新4K衛星放送がスタートして、半年以上が経過。今年、来年と世界的スポーツイベントを控え、テレビ市場は活況を呈しています。
なかでも注目を集めているのが、「有機ELテレビ」。バックパネルを発光させる液晶テレビと違い、画素そのものが発光するため、明るい部分はまばゆく、そして暗い部分はしっかりと漆黒になります。この高いコントラストが、映像を一層リアルなものにするのです。
とはいえ有機ELは液晶に比べて高価なモデルが多く、これまで買い控えていた人も多いでしょう。しかしエントリーモデルやハイコスパモデルが充実し、価格的にも十分選択肢に入ってきました。さらに各社4Kチューナー内蔵モデルが出揃うなど4K視聴環境が整えられたことで、性能的にもようやく買い時がきたといえます。
大型テレビは、10年単位で使い続ける人が多いことでしょう。ならば増税前のいまこそ、長い間高画質が楽しめる有機ELテレビを検討してみましょう。
【買い時の傾向と対策】
発売直後から2か月くらいまでは急激な価格低下が見られますが、その後は緩やかな下降に転じます。そして半年を過ぎたあたりからは、価格変動は比較的落ち着くことがわかります。掲載モデルも発売後2か月が経過するため、増税後に急落することはないでしょう。
4Kテレビ(有機EL)押さえておくべき4大トレンド
4Kチューナーの数や対応する4K VOD数など、4Kコンテンツをより多く楽しめるかどうか、しっかりとチェックしておきましょう。
【トレンド1】4Kチューナー数
内蔵する4Kチューナーが1基の場合、4K番組録画中はほかの4K放送を視聴できません。2基搭載なら4K番組を録画中でもほかの4K番組を視聴可能です。
【トレンド2】4K VOD対応数
現状4K映像は、放送よりもネット動画配信(VOD)のほうがコンテンツが豊富。自分が見たい配信サービスに対応しているかもチェックしたいです。
【トレンド3】HDR対応数
HDRとは、より広い明るさの幅を表現できる技術。現在4つの規格が主流で、利用するコンテンツの規格に対応しているかも要チェックです。
【トレンド4】Dolby Atmos
映画館でも採用される最新の立体音響技術。Dolby Atmos対応製品では、同技術に対応したコンテンツを、製作者の意図により近い音場で鑑賞できます。