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イヤホン
2020/3/27 17:30

【濃厚レビュー】「テクニクス&パナソニック」初の完全ワイヤレスイヤホンの実力をプロがチェック!!

先日、GetNavi webでも第一報をお伝えしたパナソニック・テクニクスブランド初となる完全ワイヤレスイヤホン3機種が4月中旬に発売となります。すでにテレビCMもオンエアされており、気になっている方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、発売前の3機種をオーディオライターの山本 敦さんに実際に使って頂き、その実力を音質・機能・装着性などの項目ごとにチェックして頂きました。

↑オーディオライターの山本 敦さん

 

磨き上げられた音質のHi-Fiグレードモデル「EAH-AZ70W」

テクニクス

EAH-AZ70W

実売予想価格3万1000円前後(税抜)

テクニクスブランドの完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ70W」は、業界最高クラスの消音性能を実現した「デュアルハイブリッドノイズキャンセリング」機能を搭載していることが特徴。これは、イヤホンの外側に集⾳マイクを配置する「フィードフォワード⽅式」と、イヤホンの内側にマイクを配置する「フィードバック⽅式」を組み合わせた“ハイブリッド⽅式”に対し、さらにノイズキャンセリングの処理の方法としてデジタル制御とアナログ制御を組み合わせたもの。デジタル処理の弱みをアナログ処理で補うことで、より強力な消音性能を可能にしています。

↑イヤホン部にはタッチセンサーアンテナを搭載

 

また、テクニクスのHi-Fiオーディオ機器や先行している有線イヤホン「EAH-TZ700」の開発で培った音響技術を投入しており、大口径10mmドライバーの振動板にはグラフェンコートを施したPEEK素材を採用し、高域の伸びや豊かな低音を実現。ドライバーの背後には、空気の流れを最適化する「アコースティックコントロールチャンバー」を配置し、ドライバーの性能を引き出しています。

 

モバイル機器向けの専用アプリ「Technics Audio Connect」(無料)を利用すれば、左右イヤホンのバッテリー残量確認や、ノイズキャンセリング・外音取り込み機能の切り替えおよびレベル調整(100段階)が可能。音質のカスタマイズも行えます。

↑「Technics Audio Connect」

 

↑ノイズキャンセリング効果を100段階に調整できます

 

充電ケースの天面にはヘアライン加工を施したアルミ素材を採用し、高級感のある仕上がりとなっています。イヤホン部分はIPX4相当の防滴仕様。連続再生時間はイヤホン単体で約6.5時間(NC ON時)~約7.5時間(NC OFF時)、ケース併用時で約19.5時間(NC ON時)~約22.5時間(NC OFF時)。充電時間は、イヤホン+充電ケースの同時充電で約4時間。約15分の充電で70~80分使用できる急速充電機能も備えています。充電ケースの端子はUSB Type-C。BluetoothコーデックはSBCとAACに対応します。

↑充電ケースの天面にはヘアライン加工を施したアルミ素材を使用。高級感が漂います

 

山本’s Eye

【音質】

真面目に、かつ丁寧にサウンドを練り上げたHi-Fiグレードの完全ワイヤレスイヤホン。解像度が高く、ボーカルや楽器の音の輪郭線は息を呑むほどに美しい。ギターの乾いた音色、弾力感あふれるベースが心地よく耳に馴染む。

 

【質感と装着感】

イヤホンは耳にしっかりとグリップする。安定感が高く、IPX4相当の防滴性能もしっかりと備える。アルミニウムをあしらったケースの質感も高い。あえて注文を付けるなら、イヤホン本体もワンランク上の質感を追求したかった。

 

【機能】

音質を最優先に設計されたANCと外音取り込み機能の自然な効果が好感触。アプリからバランスを調節しても音楽再生がぶれない。初めて完全ワイヤレスイヤホンを使うユーザーも迷わず使える機能の数と直感的な操作性が魅力。

 

【総括】

パナソニックだけでなく、テクニクスのイヤホンが同時に出てきたことには驚いたが、それぞれ明快にキャラクターの違いがあって面白い。3機種すべて揃えてもいいほど。本機はきめ細かなサウンドが抜きん出ている。

 

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