しっかりした床掃除は「掃除機をかけてから雑巾がけ」が基本。このため、最近はロボット掃除機のほか、床拭きロボットを販売する家電メーカーも増えてきています。とはいえ、お掃除ロボットと床ふきロボット2台を購入するのは予算の面でも、収納場所の面でもちょっと……という人も多いでしょう。そんな問題を解決してくれるかもしれないのが、中国の小米科技(Xiaomi/シャオミ)の関連メーカーが開発した2WAYお掃除ロボット「Roborock S6」です。こちらはソフトバンクグループのSB C&Sが取り扱いを開始し、10月18日に発売。実売予想価格は7万4800円前後(税込)となっています。
モップを取り付ければゴミを吸引しながら水拭きもできる
本製品で特に注目したいのが、本体裏面に水タンクと水拭き用のモップを装着できる点。モップ装着部分はゴミを吸引する吸引口の後ろにあるため、「ゴミを吸引掃除しながら同時に水拭き」が可能なのです。
とはいえ、本製品のメイン機能はあくまでも吸引掃除。基本的に水拭き掃除は適度に濡れたモップで床を移動するだけというシンプルな機構です。このため、モップの濡れ具合などから自動的に水を供給するといったセンサーなどはなく、タンクからモップへの水の流出量も手動で調整します。水タンク容量は約140mlで、水の流出量を最小に絞った場合、約60畳ほどの広さを掃除できるといいます。
吸引力は最大2000Paでパチンコ玉も簡単に吸引できる
気になる掃除性能もなかなかパワフルです。吸引力は最大2000Paで、これはパチンコ玉も吸引できるパワー。実際にパチンコ玉を掃除するデモンストレーションも行われましたが、面白いくらい簡単に吸い込んでいきました。
ちなみに、ハウスダストレベルのゴミは約400Pa、米粒レベルのゴミは約800Paで吸引できるといわれています。
もうひとつ注目したいのが静音性の高さ。同製品は中モードでの掃除時で運転音が約58dBだといいます。58dBといえば人が普通の音量で話している音よりもやや静かなレベルです。