パナソニックの「ヘアードライヤー ナノケア」シリーズといえば、髪に関心の高い女性に人気のドライヤー。この「ナノケア」の2016年新モデル「ナノケア EH-NA98」(実売予想価格2万1000円前後・税抜)が9月1日に発売されます。同社では、この新製品の発表に先駆けて「髪」をテーマにしたセミナーも開催。今回は、その様子をレポート致します!
ナノイーの発生量が従来モデルの約20%もアップ!
さて、ヘアードライヤーのナノケアといえば、濡れた髪を乾かすだけのドライヤーではありません。なんといってもナノイーの力で「使うと髪がキレイになる」というスタイルが人気。このため、一般的なドライヤーに比べると高価格帯の製品にもかかわらず、ここ数年では一番の売れ筋となっています。EH-NA98はこのナノイーの発生量が従来モデルの約20%もアップしています。
キューティクルがダメージを受けると様々なトラブルが
ナノケアが髪に良い理由を説明する前に、セミナーでは美髪アドバイザー/毛髪診断士の田村マナ氏が登壇。髪のダメージについて解説してくれました。田村氏によると、髪のダメージで特に注目したいのは、髪表面をうろこ状に覆う「キューティクル」の存在。キューティクルは外部刺激から髪を守るほか、髪内部の水分を閉じ込める役目もあります。このため、キューティクルがダメージを受けると「ツヤがなくなる」「乾燥する」「パサつく」「うねる」など、さまざまなトラブルが起きるそうです。
そして、このキューティクルは紫外線や摩擦、カラーリングなどの刺激に弱いため、日ごろから髪のケアをすることが重要。普段のケアでいえば、「濡れた髪をしっかり乾かしながらヘアアイロン級の高熱に長時間さらさないこと」が重要とのことです。また、「髪を絡ませない」「UV対策」「洗い流さないトリートメントでケア」などもポイントだといいます。
強弱の風で髪をほぐし水滴を風で吹き飛ばす
ナノケアが髪に良い理由のひとつが、髪をすばやく乾かせること。ナノケアのノズル先は「速乾ノズル」と呼ばれるスリットがあり、このスリットが「強風」と「弱風」の強弱のある風を送風します。濡れた髪は水分で毛束が固まりになっていますが、この強弱の風で効率的に髪を「ほぐす」ことが可能です。さらに、ほぐれた髪の間の水滴を強い風量で吹き飛ばすため、素早く髪を乾燥させることができるのです。
また、ヘアアイロン級の高熱は髪にダメージを与えますが、ドライヤーの温度ではダメージを与えません。さらにナノケアはタイミングよく温風と冷風を切り替える「温冷リズムモード」を搭載。約60℃以上の温度で髪のうねりなどのクセを伸ばし、約40℃以下の冷風で伸びた髪を固定します。このため、髪の流れが揃い、ツヤのある髪になるそうです。
ナノイーがキューティクルを密着させツルツルに!
そして、ナノケアで外せないのは、名前の由来にもなっている「ナノイー」の存在です。現在、多くのドライヤーは「マイナスイオン」発生機能を搭載していますが、パナソニックによるとこれは水分子を微粒子化したもの。一方、ナノイーは酸素に水分が融合した微粒子です。ちなみに、ナノイーの水分量はマイナスイオンの約1000倍にもなります。
同社によると、マイナスイオンは髪に「付着」するだけですが、ナノイーは大きな水粒子の力で髪に「浸透」するそうです。これにより、ダメージで毛羽立ったキューティクルを髪に密着させる力があるのだとか。キューティクルが密着すると、髪表面がツルツルになるので指通りがよくなるほか、キューティクルが内部からの乾燥を防いで髪の広がりも抑えます。さらに、同社の実験ではナノイーを当てた毛髪は、紫外線によるダメージも少なくなったそうです。
会場では、ナノイーの発生量が2割アップしたという新製品を、実際に手に取って体験もできました。実際にEH-NA98を使用した人からは「風を当てた側だけサラサラしている」などの声も挙がり、「さすがはナノケア」といった印象です。
パナソニック http://panasonic.jp/
EH-NA98ニュースリリース http://news.panasonic.com/jp/press/data/2016/07/jn160706-2/jn160706-2.html