東芝映像ソリューションは、「REGZA(レグザ)」ブランドより4K液晶テレビ3機種と、BDレコーダー1機種を2月21日から順次発売します。
“クラウド×AI技術”でかつてない高画質を実現
4K液晶レグザの2020年モデルのラインナップは、地デジ放送最大6chを同時録画できる「タイムシフトマシン」機能を搭載した「Z740X」、ネット動画をより美しく再生する「ネット動画ビューティー」機能を新たに備えた「M540X」、レグザエンジンGを搭載した「C340X」の3機種。
このうち、Z740XとM540Xには、クラウド上から番組ごとに映像調整データをダウンロードして最適化する「クラウドAI高画質テクノロジー」が搭載されています。このクラウドAI高画質テクノロジーは、先日開発が発表された次世代「8Kレグザエンジン」にも用いられていた新技術で、今回初めて実用化されたもの。
これまで、画質調整の「おまかせ」モードでは、「スポーツ」「映画」といったコンテンツの種類をEPG情報から判別し、それに応じて画質を自動調整していましたが、クラウドAIテクノロジーを用いると、番組ごとに最適なパラメーターをクラウドデータベースから受信し、より細かい画質調整が可能となります。例えば、同じ「スポーツ」でも、それが野球なのか水泳なのか「詳細ジャンル」を判別し、さらに野球のなかでもデイゲームなのかナイターなのかコンテンツごとの「画質特徴」まで分析して、映像パラメーターを調整。これにより、これまでにない高画質を手軽に体感できるとしています。
なお、同機能への対応は2020年6月以降になる見込みで、機能を利用するためにはテレビをネットに接続する必要があるとのこと。また、適用されるのは録画を含むテレビ放送のみで、HDMI経由で入力したBDなどのメディア再生やネット動画には適用されません。
東芝の最新技術を結集したハイエンド4K液晶「Z740X」
Z740Xは、新開発エンジン「レグザエンジンCloud PRO」を搭載した4K液晶最上位モデル。前述の「クラウドAIテクノロジー」に対応するほか、地デジ放送を4K解像度に変換して高画質で楽しめる「地デジAIビューティPRO」を搭載。さらに、ネット動画も高画質で再生する「ネット動画ビューティPRO」を新たに搭載しています。また、LEDバックライトは全面直下型を採用。
東芝
4K液晶レグザ 65Z740X
音声面では、新型25mmシルクドームツイーターと大型バスレフボックスの「クリアダイレクト2ウェイスピーカー」に、高性能ダブルウーファーと4個のパッシブラジエーターを対向配置した「クワッドパッシブ重低音バズーカウーファー」を組み合わせた「レグザ重低音バズーカオーディオシステム PRO」を採用。総合出力80Wのマルチアンプ駆動により、臨場感のあるサウンドを再生します。
また、地デジ放送を最大6chまで同時録画できる独自の「タイムシフトマシン」機能も搭載。別売のUSB HDDを接続することで、テレビだけで録画が行えます。チューナーは、新4K衛星放送用が2基、地デジ/BS/CS用が各2基搭載。
【ラインナップ概要】
シリーズ | 形名 | 画面サイズ | 実売予想価格(税別) | 発売日 |
Z740X | 65Z740X | 65型 | 29万円前後 | 2月21日 |
55Z740X | 55型 | 21万円前後 | 2月21日 | |
50Z740X | 50型 | 18万円前後 | 5月下旬 |