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2020/2/5 18:00

もう面倒な画質調整は不要! “クラウド×AI技術”で進化した東芝4K液晶レグザ「Z740X」

東芝映像ソリューションは、「REGZA(レグザ)」ブランドより4K液晶テレビ3機種と、BDレコーダー1機種を2月21日から順次発売します。

↑「クラウドAI高画質テクノロジー」を搭載する4K液晶レグザ「Z740X」と「M540X」

 

“クラウド×AI技術”でかつてない高画質を実現

4K液晶レグザの2020年モデルのラインナップは、地デジ放送最大6chを同時録画できる「タイムシフトマシン」機能を搭載した「Z740X」、ネット動画をより美しく再生する「ネット動画ビューティー」機能を新たに備えた「M540X」、レグザエンジンGを搭載した「C340X」の3機種。

 

このうち、Z740XとM540Xには、クラウド上から番組ごとに映像調整データをダウンロードして最適化する「クラウドAI高画質テクノロジー」が搭載されています。このクラウドAI高画質テクノロジーは、先日開発が発表された次世代「8Kレグザエンジン」にも用いられていた新技術で、今回初めて実用化されたもの。

↑8Kレグザエンジンの開発発表時に発表されたクラウド技術の概要

 

これまで、画質調整の「おまかせ」モードでは、「スポーツ」「映画」といったコンテンツの種類をEPG情報から判別し、それに応じて画質を自動調整していましたが、クラウドAIテクノロジーを用いると、番組ごとに最適なパラメーターをクラウドデータベースから受信し、より細かい画質調整が可能となります。例えば、同じ「スポーツ」でも、それが野球なのか水泳なのか「詳細ジャンル」を判別し、さらに野球のなかでもデイゲームなのかナイターなのかコンテンツごとの「画質特徴」まで分析して、映像パラメーターを調整。これにより、これまでにない高画質を手軽に体感できるとしています。

 

なお、同機能への対応は2020年6月以降になる見込みで、機能を利用するためにはテレビをネットに接続する必要があるとのこと。また、適用されるのは録画を含むテレビ放送のみで、HDMI経由で入力したBDなどのメディア再生やネット動画には適用されません。

 

東芝の最新技術を結集したハイエンド4K液晶「Z740X」

Z740Xは、新開発エンジン「レグザエンジンCloud PRO」を搭載した4K液晶最上位モデル。前述の「クラウドAIテクノロジー」に対応するほか、地デジ放送を4K解像度に変換して高画質で楽しめる「地デジAIビューティPRO」を搭載。さらに、ネット動画も高画質で再生する「ネット動画ビューティPRO」を新たに搭載しています。また、LEDバックライトは全面直下型を採用。

↑4K液晶レグザ「Z740X」

 

東芝

4K液晶レグザ 65Z740X

 

↑新開発エンジン「レグザエンジンCloud PRO」

 

音声面では、新型25mmシルクドームツイーターと大型バスレフボックスの「クリアダイレクト2ウェイスピーカー」に、高性能ダブルウーファーと4個のパッシブラジエーターを対向配置した「クワッドパッシブ重低音バズーカウーファー」を組み合わせた「レグザ重低音バズーカオーディオシステム PRO」を採用。総合出力80Wのマルチアンプ駆動により、臨場感のあるサウンドを再生します。

↑「レグザ重低音バズーカオーディオシステム PRO」

 

↑臨場感のあるサウンドを再生します

 

また、地デジ放送を最大6chまで同時録画できる独自の「タイムシフトマシン」機能も搭載。別売のUSB HDDを接続することで、テレビだけで録画が行えます。チューナーは、新4K衛星放送用が2基、地デジ/BS/CS用が各2基搭載。

 

【ラインナップ概要】

シリーズ形名画面サイズ実売予想価格(税別)発売日
Z740X65Z740X65型29万円前後2月21日
55Z740X55型21万円前後2月21日
50Z740X50型18万円前後5月下旬

 

上位機譲りの機能を備えた「M540X」とシンプル&お手ごろな「C340X」

M540Xは、「レグザエンジンCloud」を搭載した4K液晶のスタンダードモデル。「クラウドAIテクノロジー」のほか、「地デジビューティX」や「ネット動画ビューティ」、「おまかせAIピクチャー」など、上位機種譲りの機能を備えています。

↑4K液晶レグザ「M540X」

 

東芝

4k液晶レグザ 65M540X

 

↑ネット動画を高画質処理して再生する「ネット動画ビューティ」のイメージ

 

音声面では、総合出力20Wの「レグザパワーオーディオシステム」を搭載。チューナーは、新4K衛星放送用が2基、地デジ/BS/CS用が各2基搭載。

↑「レグザパワーオーディオシステム」を搭載

 

エントリーモデルのC340Xは、軽快な動作性を実現する「レグザエンジンG」を搭載。「クラウドAIテクノロジー」や「ネット動画ビューティ」は備えていないものの、「地デジビューティX」や「おまかせオートピクチャー」などの高画質化機能を搭載しています。チューナーは、新4K衛星放送用が2基、地デジ/BS/CS用が各2基搭載。シンプルで手ごろな価格の4Kテレビが欲しい方にオススメです。

↑4K液晶レグザ「C340X」

 

東芝

4K液晶レグザ 55C340X

 

【ラインナップ概要】

シリーズ形名画面サイズ実売予想価格(税別)発売日
M540X65M540X65型17万円前後4月中旬
55M540X55型13万円前後4月中旬
50M540X50型11万円前後2月21日
43M540X43型9万円前後2月21日
C340X55C340X55型12万円前後3月上旬
50C340X50型10万円前後3月上旬
43C340X43型8万5000円前後3月上旬

 

2019年11月の8Kレグザエンジン開発発表の場で公開されたクラウドとAI技術を用いた高画質化技術が、早くも一般製品に実装されるということで期待が高まります。また、発表会で行われたデモンストレーションでは、一部で問題になっていた「新4K衛星放送が暗い」という事象も対応できる目途がついたとのことで、いよいよ4Kテレビを買わない理由が無くなりそうですね!

 

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