が欲しくなったほど。塩味は食べた瞬間というよりは、後味で主張する印象。舌の上、のどの奥にガツンときて、全体に確かな輪郭を与えています。

「お水が欲しくなるアイス」というのもなかなか珍しいですが、たくさんの汗をかく夏は、これくらい塩が入っていたほうが体にいいのかもしれません。これだけ塩が効いていると、ブラックコーヒーや濃い緑茶のお茶うけにもなりそうです。

結論として、本作は294円の高価格に違わぬクオリティでした。特に、甘くまろやかなのに、乳臭さやキャラメルのしつこさがないのがいいです。メーカーが「塩の加減やキャラメルソースとのバランスなど、計20パターン以上試作をして商品化した」と語るのも納得。

プロがしっかり作りこんだんだろうな、と容易に想像できる仕上がりで、「どうだった？」と聞かれたら「めっちゃウマかった！」と答える味でした。この夏、全力でオススメしたい良作です！

【URL】

ハーゲンダッツジャパン　http://www.haagen-dazs.co.jp/