新型コロナウィルスによる、今シーズンの中断が発表されたNBA。オールスターが終わり、シーズンも佳境に差し掛かるタイミングでの中断に、ファンからは落胆の声が聞こえてくる。
シーズン中断による影響はチームや選手だけではない。裏方などのチームスタッフや、アリーナスタッフ達の給料も支払われなくなる可能性があることから、生活が成り立たなくなることもあり得るのだ。そんな、前代未聞の危機に毅然とした態度でアクションを起こしたのは、各チームのスーパースター達だった。
大きな話題となったのは、今季のNBAドラフト全体1位でペリカンズに入団した、怪物ルーキー ザイオン・ウィリアムソンの声明。なんと本拠地で働くスタッフ全員分の給料を1か月分、自らの資金で補うというもの。「ペリカンズに指名されてから、今まで支えてくれている」「特別な存在だ」とスタッフへの感謝を綴ったSNS投稿には、「お前は本物だ」「信じられないルーキーだ」と各方面から称賛のコメントが殺到。これまでに85万以上の「いいね!」を集めた。まるでベテラン選手のようなふるまいをみせた怪物ルーキー。プレーはもちろん、人間性も含めて只者ではないようだ。
また、キャバリアーズのケビン・ラブも本拠地で働くスタッフへの支援や寄付を発表。彼のSNSではスタッフたちと写った集合写真とともに、愛のあるメッセージが綴られている。これには「本当にありがとう」「素晴らしい人間性だ」「リスペクト」と、ファンたちから手放しで称賛するコメントが殺到。これまでに14万以上の「いいね!」を集めている。
Oakland is closing schools bc of COVID-19. We support this decision but are concerned a/b the 18,000+ kids that rely on school for 2+ meals daily. @eatlearnplay is donating to @ACCFB to ensure every child has access to the food they need. Join us & donate https://t.co/nDqF7OoO0Z pic.twitter.com/nFp0w1eFqH
— Stephen Curry (@StephenCurry30) March 14, 2020
各選手が、それぞれの形でみせているコロナへの支援。前代未聞の危機ではあるが、普段は見えないコート外でのスター選手たちの素晴らしいふるまいに、敬意を表するはほかないだろう。