AV
2019/11/27 18:30

【この秋冬の注目オーディオ2019】目利き3人が選ぶ自腹買い必至な新名品

この秋冬は、個性の光る技アリ新製品が多数発売されています。今回は、オーディオ分野の目利き3人が登場。自腹で買いたいイチオシアイテムを紹介してもらいました。

 

【その1】ノイキャンレベルの調整機能が便利で新定番化は確実

ボーズ

Bose Noise Cancelling Headphones 700

実売価格4万5900円

高いノイズキャンセリング性能を備えたワイヤレスヘッドホン。音声と雑音を分類する4マイクシステムにより、雑踏の中での通話や音声操作も正確に伝わる。Google アシスタントおよびAmazon Alexaの両方に対応。

SPEC●接続方式:Bluetooth 5.0●通信距離:最大10m●バッテリー駆動時間:最大20時間●充電時間:最大2.5時間●サイズ/質量:W165×H203×D51mm/250g

 

↑カラーはブラックとラックスシルバーの2色。イヤーカップを半回転させれば、フラットな状態で付属のハードケースに収納できます

 

↑ノイキャンのレベルは11段階で調整可能。一時的にノイキャンをオフにする「会話モード」も搭載されています

 

【プロの注目POINT】

オーディオライター/山本 敦さん

オーディオ・ビジュアル誌のウェブ編集・記者職を経てフリーに。海外取材や開発者インタビューも多数こなします。

「従来モデルに比べて消音性能が高まり、音楽再生は細部の表現力に磨きがかかっています。特に便利なのが、消音効果の強弱切り替えと外音取り込みの新機能。スマホアプリからの設定などに対応して利便性も向上しており、新定番化する気配がします」(山本さん)

 

【コレも欲しい! 】Bluetooth非対応機器でもワイヤレスで音楽を聴ける!

RHA

Wireless Flight Adapter

実売価格7538円

3.5mmミニプラグを搭載した機器に接続することで、ワイヤレスヘッドホンやイヤホンにBluetoothで音声を転送できます。一部の飛行機内で使われているデュアル3.5mm端子にも対応。2台同時の接続も可能です。

 

【その2】見た目の楽しさだけでなく音質的なメリットも大!

ユキム

MAG LEV Audio ML-1

実売価格39万8000円

永久磁石を利用した独自機構により、レコード盤をセットするプラッター部分が宙に浮いた状態で回転するターンテーブル。演奏終了後にトーンアームが自動的にレコード盤から上昇するセミオート・オペレーション機能を搭載。

SPEC●駆動方式:マグネティック・コイルドライブ●回転スピード:33-1/3RPM、45RPM●トーンアームモデル:Pro-Ject 9㏄●カートリッジ:ortofon OM 10●サイズ/質量:W477×H185×D355mm/9.8kg

 

↑プラッター部分には、浮上用の永久磁石が組み込まれています。外周部分に配置された6個のマグネティックコイルで回転させる仕組みです

 

【プロの注目POINT】

AV評論家/藤原陽祐さん

新聞記者、専門誌の編集者を経て独立し、幅広いメディアで活躍中。市場動向にも精通します。

「プラッターが宙に浮いて、静かに回転するという実にマジカルなビジュアルが魅力。回転に対する摩擦が起きないので、音質面でもこの機構のメリットは大きいと感じました。見た目の楽しさに加えてプレーヤーとしての高い実力も見逃せない個性派アイテムです」(藤原さん)

 

【コレも欲しい! 】ストリーミング楽曲も高音質に変換して楽しめる!

デノン

PMA-150H

実売価格12万9600円

音楽ストリーミングサービスやインターネットラジオに対応するネットワークレシーバー。ミュージックサーバーやUSBメモリに保存したハイレゾ音源の再生も可能。AM/FMチューナーも搭載。

 

【その3】メディアの違いを見事に活写する音楽再現性に優れた1台

テクニクス

ネットワーク/SACDプレイヤー SL-G700

実売価格30万2400円

CDに加え、高音質のSACDやMQA、各種ハイレゾ音源の再生にも対応。低ノイズ電源やデュアルモノラル構成のD/A変換回路といった機構により、ハイクオリティサウンドを実現。Google Chromecastに対応し、楽曲のストリーミング再生も可能。

SPEC●消費電力:38W●再生可能ディスク:CD、Super Audio CD(2chステレオのみ)、CD-R、CD-RW●USB/ネットワーク再生対応フォーマット:WAV、AIFF、FLAC、ALAC、DSD、AAC、MP3●サイズ/質量:W430×H98×D407mm/約12.2kg

 

↑D/A変換後のフィルター回路に、独自ディスクリート構成のアンプモジュールを開発。歪みの少ないアナログ音声出力を実現しました

 

【プロの注目POINT】

デジタルメディア評論家/麻倉怜士さん

雑誌や書籍での評論の執筆、大学講師など多方面で活躍。本誌にて「麻倉怜士のデジタル進化論」を連載中。

「とにかく音楽再現性が素晴らしい! SACDとMQAの再生に対応していますが、SACDは精緻で緻密でヒューマンな音、MQAはダイナミックでブリリアントな音が表現され、メディアの違いを見事に活写しています。ストリーミング対応など機能も充実」(麻倉さん)

 

いずれも、オーディオ分野に精通した目利きが選ぶだけあって、個性的なアイテムがピックアップされていますね。目利きが選んだイチオシアイテムをぜひチェックしてみて下さい。

 

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