最小・最軽量のフルサイズミラーレスカメラ「SIGMA fp」が発表されました。SIGMA fpは、有効画素数2460万画素・35mmフルサイズベイヤーセンサーを搭載したコンパクトな筐体に、多彩な交換レンズやアクセサリを自由につけかえられる変幻自在な拡張性を実装。いつでもどこへでも持ち歩ける気軽さと、最高画質での本格的な撮影ができるスペックを、高い剛性と品位をもつボディに格納しています。開発発表のため、発売日と価格は未定となっています。
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撮影のシーンやスタイルの違い、静止画・動画といったジャンルの垣根に縛られることなく、この一台で、撮影と表現の自由と可能性をどこまでも拡げられる 「ポケッタブル・フルフレーム」、それがSIGMA fpです。「いつでもどこでも、撮りたい時に撮れること」というコンセプト実現のためにメカシャッターレス構造を採用したことで、すぐれた静粛性を実現。限りなく無音に近い撮影が可能なため、これまでの一眼カメラではシャッター音が気になり撮影が難しかったシーンでも、気兼ねなく撮影することが可能です。また、18コマ/秒での高速撮影でもシャッターショックは一切ないため、微細なブレまで排除した撮影が行えます。
動画用のRAWデータでは12bit CinemaDNGでの外部収録に対応。4K UHD/24fpsでの記録が可能なため、映像制作に耐えうる映像データが得られます。H.264圧縮動画の編集に最適なALL-I記録にも対応しています。映像出力にはUSB3.1(GEN1)を採用し、外部収録装置にも快適に送信可能。さらに、シネマカメラライクなユーザーインターフェイスにも対応しているので、映像制作の現場で使用することもできます。
ミラーレス専用設計の高性能レンズ3本も発表
また、高性能なフルサイズミラーレスカメラに対応するためにシグマが新開発、専用設計した新たな高性能レンズシリーズとして、「14-24mm F2.8DG DN」(8月下旬発売)、「35mm F1.2 DG DN」(7月26日発売)、「45mm F2.8 DG DN」(7月26日発売)の3本も発表されました。それぞれ、対応マウントはソニー Eマウントと、SIGMA fpも採用するLマウントが用意されています。
14-24mm F2.8 DG DNはミラーレスカメラに最適化した“究極の大口径超広角ズームレンズ”として開発されたもの。周辺まで均一な高い描写力と解像感を持ち、特に星景写真におすすめとしています。
35mm F1.2 DG DNは、フルサイズのLマウント用、およびソニー Eマウントとしては世界初となる「35mm F1.2」を実現した広角レンズ(オートフォーカス搭載レンズとして)。開放付近での円形のボケを生かしたポートレートや動画撮影にも活躍しそうです。
45mm F2.8 DG DNは、小型フルサイズミラーレスカメラとの組み合わせを想定し、常用単焦点レンズとしての使いやすさを追求した1本。最適バランスを追求するというContemporaryラインのレンズらしい、高い光学性能とコンパクトさが両立したレンズです。