2月13日~4月下旬まで、渋谷モディ1F「ソニースクエア渋谷プロジェクト」にて、「High Speed Colors -ソニーとつくる、新感覚サーキット-」が開催されています。
期間中は同施設にミニ四駆とサーキットが出現。マシンは「ブラストアロー」と「ライキリ」のようですが…?
何の変哲もないコースに白いマシン。一体これで何が始まるのかといいますと……なんと! ミニ四駆にプロジェクションマッピングを施して、ド派手なマシンとコースに早変わりさせます!
イベント参加者は、まず、2台あるうちのどちらかを選び、名前を決め、ボディのカラーリング、さらにサーキットの演出を選択します(演出については後述)。
マッピングは、1000分の1秒で物体の認識と追跡ができる、ソニー開発の高速ビジョンセンサー「IMX382」を搭載したカメラシステムが使われており、リアルタイムなトラッキングを可能にしています。この、約1cmのチップは、毎秒1000フレームの高速センシングで、色や輝度などの情報で対象物を検出するだけでなく、重心位置、面積、動く方向も検出する機能も内蔵。独自のゼロレイテンシ技術による予測アルゴリズムで、遅延を感じさせません。
マシンが走るコースは、まずは“ピコピコ感”あふれるコースからスタートしますが、途中で雰囲気が大きく変わったり、コース上に様々な仕掛けが現れたりします。例えば、レコードの上を通過すればスクラッチのSEが鳴ったり、目玉の近くを通れば目玉がマシンを見つめたり、コインの上を通過すれば「チャリーン♪」という甲高いSEが鳴ったり、マシンカラーリングを決める時に選んだ演出も出現します。
走り終わった後は、マッピングしたミニ四駆を持ち帰ることはできませんが、実際の走行シーンの一部が収録された、約15秒程度のオリジナル動画がダウンロードできます。
しかしながら、あれだけ速く走るミニ四駆にプロジェクションマッピングが施せるとは…。めまぐるしく変わるコースも相まって、なんだか、リアルなレースゲームの世界を見ているみたいでしたよ! 昔プレイしたファミコンのゲーム「レーサーミニ四駆 ジャパンカップ」とはちょっと違う感じですが(笑)、ゲームの世界がリアルに出てきたような感覚を味わえます。もちろん将来的にはミニ四駆以外にも使われそうな技術だと思いますが、ミニ四駆のマシンカラーは全部真っ白になり、全部プロジェクションマッピングでカラフルになるんじゃないでしょうか? 元のボディカラーが白だったらコンデレ(コンクールデレガンス)の塗装や改造もしやすいだろうなぁ…とも思ったのですが、それはまた別の話。。。
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