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2020/4/8 19:00

世界最小0.28mm径の極細! 三菱鉛筆「ジェットストリーム エッジ」で挑む新時代のボールペン

【ド腐れ文具野郎 古川 耕 の文房具でモテるための100の方法】 

No.95

三菱鉛筆
ジェットストリーム エッジ
1000円(税別)

クセになる滑らかな書き味の油性ボールペン「ジェットストリーム」に、世界最小のボール径0.28mmが登場。新開発の「ポイントチップ」を採用しているため、細かい筆記作業をするときにもペン先がはっきり見えます。手が滑りにくいよう、グリップには細いライン加工を施しています。

 

油性ボールペンで世界最小! 0.28mm径の極細ペンで繊細にモテる

油性やゲルといったインクの種別を問わず、「史上最も細字のボールペン」が誕生しました。まるで抜け落ちた毛髪のようなか細い線が、ペン先からスルスルと紡がれていきます。ジェットストリームらしい軽やかな書き心地はいくぶん犠牲になっているものの、そもそもこの細さはジェットストリームインクなくして実現し得なかったという意味で、確かにこれはジェットストリームの正統進化版なのです。むしろ歴史から意図的に切断されているように見えるのは、製図用ペンのようなソリッドなルックスのほうでしょうか。

 

例えば、いまや打倒ジェットストリームの一番手となったゼブラ「ブレン」が、発売1年で500万本を売り上げたのは、性能以上にカジュアルで垢抜けた「いまっぽい外見」があったからだと睨んでいます。端的に言えば、いまの若者たちになじみのあるゲルインクボールペン的な外見が親しみを持って受け入れられたのでしょう。そして今回のジェットストリーム エッジもまた、ブレンと同じ時代感を共有しているとみて間違いないと思います。それゆえ本作はあえて「ジェットストリームらしからぬ」外見で、自らのアップデートに挑んだのです。

 

性能にしろ外見にしろ、あらゆる意味で文字どおり「尖った」ペンが、ファンにどう受け止められるのか? 反応を見るのが本当に楽しみです。

「ド腐れ文具野郎 古川 耕 の文房具でモテるための100の方法」バックナンバー
https://getnavi.jp/author/koh-furukawa/