スポーツは人々に勇気を与える。そんなことを思い出させてくれる動画が、今アメリカで話題になっている。
MLB公式SNSは、シーズン中にスタジアムで起きた心温まるシーンを集めた特別な動画を公開した。各球団のスター選手がスタジアムに訪れた子どもたちと交流するシーンを中心に、なんとも微笑ましい瞬間が集められている。ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが守備待機中にスタンドの子どもとキャッチボールをしている映像では、解説者達も「素晴らしい光景だ」と舌を巻いている。
Because we could all use a smile. ❤️⚾️ pic.twitter.com/YrmQWPo5Hq
— MLB (@MLB) March 20, 2020
また、ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウトが自身のユニフォームを着用した子どもに近づきサインをするシーンでは、喜びのあまりに子どもが涙を流しながら両親と抱き合っている。一流選手たちのこの振る舞いは、スタジアムを訪れた子ども達にとって一生忘れられないものとなっただろう。
その他、球場内でのファンの交流にもフォーカスが当てられている。あるシーンでは、ファールボールをゲットしたファンが、自身より年齢の低い子どもに譲ってハグをすると、周りの観客から拍手が送られた。スタジアムだからこそ起こり得る、素敵なヒューマンドラマの数々にSNS上では「動画を見て泣いているよ」「野球が本当に恋しい」といったコメントの数々が寄せられ、再生回数はすでに900万回を超える異例の盛り上がりをみせているのだ。
❤️⚾️ pic.twitter.com/NicY90kH1V
— MLB (@MLB) March 18, 2020
未だに開幕の目処が立っておらず、混乱状態が続いているMLB。事態が収束した後には、大勢のファンたちがスタジアムに集まり、このような心温まるシーンがたくさん見られるようになることを願うばかりだ。